前日の夜、NanoKVMのリモート動作を確認しようと家に戻ったら、先ほどまで点いていたOLEDの液晶パネルが消灯している。その他のステータスLEDも消灯だ。
おかしいな・・と、PCを再起動して調査。ちなみにこの時、再起動に異様に時間を要し、途中諦めて強制電源断をする。
その後、ACケーブルを外したり、色々試したが、NanoKVMのOLEDパネルは点灯しない。
試しに外部DC給電を試してみたが、それも音沙汰無し。おかしいな・・早速壊れたかな・・。
この日は諦め、Aliexpressの販売者に質問のメッセージを投げかけ、就寝。
翌朝起きて、あらためてPCの主電源を入れてみると、OLEDパネルが点灯した!
何だったのか?何かの拍子に治ったのか?
一抹の不安は残るものの、取り敢えず起動はしたので、NanoKVMの基本機能の動作確認を行うことにする。
OLEDパネルに表示されるDHCPでリースされたIPアドレスで、ブラウザからアクセス。認証画面が表示される。
初期ID/パスワードはadmin/adminという脆弱なもの。これを入力すると、真っ暗な画面が表示された。
NanoKVMの制御コンソールの、電源アイコンをクリックすると、リセットや電源ボタン操作が並ぶ。その中の、電源ボタン1クリックを選択。暫くするとPCの起動ロゴが表示され、Windowsログイン画面になった。
動作は問題ないようだ。良かった。
その後、一通りの動作を確認する。動画コーデックはH.264で解像度は自動、フレームレートは30fpsとなっている。設定は問題無さそうだが、ちょっと画が汚いかな・・という印象を受ける。また、遅延も少し気になる。マスカーソルの残像が見える。リモートデスクトップの方が快適だが、まあ、OSを介さずにやっているのだから、及第点だろう。
その後、ファームウェアを最新に更新。メニュー表示が若干変わった。
余談だが、NanoKVMは話題のVPNサービス、『Tailscale』にも対応している。ルータなどを介さず、ゼロコンフィグで構築できるとのことで、便利そうだ。自分環境はVPNがあるので不要ではあるが、面白そうなので、一度どこかで試してみようと思う。
年末に注文していた、IPMI環境を普通のPC環境で実現する、NanoKVMのPCIe版が2つ到着したので、まずはサブPCにテスト導入してみる。
まずは開封の儀。
Aliexpressで購入したにしてはかなりしっかりした梱包で到着した。防水ラッピングされた茶段の中にエアクッションに包まれたパッケージが2つ。雨にも強く、これなら押しつぶされることもない。
開梱すると、カード本体と各種ケーブルが姿を現す。ケーブルは、PCケース内配線用のPOWERケーブルやUSBケーブル、USBは外配線用のものもある。
今回、PoE仕様のカードを注文したが、PCIeから電源が取れてシャットダウン時も給電されるのなら、それも不要となる。
サブPCのケースを分解して、挿入位置を検討。USBブラケットを挿している場所にPCIex1スロットがあるので、そこにNanoKVMを取り付け、USBブラケットは1列ずらす。
フロントヘッダ用のピンを、付属のケーブルでマザーボードに接続。NanoKVMで中継する形になるのだが、このPCは変則的にリアパネルの隙間からPower ON/OFFのスイッチだけ出しているので1ペアの2PINを接続する。
キーボード/マウス用のHDMIは外から配線する手もあるが、綺麗に整線したいので、内部のUSBピンヘッダに接続する。
カードの実装は終わり、一度簡単に起動確認。問題なく、POWERスイッチで起動する。
起動してびっくりしたが、PCIブラケットの端に、小さなOLEDの液晶パネルが付いていて、IPアドレスなどのステータスが表示される。この小さなエリアに、大したものだな・・。
続いて、HDMI出力を結線する。
これも事前に購入してあった(別用途だったが)HDMIの2分配器と極細HDMIケーブルを接続。
2分配器はHDMIからの給電で動かないかな・・と思ったが駄目だった。USBでPC本体から給電して画が出るようになった。
リモート接続の詳しい動作確認は、あらためて行うことにする。
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