常時接続環境の日々・2015
Windows 10 TH2がなかなか降りてこない。3台ある10 PCのうち、Professionalの1台は早々に降りてきたが、Enterpriseの2台はさっぱり。Enterpriseは慎重なのだろうか・・。諦めて強制適用しようかと思ってた矢先、2台ともにアップデートの通知が。デスクトップは早々に適用し、仕事で使っているMacBookは、休日に落ち着いてやろう・・と思っていたら、アップデート予約の日時設定を間違っていたのか、札幌に出張中の夜中にアップデートされていた。しかも、モバイルルータを経由して。まあ、会社支給だから良いのだけど、このダウンロードだけで2Gオーバーになってしまっていた。幸いにも、仕事で使う機能に関しては、特に不具合は認められず。ほっとした。 一方、デスクトップ機はチーミングが無効になってしまった。これは既知の問題で、先にアップデートされたProfessional機も同じだったので判っていたのだけど、残念。Intelドライバの機能でのチーム化も使用できない。Windows10や8.1でのチーミングは、PowerShellを使う方法で、サーバOSのようにGUIでできる訳ではないので、公式サポートの機能ではないのかもしれない。なので、未サポートにされても文句は言えないのだが、残念だ。 余談だが、NICが一度解除された関係で、ドメインログオンに異常が出るようになってしまった。IPを再設定してもうまくいかず悩んだのだが、結果は、IPv6が有効になっているためだったようだ。Flets環境下などで起きるようで、色々回避策はあるようだが、面倒なのでIPv6を無効にしてしまった。 ![]() 6台目ディスクのアップロード推移 ちなみに今回のアップロード推移、今までにない謎の挙動を示している。グラフからは除外しているが、異常値が二度ほど出ている。一回は顕著で、1/16のcode42からのレポートでは、アップロード100%が記載されているが、その前後は23.5%と28.8%。明らかにおかしい。また、異常値とは考えられないものの、3/2から3/9に、34.3→14.0とアップロード値が下がっているという謎の挙動を示している。データがロストしたのか、数値的な異常なのか謎だが、3/9以降の推移に異常は見られないため、数値異常ではなさそうだ。また、7/1→7/8は51.8→67.2と一挙にアップロードが進んでいる。もしかすると、3/9→7/1の間が何らかの異常でアップロード値のレベルが全体に下がってしまったのかもしれない。 ![]() ジョイントされた光ケーブル ![]() 減衰ないか少し心配 ![]() 監視カメラのケーブルも交換 夕方になり、NTTのサービスマンが到着。当初、ケーブルを張り直すのかと思っていたのだが、ケーブルの余長を見たりして、発光器でケーブルの損傷具合を見ているようだ。結局、ケーブルはジョイントして修復することができたようだ。しかも、修理代はゼロ円。なんでも、宅外の修繕は無料、宅内は有償とのこと。今回は配管パイプの中で損傷で、グレーンゾーンだったため、無性にしてくれた。さらに、ネズミ対策のケーブルカバーを巻いてくれた。通線チェックも問題なく、1時間弱で復旧作業は完了した。いやあ、それにしても飛んだ災難だった。ちなみに、監視カメラのDCケーブルも、この週の週末にジョイントして修復。他に障害も無さそうで、完全復旧に至った。 ![]() ネズミの尻尾が・・・ QuadのNICを二枚、DualのNICを一枚買ったので、NICの乗せ換えとLAN配線の変更を行う。ついでに、BackUp LAN用のハブも、LAG対応のものを注文し、帯域増強を図る。以下、更新点。 Hyper-VサーバのDual NICをQuad NICに変更、併せてSATAカードを変更 Main PCのDual NICを同じくDual NIC(hp OEM)に取り換え、併せてOS更新 サブPCのSingle NICをDual NIC(hp OEM)に変更 ファイルサーバにQuad NIC(Lenovo OEM)を増設、併せてSATAカードを変更 今回のリニューアル機器用のLANケーブルを極細タイプに変更 チーミングの設定変更 Backup用LANのハブをLAG対応に変更 ■Hyper-Vサーバ Hyper-Vサーバにはhp OEMの、Broadcomチップ搭載のQuad NIC(331T)を実装。これまで使っていたIntel ET Dualと交換する。併せて、3枚挿さっていたSingle NICのIntel CTのうちの1枚を外し、眠っていたSiI3132ベースのeSATAカードを増設する。オンボードのASMediaのeSATAがPMPが効かず、今後のHDD増設に対応できないための措置。 ![]() hpブランドのBroadcom Quadカード ![]() ロープロ対応で、フルハイトだと何故かDualになる ![]() 玄人志向のSiI3132搭載SATARE2-PCIE Quad NICは、hpのサイトから最新のドライバとファームを落とし、適用。古いバージョンだとHyper-V環境で速度低下とトラブルがあるというので(dell.comで確認)。続いてチーミング設定。今回、4ポートをそのままメインLANのハブに繋いでチーム化する。 当初、BroadcomのBACS4というツールでチーミング設定をしようと考えていたのだけど、うまくいかない。うまくいかない・・というか、チーミングの設定ボタンが出てこない。Web上のスクリーンショットを見ると、フィルタ・プルダウンから"TEAM VIEW"を選択していくようだが、この選択肢が出てこない。原因は不明だが、悩む時間も勿体ないので、OS謹製のチーミング設定を行うことにする。ハブ、NICともにLACPの設定で、あっさり接続できるようになった。 ![]() BACSではチーム化の設定が非表示となる 1)チーム化設定 2)NICを選択、有効化 3)LACP設定 4)ハブ側のLAGのポート設定 5)仮想スイッチの外部ポートを作成 6)各仮想ゲストでNICに仮想スイッチを選択 こんな感じになる。 ![]() ローカルサーバー >> NICチーミングの設定を開く ![]() チーム化する物理NICを選択 ![]() LACPの設定を施し、ハブとリンクする ![]() 仮想スイッチを作成し、Multiplexor Driverを選択 ![]() 仮想マシンの設定でネットワークアダプタに仮想スイッチを割り当て ![]() 仮想スイッチには物理NICと仮想NICが並ぶ ![]() SiI3132カードのプロパティ メインPC、サブPCはともに今回、Windows10にupdateされた。いずれもIntel PRO/1000 PTボードを挿し、メインLANはチーミングでハブと接続することとしたのだが、ここで問題発生。Windows10環境では、Intelのドライバをインストールしてもチーミングの設定が行えないのだ。Microsoftのin-boxドライバのプロパティしか表示されず、Intel PROSETの画面が出ない。どうもこれは、既知の問題のようで手の打ちようがない。PROSET自体はWindows10対応もしているようなのだが、困ったものだ。Windows10は2012 Serverと違ってOS謹製のチーミングの仕組みも無いし、個人レベルでは打つ手なし。Intelが対応をするまで、しばらくシングルで使うしかなさそうだ。 その後、色々調べていたら、WindowsクライアントOSでも、PowerShellのコマンドで設定すれば、チーミング設定が可能であることが判明した。 手順は以下。 PowerShell ISEを管理者権限で起動 以下のコマンドをタイプ New-NetLbfoTeam "intel_team" -TeamMembers "intel_pt_dual_#1","intel_pt_dual_#2" -TeamingMode LACP ![]() PowerShellでチーム設定 ![]() チーム化されたネットワークアダプタ remove-NetLbfoTeam "intel_team" と、タイプする。 余談だが、この作業をしていたら、何故かサブPCのチーミングアダプタだけ、IPアドレスを設定しても、再度プロパティを開くと空になっている、という謎の現象に見舞われた。アダプタを作り直しても、名前を変えてもダメで、結局、以下を見て、netshコマンドでTCP/IPをリセットした。 https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/299357 netsh int ip reset c:resetlog.txt これで再起動して、再設定したら記憶されるようになった。 ■LANケーブル更新 LAN構成の変更に伴い、ケーブルも一部変更。本数が増えるため、従来使っていたケーブルだとモールの中を通すのが困難だからだ。これまでLANケーブルには拘りがあって、極細タイプの使用は避けてきたのだけど、5m以内の長さならケーブルによる際はほとんどないようなので、今回踏み切る。以前のGIGAZINEの実験では、CAT5eも、6も7も、きしめんも極細も普通のも、顕著な違いは見受けられなかった。 ![]() ずらりと並ぶLANケーブル ![]() 極細でツメが折れないコネクタケーブル 今回変更したのは、主にQuadやDual等のチーミング設定を施すラインで、従来の一本分の配線スペースで、十分に二本の配線が可能であった。 全部で17本のケーブルを買ったため、総額は1万円を超えてしまった。ちょっと勿体ない気もするが、仕方がない。ちなみに今回選んだのはエレコムの極細タイプ。コネクタが爪が折れない素材を使用したタイプで、非常に使い勝手が良い。カラーバリエーションが少ないのが唯一の難点か。今回の敷設では、メインLANは青、バックアップLANは黒のケーブルを用いるようにした。 ![]() Quad NICにケーブルを挿す ![]() ハブにもケーブルが挿さる あまり必要性はないのだが、NICを追加し、各PCのLANポートに余裕が生じたので、バックアップ用のLANもチーミングに対応できるようにハブを更新。NetGearの8ポートのものが安かったので、入れ替え。 ![]() バックアップ用ハブのGS108T ![]() ハブのIPコンフィグレーションを設定 ![]() チーミングのメンバーポートを設定 ![]() LACPの設定を施す |