<LAN構築の歴史>



1993年 ・Macintosh Quadora 700購入
思えば、このQuadora購入から、LAN生活のスタートが始まったような気がする。Quadoraは、当時のパソコンとしては珍しく、始めからEthernetのポートがついてた。AppleはAAUIという独自のコネクタを採用してたので、トランシーバが必要になるんだけどね。でも、買った直後はこれ一台しかLANに繋がるデバイスはなかったので、宝の持ち腐れだった。

・LoaclTalk対応のPSプリンタ、OKI Microline800PSIILT
当時の仕事の関係で、PSプリンタには盲目的な憧れがあり、30万以上したけどキャッシュで購入。当時営業の仕事してて、自分の担当していたAppleのディストリビュータ(滝商事)から、デモ機価格で売ってもらった。ダイワコンピューテック(沖の代理店)から直送された覚えがある。で、このプリンタ、MacターゲットのPSプリンタなんで、当然のようにLoaclTalkポートがついてて、ネットワーク印字ができる。Apple純正のLocalTalkって、あまり普及してなくて、電話線を利用したPhoneNetというファラロンのトランシーバ買って接続した。印字品位もネットワーク接続も、満足度は高かった。

・PowerBook Duo210
Duo210の在庫処分品を格安で買う。これも、仕事の関係で、当時Appleのディーラーだった西武百貨店の人に売ってもらった覚えがある。LocalTalkはもちろん付いており、これで初めてホスト-ホスト間のネットワーク接続が可能になった。ファイル共有とか自宅で初めて実現したときは、本当に大感激だった。


1994年 ・PC-9801BX2
この年の夏に初めてWindowsマシン(と言ってもプリインストではないけど)を買った。今でもこいつは、お絵描きで手放せないでいるんだけどね。で、買った時点では、LANとか一切なし。

・Gateway2000
年末には、初めてのAT互換機を買う。しかも出たばかりのPentium90Mで、これまた初物で、当時最速だった4倍速のATAPI CD-ROMドライブもついてて満足度は高かった。こいつには、Windows3.1の他にも、NT3.5とかOS/2とか入れて遊んでた。でも、やっぱりこの時点ではNICは付けてなかった。


1995年 ・Macintosh9500/132
8月だったと思うが、早くもメインマシンを買い替え。これに伴い、ネットワークを一気に10Base-Tに移行する。9500と同時に、98、ATそれぞれのNICと、10Baseのハブ、Quadora700用のトランシーバも買った。なんか、今一つどうやってMacとその他のPCをつなげていたか思い出せないのだが、CopsTalkとか使ってたのかもしれない。あれ、98はどうしてたんだ?うーん? ところで、この9500は初期不良(一台目は起動せず、二台目はFDD不良)で、結局使えるようになったのは10月とかだったような気がする。やれやれ。
それから、これもよく思い出せないけど、この頃Duo210用の、NewerのEtherMicroDockというイーサアダプタ買ったような気がする。LocalTalkの沖のプリンタは、Quadora700にソフトウェアブリッジを入れて、経由して使ってた。この頃から、ブリッジとかルータとか、LAN製品に興味を覚えるようになる。

・インターネット
確かこの年の夏辺りに初めてインターネット接続を始めた。ISPはアスキーで、当初は144か何かのモデムで接続して、秋とかに288のモデムに変えたような気がする。

・Travanドライブ
年末にHPのTravanテープドライブを買う。テープバックアップにも以前から興味あり、安いので買った。内蔵タイプで、おまけで付いてきたSeagateのバックアップソフトとかを利用した。その後、NTサーバで使ったりもしたが、うるさい割には容量が小さかった。


1996年 ・Netwareサーバ
なんかこの辺りって記憶が薄いんだけど、年明け早々か、春だかに、ジャンク屋で新品のDELLの486マシンを買ってNetwareサーバを構築した。Windows95の直後だから、やっぱりこの頃かなあ? Netwareなんで、MacもPCもつながり、かなり快適だった。ディスク容量は500MBくらいだったような気がするけど、この頃は十分だった。NT3.51Serverとかも、実験的に使ってみたけど、当時の記憶ではPC98で使用したLANManagerがコンベンショナルメモリ食い過ぎてやめたような気がする。

・レンタルサーバ
このページがおいてある、digiwebと、この年の春に契約する。ドメイン名を早くも取得した。

・ISDNとターミナルアダプタ(初代MN128)
この年の6月あたりに、ISDNとTAの導入を果たした。当時品不足で、予約してやっと手に入れた覚えがある。TAはNTT-TE(BUG)製。DSUが別になっていた。小型の新型DSUでちょっと嬉しかった。(昔のDSUは巨大だった。)でも、このTAは結局一年ちょっとしか使わなかった。


1997年 ・自作AT互換機追加
安いマザーとCPUを買って、Gatewayのアップグレードを計画。勿体ないので安いケースを買ってもうマザーの換装を試みる。しかし、この時買った安物ケースって、小さくて、Gatewayのマザーが入らないため、結局完全に新しいマシンが一台増えた形になってしまった。古くなったGatewayには、NTサーバを入れて、新マシンはWindows95を入れた。この新マシンには、その後LINUXとかFreeBSDを入れてサーバになり、現在は払い下げられた。

・沖プリンタ用10Baseアダプタ
当時使ってたソフトブリッジが、サポート打ち切りに伴い、ハード製品へのトレードアップキャンペーンをやってたので購入。3万くらいだったような気がするが、当時としては格安だった。sonnet製だったような気がする。10Base環境に統一できて、快適になったけど、この下に書いてあるけど、プリンタ自体が不調になり、結局すぐ買い替える結果になってしまった。

・ISDNルータ(初代MN128SOHO)
この年の夏に、出たばかりのBUGのルータを購入。すごく快適になる。この頃になると、インターネットはなくてはならない存在になってたので、本当にルータは満足度が高かった。

・EPSON LP-9200PS2
秋だったと記憶するが、沖のマイクロラインが不調続きで、プリンタを買い替えることにする。マイクロラインは感光ドラムがやられただけだったのだが、ドラムだけで4万とかしたので、思い切って買い替えてしまった。しかし、買い替えたこの9200は、オプションもろもろ込みで50万近くした。たけー。確か、出て一ヶ月くらいで買ったような気がする。このプリンタは、10Baseポートは始めからついてて、LPDやIPX、AppleTalkとマルチプロトコルなものだった。telnetでログオンできたり、arpとか色々使えてすごく楽しかった。フォントはモリサワものをたくさんのせて、両面印刷、HDD搭載と、充実の環境だった。

・SONY VAIO 505
VAIO 505を予約して購入。10BaseのPCMCIAのLANカードも購入して、もちろんLANにも参加させる。


1998年 ・新自作AT
年明け早々から、新ケースの主力マシンを組み立てる。はじめ、マザーはもらいもんの430TXを使ったが、最終的に夏にCeleronと440BXマザーを買い、一応の完成を見せる。

・初の100BaseNIC
この年の暮れに、はじめての100Base製品を買う。DECチップのAcerの100Base NIC。この後、急速に100Base化が進む。この頃は、猛烈にスイッチングハブ環境(あるいはデュアルスピード)への移行を検討していたような気がする。


1999年 ・すぐにもう一枚NIC(3C905B)
調子にのって、正月にも100BaseNICを買う。今度は3com純正。段々プランド指向に火がついていく。

・新Mac Yosemite導入
発売日に並んで購入。年明け直後。もちろん、100Baseには始めから対応。チップはLevel1テクノロジーだったような気がする。(あれ、ルーセントかな?)

・新サーバ構築
年末に買った横置きケースと16GBのHDD2台、DDS3ドライブ、余った430TXマザーなどを組み合わせ、NTサーバを構築。それまで、サーバは暫定的な構築が多く、半年くらいでころころ構成変えていたんだけど、キチンとした構成で一度組み、使うことにする。DDS3導入により、大容量のバックアップが可能になる。

・スイッチングハブを導入
つ、ついに憧れのスイッチングハブを導入!なんか、この頃、SWハブは日に日に安くなっていった。3万とかで買ったけど、この直後にすぐ1万円台に割り込んだような記憶がある。
でも、感激はひとしおだった。特に、何が変わったって訳でもないのにね。嬉しかったよ。分解して中のチップとか眺めた覚えがある。買ったのはPLANEXの製品だけど、ファン付きでうるさいのがたまに傷。


2000年 ・Windows2000に全面移行
Windowsメインマシンとサーバの双方を、Winodws2000に移行させる。年末から2000PROのRCを使ってたけど、大きな問題もないので、一気に導入。それに合わせてマシンもリニューアル。

・ケーブルTVで常時接続
CATVを導入して、常時接続環境に移行する。

・ケーブル/DSLルータ導入
CATVインターネットをIPマスカレードで共有接続するために、LINKSYSのルータを導入。IPフィルタリングや、ポートフォワーディングの機能もあり、ファイアウォールとしても十分機能する。

・自宅内LANを導入
自室だけでなく、全家屋内にLANを導入。本当は無線LANにしたかったんだけど、予算の関係で、普通の10BaseのLANにする。PLANEXの10Base PCIのNICを買ったが、1000円だった。安くなったもんだ。

・FW LINUXルータ
LINKSYSルータのファームに問題が多いので、Floppy-FWでルータを組む。余っていたDELLのPCで構築。スピードも安定性も問題なく、こっちをメインのルータとして利用するようにする。


2001年 ・ついにGiga-bit対応機器
Maicntosh G4を買う。本機の最大のフィーチャーはDVD-Rドライブだが、ネットワーク的にはGiga-bitのポートを持っているのが大きな特徴。とは言っても、Giga-bitのスイッチはまだ高いので、せっかくのポートが活かせない。何とか年末あたりにはGiga-bitスイッチ導入したいけど・・。

・ADSLと宅内サーバ
Digiwebとトラブルがあり、解約。ADSLを契約し、固定IPを一つ入手。この固定IPで宅内にインターネットサーバを設置する。ADSL用として、しばらく眠っていたLINKSYSのルータが活躍。ファームのアップデートで、安定性も増し、PPPoEにも対応。


2002年 ・本格的にActive Directory環境を導入
家庭内LANにActive Directoryを本格導入。ドメインコントローラは二台にし、一台はルータ構成。IntelliMirrorの機能を活かし、RISやアプリケーションの配付、GPOによるユーザー管理など、様々な機能をトライする。

・ついにFTTH。WANも100Mbps時代に!
毎年、WAN環境がアップグレードされていくが、今年はついに、100MbpsのFTTHに。B Flets ベーシックコースを導入したのだ! 果たして、来年以降、これ以上の増速はあり得るのだろうか?
また、それに合わせてルータもセンチュリーの半業務用製品に切り替え。この製品はACアダプタ駆動で小さいのだが、一度も止まったことがないほど、快調。スピードはほどほどだけど。

・無線LANを導入
久々のノートPC新調に合わせて、無線LANを導入。802.11bの、エレコムの格安のAPを購入。しかしながら、このAP。その後着実にファームがアップされるし、電波強度も強いし、安定しているし、非常に良い製品だった。デザインも秀逸。

・Giga-bit環境へ移行
玄人志向の4ポートのGIGAハブと、Intel NICなどを買い、メインのLANをギガビット環境へ移行する。まあ、1対1の実効で2〜300Mしか出ないんだけど、満足度は高い。100M移行の時ほどの感激はないけど・・。


2003年 ・PCの静音化を進める
この年はLAN環境の大きな変更はないが、サーバを中心としたPCの静音化が進む。静音化電源やファンレスサーバなど導入した。また、メーカー製PCをたくさん買った年でもある。VAIOにiBookに、PowerMacを2台(買い替えだが)と、非常に珍しい。ヤフオクにはまって、持ち物を回転させる術を覚えたのが大きい。

・GIGAスマートハブ
格安の、8ポートスマートギガスイッチを導入。しかし、そのインテリジェント機能は全く使わず。結局このハブ、1年もしないうちに調子が悪くなってしまう・・。

・ネットワークメディアプレーヤー
IOデータのネットワークプレーヤー・リンクプレーヤーを導入。これはエロ動画視聴用に大活躍する。それまでRealMagicを使ってエロ動画を見ていたが、かなりスマートな環境になる。ただし、再生できない動画形式が多いのと、動きがトロいのがたまに傷。


2004年 ・ファイルサーバ進化
ファイルサーバが大きく進化する。テラバイトサーバへと一気に変貌を遂げていく。

・無線Webカメラ
無線Webカメラを猫監視用に購入するも、結局ほとんど使わずに終わる。

・BBルータ追加
Bフレは、インターリンクとエキサイトのデュアルリンクで利用していたが、1ルータだと回り込み(一度インターリンク回線で外に出て、エキサイト回線で中に入るとか・・)ができないので、もう一台ルータを追加で導入する。これで、かなり快適になる。Webサーバとかの動作テストが簡単にできるようになった。

・宅内LANの無線化
宅内の有線LANが、ケーブルの劣化からか(一部屋外に出している・・)、スピードが出ないようになってきた。で、BUFFALOの安いUSB無線アダプタを買って、宅内LANを一気に無線化する。


2005年 ・オーディオ機器を無線LANで融合
AirMac Expressを導入。iTunesで再生する音楽を無線で飛ばして、AVアンプに繋がったスピーカーで聞けるようにする。結構気に入っていたのだけど、無線APの調子がイマイチで、音が途切れることがしばしば・・。

・Pentium/Caleron M環境浸透
Pentium/Celeron M系のPCをたくさん組む。このCPUは、低消費電力で性能も良いので非常に気に入った。サーバや、メディアセンターPCなどで使用する。

・TVレコーダー
初めて、家電製品としてLANポートのついた製品を買う。東芝のRD-X1。安い割には機能豊富で、必要十分な製品。


2006年

・イスラエル製Intel CPUに移行
Mac、PCを含め、多くのPCがイスラエル・インテル設計のCore/Core2などのCPUに移行する。省電力設計で高性能。実に9台のPCはインテル製のCPUとなった。


2007年

・ファイルサーバ一新
玄蔵などのストレージケースを複数台接続したファイルサーバを一新。13台のHDDを搭載できるサーバと、PCケースを流用したeSATA大型ストレージに一新し、省電力化とシンプル構成を実現する。HDDの1TB化も一気に進行。手持ちのHDDはほぼ1TB製品となる。


2008年

・AVシステム更新
TVを含むAV機器、オーディオシステムを一新。重厚長大な機器を、小型軽量なものに置き換えた。デジタル化も急速に進み、PCとのシステム融合も大きく前進した。

・NGNに移行
インフラを全面的に更新。Bフレベーシックをネクスト(NGN)に。また、CATVを解約して、地上デジタル、110度BS/CSに全面移行する。


2009年

・クルーズ&アトラスの導入
LANとは全く関係ないが、これまでスチールラックと安い椅子で構成していたPC利用環境を、オカムラのクルーズ&アトラスというリッチなPC専用ファニチャーに一気にリニューアル。非常に快適な環境となった。


2010年

・ホームネットワーク構築
DLNAをベースとした家庭内AV機器のネットワーク対応を一気に進めた。LINNやSqueezebox等のネットワークオーディオや、Windows Home ServerベースのDLNAサーバの導入、対応ネットワークメディアプレーヤーの購入等、その種類は多岐にわたった。PT1ベースのTVレコーダの本格運用も開始し、音楽も動画もLAN経由で簡単視聴できるようになった。


2011年

・仮想サーバの導入
HNyper-Vベースの仮想サーバを導入し、ドメインコントローラとWebサーバは仮想サーバのゲストOS上で動作するようになった。

・3D映像機器の導入
ネットワークとは直接環境内が、3D対応のAV機器を一気に導入。ビデオカメラ、テレビ、BDレコーダー、ヘッドマウントディスプレイ、編集ソフトとあらゆるものを購入した。


2012年

・監視カメラシステムの構築
中華なIPカメラを中心とした監視カメラシステムを導入。屋外3台、屋内2台のカメラを一挙に稼働。PCベースのレコーダと合わせて、常時監視が可能となった。iPhoneからVPN接続して外出先から見る事もできる。

・IPベースリモコンの導入
これまで様々な学習リモコンを使ってきたが、なかなか決定版に巡り会えず。その悩みが遂に解決。グラモというベンチャー企業のiRemoconというIPベースの学習リモコンを導入し、エアコンも含むほとんどの(WiFi制御のもの以外)機器をiPhone、iPadでコントロールできるようになった。ボタンのカスタマイズも自由自在、IR発光部も拡張できるため、室内のほとんど箇所にまで赤外線が届く。外出先からの制御も可能で、上述の監視カメラの導入も相まって、宅内機器の遠隔監視&制御も自由に行えるようになった。