今年も、総括の日がやってきた。
毎年恒例の、今年の5大トピックスを考察したい。
まず第一位。大容量ハードディスクの大人買い。
今年は、ファイルサーバのHDDが耐用年数をオーバーし始めたため、更新を開始した。3月に東芝の16TB品、MG08ACA16TEの購入からスタートしたのだが、結局、東芝x9台、WDx2台の、合計11台もの16TB HDDを購入した。
東芝は振動センサーが誤作動するため、ゴムワッシャーはご法度・・という事前情報がインプットされていたので、取り付けに留意し、一台もトラブルに見舞われることはなかった。
WDは高嶺の花のGoldを2台買ったのだが、6月に大特価があり、@33,808円で購入できた。この価格なら、もう何台か買っておいても良かったかもしれない。
また、HDD関連で言うと、昨年から検討をしていた、HDDの取付穴位置変換金具の自作を、ついに決行した。1台辺り2,640円と高くついてしまったが、これのおかげもあり、件の振動センサー誤作動による東芝HDDのエラーを防ぐことができた。
また、HDD増設に端を発して・・となるが、MiniSAS HDのHBAカードへの換装も忘れられない。当初、死蔵品のOEM RAIDカードとエキスパンダを使用したのだが、RaidPort0リセットの警告で反応がなくなる不具合が散発。
未開封の同世代のBroadcom純正HBAカードに買い替えたが、これも認識に問題が・・。結局、HBAとエクスパンダの両方のFWのリビジョンを上げたり下げたりして、ようやく落ち着いた・・。とんだ散財&手間暇をかけてしまった・・。
第二位は、これもストレージになるのだが、SSDの大暴落。
今年の一枚目は、2月に買ったKIOXIAのG2 2TBで、17,980円だったのだが、この直後に大暴落に見舞われる。
中国YMTCの232層TLCの特価大放出の影響なのか、HIKSEMI製とそのOEM品と思われるNVMe SSDが、信じられない価格で市場を賑わす。
自分も3月下旬に、アリエクでMiWholeブランドの2TB品を11,000円前後で購入。スピードも問題なく、発熱も少ない。言う事無しだ。
その後、HIKSEMI一派のSSDの大暴落に呼応して、大手SSDも軒並み価格を落としてくる。
本家HIKSEMIのFUTURE 2TB、特価販売のSAMSUNG 980PRO 2TB、そして大盤振る舞いのキャッシュバックキャンペーンを展開したSOLIDIGMのP41 Plus 2TB、仮想基盤のSSDが不調で買い替え購入した同じくSOLIDIGMのP44 PRO 1TB。そして年末間際には、Mac用にSAMSUNGの990PRO 4TB品も購入する。
本当に一年前の年末には信じられない大暴落ぶりだ。これ以上NVMeを挿すスロットはないし、2TBの未使用SSDが2枚も手持ちで余っている状況だ・・。
第三位はTVレコーダの8年ぶりの更新。
安定動作はしていて困ってはいないTVレコーダではあったが、流石に8年経過・・ということで、更新を検討(実際には昨年からの継続検討)。
当初、Gemini Lake世代のAtomマザーでの更新を検討していたのだが、その次のJasper Lake世代のマザーの情報も入ってくる。昨年から、PCIe変換基板とかメモリとか、周辺を購入し始めていたのだが、一向にJasperマザーはリリースされない。ミニPCとか格安ノートなんかだと、Jasper搭載品が溢れ買っているのだが・・。
そうこうしていると、アリエクで産業用のJasperLakeマザーを目にする。2.5GのLANが4ポート、SATAも6ポートと、NAS向けを意識した仕様だ。2万円弱と、Atomマザーとしては高めだが、興味を惹かれ購入に至る・・。
マザーが届き、構築準備まで始めたのだが、大きな問題で躓く。まず、玄人志向のACアダプタ電源でブートしない。通常のATX電源なら起動するので、仕様がマッチしていないのだろう。その後、SFX電源ユニットを買い直して起動するようになり、OSのセットアップまで行ったのだが、最後の最後で、M.2からの変換基板に接続した2枚目のPT3が認識されないことが発覚・・。さらに、AVOBE 4Gの設定がないためBon_Driverの初期化にも失敗・・。
結局、Jasper Lakeマザーの使用を断念して、その後発表になったAlder Lake-NのN100マザーを追加購入するにこと・・。
ここに至るまで、Jasperマザー、メモリ、電源など、無駄な買い物をたくさんしてしまった・・。
しかしながら、お陰様でN100マザーは好調。TVレコーディング環境の移行も順調に完了して、8年ぶりのTVレコーダ更新は完了した。
第四位は気づけばAlder Lakeばかり・・。
第三位のTVレコーダーで使用したCPUがAlder Lake-NのN100。その他に、会社で使う用にN100のミニPCを購入。サブPCの更新も行ったが、こちらもCPUはAlder Lakeのi5-12400。
3つの12th Alder LakeベースのCPU/Socを今年導入したことになる。既設のメインPCもAlder Lakeのi9なので、実に4つものPCがAlder Lake世代ということになる。
今年は、14thのRaptor Lake-Refreshもリリースされたが、正直、12th Alder Lakeと比較で大きなアドバンテージはない。
来年リリースのArrow Lakeは新アーキテクチャーになるそうで、メインPC更新の可能性もありか・・。
第五位は、USB TYPE-Cで熱くなる。
今年はようやく、iPhoneがUSB-C対応を果たして、USB-Cケーブル(USB4やTB4対応を含む)や変換アダプタを数多く購入した。
高速充電ケーブルや、転送スピードなどにも興味が沸き、USB検証用の計測機器まで、2機種も購入することとなった。
充電時のアンペア数や、USB3.x対応状況なども確認できる。
測定してどうするのか・・という突っ込みもありそうだが、古いケーブルや100均の安物ケーブルで、性能が劣るものは断捨離もできる。
しかし、結局は高速で急速充電対応のものは、短く、太いケーブルになってしまい、取り回しが悪くなってしまう。
パーフェクトなケーブルは存在せず、用途に応じて最適なものを選定するのが得策・・という結論になっした。
その他、久々のグラボ交換や、ここに来てのMac Pro延命のための増設パーツの購入・・等が次点として上がってくする。
昨年の推定では、Mac Proの更新・・が真っ先に上がっていたのだが、出るには出たのだがあまりのガッカリ仕様に更新を断念。来年末以降と言われる、M3世代のMac Studioへの更新に、路線変更する決断をした。
それ以外に昨年推定していたのはファイルサーバのHDD更新とTVレコーダの更新なので、これは既定路線。
来年はどうなるか、だが、まずは今年見送ったメインのMacの更新。
それから、Arrow Lakeの登場で検討の土俵に上がるメインPCの更新。
TVがそろそろ買い替えを検討しても良い時期だが、機能的には満足しているので、見送る可能性も大。
それから、年明け米国で発売されるAppleのVision Pro。国内では想像だと年末くらい発売で、50万はオーバーしそう。この新機軸製品をどうするかも、悩ましいところだ。
来年も、どうなることやら・・。
Adobe CCのライセンスキーは、注文の翌日にはメールで届いていたのだが、暫く放置していた。この日、オンラインでLiveコードの登録を行う。
登録後、数分で完了の返信メールが届き、有効期限が更新されていた。
今年もAdobe CCの更新時期が訪れた。
当初、Amazonブラックフライデーに購入しようかと考えていた。amazonでの価格が42,500で、Amazonプライムカードを使用すると、ポイントが+3%、プライム会員だと+2%付与される。
自分はプライムカードは持っていないのだが、この機会に作成するのもそろそろ良いのではなかろうか・・。
プライムカードに入会すると、7000ポイント+初回利用で+2000ポイントも付与される。
カード入会特典を含めないとしても、実質40,375円でアカデミックでない通常のAdobe CCを購入できることになる。たのまなと500円も違わない僅差だ。
ということで、ブラックフライデーセールの二日目、11/25にカードの申し込みをオンラインで行う。
プライムカードは入会審査が甘いというもっぱらの噂だし、三井住友カードが運営会社で、自分のメインカード会社でもあり、信用実績も相当ある筈だ。
即時発行されるだろう、と目論んでいたが、甘かった。
即時発行だと、数時間で仮のバーチャルカードが発行されるという。限度額が3万円ということで、Adobe CCの購入にはそもそも利用できないのだが、三井住友から、利用基準に満たなかった、とのメールが届いた。
理由としては。
・既にお持ちのカードとの登録内容の相違
・その他審査場の不備など
とある。
登録内容に相違はないし、運転免許証の画像も送付した。何でダメだったのか・・。
まあしかし、仮カードは良いとして、すぐに本番カードが発行されるだろう・・と思っていたが、3日後にまたまたメール連絡が。
同じ、即時発行不可の内容だが、入会審査状況確認のWeb画面を開くと、追加の年収確認資料(源泉徴収票など)を送れ、とある。
これまでカード審査で、そんなものを送ったことはないのだが・・。
しかたなく、Web経由で源泉徴収票の電子データを送付する。
翌日にまたメールが来て、通常のカード発行プロセスを進めるので、1週間前後かかるとの内容。1週間後だと、ブラックフライデーセールが終わってしまう・・。
さらにメールには、オンラインでの口座振替設定が完了していない・・とも書かれているのだが、申し込みの日、すぐに、引き落とし口座のメインバンクからは登録完了のメールが届いている。どうしたことなのか・・。
実物カードがなくても、自動でamazonアカウントに今回発行したカード情報が紐づけされるのでは・・と思って確認したが、その痕跡はない。
ただ、三井住友のvpassアプリにログインすると、追加のカード情報がポップアップされる。見ると、Amazonプライムカードのようだ。
しかし、カード番号がセキュリティのため伏字になっていて確認できない。カード番号が分からないとアカウントとの紐づけが行えない・・。
そんなこんなで、カードが手元に届いたのは、ブラックフライデー明けの12/4。Adobe CC購入には間に合わなかった・・。
しかも、届いたカードには、Web経由で送付したはずの年収確認書類を送れ、との案内と返信用封筒が同封されている。
どういうことなんだ・・。問い合わせしようとも思ったが、面倒くさいし、もう手元にカードもあるので、大人しく源泉徴収票のプリントアウトを返信用封筒に封入して返送した・・。
ということで、Adobe CCは従来同様、ヒューマンアカデミーのたのまな、で購入することとなった。まあ、たのまなの方が若干安いし、A8.netのセルフバックで7.5%のキックバックが得られるので良しとしよう・・。(前年は5%だった)
先日購入、構築したFirebatのミニPCを会社に持ち込んだ。
他にも会社で使用している検証用PCがあり、複数台使用時のケーブルの付け替えが煩わしい。
そこで、安いKVMスイッチの導入を検討する。
Aliexpressで探すと、4ポートのKVMが$30前後で販売されている。
送料は別途だが、4Kのマルチビュー(4画面分割)をサポート製品まで格安で売られている。
いくつかの製品を、レビューも参考にして検討した結果、GREATHTEKというブランド名の製品が無難そうである、という結論にたどり着く。
まあ、レビューが少ないので、本当に安定しているかは定かではないのだが・・。
この製品の良い点は、各PCに接続するKVMケーブルが、スイッチ側はHDMI1本に集約されている点。PC側はHDMIとUSBに分岐しているのだが、これなら4台接続してもケーブルが綺麗に収まりそうだ。
手元操作用のリモートスイッチも接続可能で、給電はUSBマイクロポートから行うようだ。
一週間も経たずに製品が到着した。
無地の茶段ボールの梱包で、凹みなどはない。
中には、本体、有線リモコン、KVMケーブルが4本とてんこ盛り。
会社に持ち込み、複数のPCとモニタ、キーボード&マウスと接続してみたが、動作は問題なし。安いのでEDIDメモリ機能はないが、切り替え動作に不安定なところはない。KVMケーブルもスイッチ側はHDMIコネクタに一体化されており、スマートで使いやすい。
そして、何気にワイヤードの手元のリモコンが使いやすかった。
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