業績不振でジリ貧のIntelが放つ新アーキテクチャーのCPU、Arrow Lake-sの特別ページ。

 ・・クリックで詳細が見れます・・
・メインPCコンフィグレーション(2024年10月現在)
Main PCの内蔵パーツの接続構成図
INTELがArrow Lakeでパフォーマンスが出ないことを公式に認めて、改善のためのBIOSのリリースを公言した。年内に出るとの事で、ギリギリまで動きがなかったので見送りかな・・と思っていたら、ASUSのWebに掲載されていた。
年末ギリだったのと、更新してもパフォーマンスが上がらない(逆に下がった)という情報も散見されたりしたため、更新のタイミングを逸していた。
少し落ち着いたこの日、Webを見たらもう一つ新しいBIOSがアップされていたので、更新をトライする。
BIOSとMEがセットになっているようで、zipを解凍したファイルを読み込ませようとすると、一覧に表示されないため、zipファイルのまま読み取らせたらうまくいった。

更新後、CPUファンコネクタを制御対象から外す(AIO_PUMPファンコネクタを使用しているため)。

メインPCの構築もかなり進み、Dドライブのデータのバックアップタスクを設定する。
Dドライブ丸ごとのミラーリングと、音楽と音楽関連動画のファイルサーバへのバックアップコピーを設定する。


ミラーリングのcmdの方は、ルート直下ごとrobocopyでコピーするので、attribコマンドでファイル属性を変更しないとコピー先で不可視になってしまう。


各種アプリやフリーソフト、Adobe CS6などのインストールがあらかた完了していたのだが、うっかりミスを久々にやってしまう・・。
ImgBurnをインストールしようと、公式サイトのいくつかのリンク先からインストーラをダウンロードしたのだが、その中にマルウェアが仕組まれていた。

インストーラを実行しても、何もウイザードが出ない。よくよく見ると7-zのアイコンで偽装してて、ファイル名もおかしい。
やってしまったか・・と思うが、特に何も怪しい挙動を示さない。
Windows Defenderでスキャンしても異常なし。プログラムと機能を見ても変なアプリのインストール痕跡はない。
しかし、ProgramData直下などを確認すると、怪しいフォルダが生成されている。
直ぐにシステムの復元機能で1日前の状態にリカバリーしたが、それでも気持ち悪いので、クリーンインストールをし直すことにした。
ImgBurn自体にマルウェアが仕組まれていたのではなく、引っ掛けの別のインストーラを落としてしまったようなのだが、今後ImgBurnはインストールしないようにしよう。元々使うこともなかったので。
OSがクリーンインストールされたので、アプリケーションのインストールや設定変更を進める。デフォルトではping応答が遮断されるので、ファイアウォールに許可設定を追加する。


ドメイン環境が整ったので、メインPCをようやくドメインに参加させることにした。
PCセットアップから1か月が経過してしまった。

ドメイン参加後は、各種アプリをインストール。
以下のアプリが前環境のインストールアプリで、順次導入する。
BurnAware Free
PlexTools
DVDFab 13 (x64)
StreamFab (x64)
Passkey 9
HWiNFO64
Adobe
Microsoft Office
dBpoweramp
CyberLink
Milestone
CPU-Z
VideoLAN
TMPGEnc Video Mastering Works 7
Microsoft OneDrive
EDIUS 11
Mp3tag
7-Zip
Dell Display Manager 2
Steam
Hidemaru
FavBinEdit
SystemInfo
ImgBurn
Presto! PageManager 9 UL
B's Recorder
Lhaplus
Geekbench
Opti Drive Control
Brother
AVerMedia RECentral 4
Samsung Magician
NVIDIA Corporation
ATTO Technology
LogiOptionsPlus
Kazoo
e-onkyo



各種アプリのインストールやベンチマークの測定を進めていたが、ふと気が付いたら、使用しているOSがWindows 11 24H2ではなく、23H2であることに今更ながら気が付いた。
何をやっているのやら・・。
ということで、あらためてRefusでブータブルUSBを作成してOSインストール。
SSD、HDDがフル実装の状態なので、インストール時のディスクの選択は十分に注意を払って行う。
24H2はこれまでのバージョンとセットアップ時のウイザードのデザインが異なっている。もしかしたらWindows 12になってもおかしくないバージョンだったのかもしれない。

この日はOSのインストールと、デバイスドライバのインストールでデバイスマネージャを綺麗にするところまで実施する。
翌朝、途中までセットアップは進んでいるが、BIOS更新での不具合解消を確認するため、あらためて素の状態からのインストールを試してみた。
やはり、問題なくUSBキーからセットアップウイザードが起動して、インストールができる。
初期インストール完了を確認にして、仕事に出る。
帰宅後、再度セットアップを再開。
ThermalrightのSSDヒートシンクは到着していたが、時間が無いのでヒートシンク搭載済みのKIOXIAのSSDだけ実装して、AIOクーラーのコネクタケーブルをAIO_PUMPヘッダに挿し直す。
リモートでセットアップをしたいので、取り急ぎ、Realtek LANドライバのみインストール(インボックスドライバでも認識はしているようだが)して、Internetに接続できるようにする。
以降はリモートで、ASUSサイトからダウンロードしたたくさんのドライバをインストールする。
 セットアップ直後の状態
 Chipsetドライバ
 Intel ME
 NVIDIAグラフィックドライバ
 Intel LANドライバ
 Intel Graphics
 Intel RST
 ドライバ適用後
Intelの10G NICだけはマザーボード実装パーツではないので、Intelサイトから最新のWiredドライバをダウンロードしてインストール。
Windows 11出始めの頃は非対応だったX710だが、今は対応していて、きちんと認識させることができた。
デバイスマネージャの不明なデバイスは全て消えて、全デバイスが認識されるようになった。
Wi-FiやBluetooth関連のデバイスがデスクトップPCのデバイスマネージャに並ぶのも新鮮だ。

これでOS周辺の基本セットアップは完了したことになる。
メインPCのエアフローを今更ながら図解して再考する。
 現在
あらためて見なおすと、結構な数のファンが搭載されている。
フロントの2基はケース付属のもので、吸気方向。ボトムにも吸気で1基。リアは排気で1基。
側面にもファンを増設していて、これも吸気。
PSUにも内蔵ファンがあり、これは排気方向に向いている。
さらにAIOクーラーのラジエータにも2基のファンが搭載されている。これも排気。
実に、8基のファンが搭載されていることになる。
グラボのファンがトリプルなので、これを加えれば11基だ。ファンだらけだ。
ファンの数だけで言うと、吸気x4、排気x4なので数的には均衡している。
ただ、改善するとしたら、PSUのファンを吸気側にして、サイドファンを無くすか、排気側にしても良いかもしれない。
 改修案
ちなみに、この検討の過程で大きなことに気が付いた。
PRIME Z890-Pのマニュアルを眺めていると、ファンヘッダに、CPUファンとケースファンのヘッドとは別に、AIO-PUMPヘッダと言うのが記載されている。CPU/ケースファンはQ-Fan制御となっているが、AIO_PUMPファンはフルスピードと書かれている。自分は旧Z690も今回のZ890も、CPUファンヘッダにAIOクーラーのファンコネクタを接続していたがこれは間違いのようだ。

CPUファンヘッダだと、ファンの回転数が制御されてスピードが落ちてしまう。
AIO_PUMPヘッダだと常に最大回転数で回るようだ。危ない、危ない・・。
従前のi9+Z690でCPU温度がなかなか下がらなかったのはこのせいかもしれない・・と思ったが、過去の写真を振り返ると、一応、AIO_PUMPというヘッダにコネクタを接続しているように見える。
いずれにしても、新環境ではAIO_PUMPヘッダに挿し直す必要はある。
メインPC組み上げ中に追加手配が必要となったパーツ類を手配。
Thermalright TR M.2 2280 TYPE A B SSDクーラー 799円×2@amazon.co.jp
AINEX コネクタ簡単脱着ケーブル 3cm EX-004A 497円×3@yodobashi.com
AINEX SATAラウンドケーブル 50cm SATR-3005BK 600円@yodobashi.com

Thermalrightのヒートシンクは仮想基盤やサブPCでも使っていて気に入っている。1000円以下と手ごろなのも良い。
amazonでは、TYPE A Bと、A Gの二種類を扱っているが、何が違うのだろうか・・。高さが1mm違うのは確認できるのだが、その他の差異が不明。A Bは以前購入しているので、間違いはないだろう。

コネクタ簡単脱着ケーブルは、コストカットされたASUSのQ-Connectorの代用として。メインPC以外でも使えそうなので、取り敢えず3セット購入。買ってから気づいたが、1セットに2個不入されている。まあ、仮想基盤、ファイルサーバ、サブPC、TVレコーダ、と追加4台での使い道があるので、良しとしよう。
SATAケーブルは、新しいマザーのSATAコネクタの一部がマザー下部に移動になったため購入。手元で片側L字のものはあったのだが、揃えたいのでストレート型50cmを1本購入。
ケースのサイドパネルを閉めて、指定位置に配置。クーラーのダクトが干渉するのか、サイドパネルの締まりが少し悪くなったような気がする。
電源、キーボード・マウスなどの最小限のケーブルを接続して、火入れ。
画が出ない・・。
よくよく思い出すと、M.2 SSDを取り外す際にグラボの補助電源を接続し忘れていた。
接続をし直して再度電源投入。UEFI画面が表示されたが、POST ERRORでSetup画面に誘導される。
OSインストール用のBootable USBを起動順1番に指定して、再起動。しかし、状況が変わらず、またPOST時にエラー。
UEFIのBootメニューから、ダイレクトに起動ドライブを指定して進むと、先に進むことが出来た。
そのままWindows 11のセットアップを進める。問題は無さそうだが、セットアップ中の再起動で、またもPOSTエラー。先ほどと同じUEFIでのドライブ指定で先に進めるが、何の問題なのだろうか・・。
Windows 11の基本セットアップが完了して、最低限の4つのドライバーをインストール。
 Chipsetドライバ
 Intel ME
 NVIDIAグラフィックドライバ
 Realtek LANドライバ
ドライバ類を適用しても、POST時のエラーは出るので、最新のBIOSに更新する。10/23の最新の日付のBIOSだ。


このBIOSにはMEも含まれていて、一緒に更新される。
BIOS更新によって、POST時のエラーは解消された。
初期BIOSの不具合だったのだろうか。取り敢えず安心した。
マザーボードも届き、前日までにCPU、USB-Cブラケットも到着したので、更新に必要なパーツは揃った。
しかし、いきなり更新はできない。まだ現行環境でのベンチマーク取得ができていないのだ。
以下、ベンチマークを実施。
 Geekbench 6
 CrystalMark 2004R7
 CrystalMark Retro
 CINEBENCH R23
 CINEBENCH 2024
 CPU-Z
 PCMark10
続いてアクティベーションの解除を行う。
Adobe CC
EDIUS
DVDfab
StreamFab
passkey
Microsoft 365
B's Recorder
また、この日まで以下も完了している。
ユーザープロファイル配下のデータバックアップ
ProgramFilesのスクリーンショット
A's Videoの設定アーカイブ
TMPGEncの設定アーカイブ
ベンチマークに意外と時間を要してしまい、この日はパーツ換装に進むことはできなかった。
ASUS PRIME Z890-P WIFI-CSM 46,980円(POINT利用-1028, 付与POINT+459)@PC 1's
この日の深夜0:00に、Z890マザーの販売が開始される。
朝から気持ちを整えていたところに、5chでASUS製品の価格情報がリークされる。
最有力候補のZ890-P WIFI-CSMは、やはり46,980円と5万円に迫る価格だ。
WIFI無しモデルの価格は掲載がないが、MicroATXモデルは43,980円、AYW GAMINGモデルは47,980円となっている。
そうこうしながら帰りの電車の中で新しい情報を探ると、この日の午後、ASUSは正式に国内投入モデルの価格を発表したようだ。
その中には今まで情報として上がっていなかった、Z890 MAX GAMING WIFI7と言うモデルもあり、このモデルが最安で34,980円となっている。
Z890-PのWIFI無しモデルは43,980円とWIFIモデルから3,000円安に留まっている。この値差であればWIFIモデルを選択した方が良いだろう。
しかし気になるのは、Z890 MAX GAMING。AYWと違ってWIFI 7対応で、電源フェーズが12+1+2+1ではあるが、悪くない仕様だ。
もしかして既に販売しているショップがあるかも・・と何店か当たってみるが、ヒットせず。
ASUSや代理店も公式に0:00から販売、となっているので、まだなのだろう。
この日は不幸にも井の頭線が人身事故で激混みで、渋谷から下北沢まで歩き、地元の駅に着いた頃にはすっかりヘトヘトに。
このタイミングで念のため、扱いショップは無いか・・と、ARKのサイトを検索すると、あ、あれ、Z890-P WIFI-CSMがヒットした!
予約受付中でカートにも入れられる。
このまま予約しようかとも思ったが、一旦抑え、他のショップも調べる。TSUKUMOやSofmap、ビックカメラはヒットせず。しかし、1'sはヒットする。Z890-P WIFI-CSMも予約を受け付けている。


価格は横並びだが、1'sはPOINTが1%付き、さらに以前買い物をした際のPOINTが1000円分くらいある。
これは1'sでいいでしょう・・と、1'sで予約注文を進める。
悩んだのは決済方法。クレカが良いのだが、スムーズに決済が通るとは思えない。1'sの決済頁でもそのような注意書きがある。
銀行振り込みは面倒だしPOINTも無いしな・・と、思っていたら、PayPay決済があるではないか。PayPayなら決済は通るだろうし、POINTも付くはずだ。
とうことでPayPayで決済。POINTは229付くようだ。
ちょっと拍子抜けだったが、0:00までスタンバる必要が無く、ホッとした。
これで恐らく、土曜日にはマザーボードが届くだろう。
CPUも、ビックカメラサイトを確認したら、既に出荷済みとなっていた。
頑張れば、週末にでも、新PCの構築に取り掛かれそうだ。
余談だが、気になっていたZ890 MAX GAMING。これは1'sもARKも取り扱いが無い。
その後、TSUKUMOもZ890の予約受付を開始したが、Z890 MAX GAMINGは取り扱いが無かった。

一応、10/25発売のモデルの一つではあるようだが、遅れたのだろうか?
まあ、自分はZ890-Pにしてしまったので、もう関係ないのだが。
その後判明したのだが、Z890 MAX GAMINGはパソコン工房限定モデルのようだ。

マザーボードの基盤などを眺めてもほぼ同じで、違いは、CSM非対応、HDMIポート非搭載、TB4非対応、電源フェーズが-2、M.2のヒートシンクがない(PRIMEも一つしかない)、PCIex16のリリース機構が少し違う?程度だ。
これで11,000円安いのはお買い得だ。今更変更はできないが、少しだけ後悔。CSM機能を有効活用するしかないか・・。
MSIからZ890マザーボードラインナップの市場想定価格が発表された。
ASUS製品を購入予定だが、MSIで気になっていた2モデルの海外販売価格との比較は以下。
PRO Z890-A WIFI $289.99 48,980円
PRO Z890-P WIFI $239.99 43,980円
税別で考えても為替レートはそれぞれ153.5円、166.6円。
PRO Z890-Pは為替レートが高めだ。
本命のASUS PRIME Z890-P WIFIが$249.99なので、為替レートによって以下の市場想定価格が予想される。
155円 42,623円(税込)
160円 43,998円(税込)
165円 45,373円(税込)
となり、4万超えは間違いないようだ。覚悟はできた。
あらためて、検討中の4機種(ASUSのPRIME-Aにほぼ確定だが)の比較を、リアIOパネルの画像とともに行う。

 PRIME Z890-P WIFI-CSM
 Z890 AYW GAMING WIFI W
 PRO Z890-A WIFI
 PRO Z890-P WIFI
リアIOはMSI製品の方が全機種TB4搭載で豪華だが、実用的にはマウスやキーボードなど、USB2.0で十分な用途もあり、PRIME-Aで必要十分と思える。
また、最近はオンボードのUSB-CコネクタとUSB3.0ヘッダから、同時に延長ケーブルでPCIブラケットに3ポート増設できるパーツも販売されていて、これを使えばPRIME-AのリアUSBもググっと強化できる。

USB以外だと、やはりLANのスペックの違いが大きい。MSIは5Gで、ASUSは2.5Gだ。まあ、実用的には10Gのカードを増設してそちらを使うので、1Gでも十分なのだが。
それよりも、各社ともにIntelチップは止めて、Realtekチップに完全移行しているのが隔世の感がある。一度地に落ちた評価は、そう簡単には挽回できないだろう・・。
SATAやPCIeはどこも同じようなもので、MSIのPRO-Aだけ、PCIe x1(x16形状)が一つ少ない。このモデルはTB4が2ポートあるので、そちらにリソースが引き裂かれているのかもしれない。まあ、実際にはグラボは2スロット占有したりするので、使えないPCIeスロットも出てくるわけだが。
PRIME-Aを想定した、PCIeカードやSSD、件のUSBポートの増設ポートの配置・結線構成を検討してみた。
上手くまとまるのではなかろうか・・。
発表されたMSIのマザーボード群の発売解禁は10/25 0:00とのこと。ASUSも同じだろうから、この日の夜は必勝態勢で挑みたい。
ARCTIC 水冷CPUクーラー Liquid Freezer III 240ACFRE00134A 16,640円(-クーポン700、商品券-1,000、POINT3,610)@コジマ Yahoo!店

翌日は5のい付く日でPOINTアップなので、水冷クーラーをYahooショッピングで買おうと考えていた。
モデルは現行と同じARCTIC製品の三世代目に確定している。
そんな折、Yahooショッピングで現在の最安店を確認したら、コジマYahoo!店が25%のストアボーナス付与で安くなっている。しかも、今日のみのようだ。
これは買うしかないと、発注。商品券を除いても、12,330円と、このモデルとしては十分に安いのではないだろうか。
購入予定のASUSのマザーボードと、このLiquid Freezer IIIの取り付け互換性が取れているのかが気になるが、大丈夫だと信じたい・・。
今回、最上位のUltra 9を諦めてUltra 7を選定した。
まあ、自分PC環境がいつも最上位CPUを選んでいたわけではなく、前々回の環境はCore i9-Xではなくi7-Xだった。なので、それほど最上位に拘りがあるわけでもない。
でも一応、世代交代でスペックは上がっていないと納得がいかないので、現在使用しているi9-12900KとUltra 7/9を比較してみたい。最終的には導入後にベンチマークで確認したいが、まずはスペックで。

この表を見ると、P/Eコアクロック、キャッシュ容量いずれも12900Kよりも265Kは上回っている。唯一、スレッド数のみ24⇒20に低減しているが、今回のアーキテクチャーからハイパースレッディングが廃止されたので致し方ない。
TDPはほぼ同じだが、実際の稼働時の消費電力は下回っていることを期待したい。
これを見ると、Ultra 7で十分に思える。そもそも、Ultra9と7のスペックの違いで、価格差が1.5倍ほどあるか疑問だ。
Eコアが4つ多いのと、最大クロックとキャッシュが微増しているくらいだ。1-2万の差だったら納得いくが、4万円もの価値は感じられない。
やはり、前回同様AIO水冷クーラーは難しい検討となりそうだ。
まず、当初考えていたArcticのLiquid Freezer III。国内では240mmモデルの口コミとかがほとんどないのだが、海外のレビューだと、取り付けに対して酷評するレビューが結構ある。

特にAMDのCPUで取り付けが難しいのかもしれない。ラジエーターの取り付けでも低い評価記事を目にする。
YouTubeでINTEL LGA1700への実装の動画を見ると、CPUソケットのILMパーツを取り外して独自のフレームを取り付けている。動画を見る限りはこの換装は楽そうだ。
マザーボードメーカーの保証が効かなくなるというが、まあ、安マザーを選定するつもりなので、この辺りは割り切った方が良いのかもしれない。
他のモデルに視野を広げるが、OOLER MASTERやFractal Designの製品は安いけど評判は芳しくない。NZXTの評価が比較的高そうに思えるが2万円前後と価格帯が上がってしまう。
そんな物色の過程で見つけたモデルを2つ。
まずは、ASUS GAMING LC II 240 ARGB。RCワンズで特価販売されていて、11,480円。前回のAlder Lake構築の時も、当初ASUSのAIOクーラーを購入して、未開封のまま返品してArcticに乗り換えた経緯がある。

評判は割と良いようで、取り付けも簡単、静音性も良好なようだ。レビューを見て一点残念なのは、ファンやARGBのケーブルの本数が多くて、ちょっと仕上がりが汚くなってしまう点。
続いてCorsairのH100x RGB ELITE CW-9060065-WW2。こちらは日尼で13,427円となっている。CorsairのAIOクーラーは、Alder Lakeの全世代の、SkyLake-Xの環境で使用したことがある。特に不満も感じなかったので、印象は悪くない。
Amazonでのレビューもネガティブなものはほとんどない。静かで冷却性能も高いようだ。

この辺りの3モデルが選考の土俵に残った形になる。どれを選ぶか、、、悩ましいところだ。
今のところはArcticが一番優勢だが、前回の実装で作りの甘さから結構痛い目を見たので、考えてしまう・・。
ASUS JAPANから、Z890のマザーボードが12機種発表された。
自分としては、エントリーモデルのPRIMEシリーズを選定したい。
PRIMEシリーズで国内販売されるのは、M-ATXのPRIME Z890M-PLUS WIFI-CSMと、フルサイズのPRIME Z890-P WIFI-CSMの2モデルだ。正直、Wi-Fiは不要だが、まあ、最新のWi-Fi 7対応ということで対応していても悪い気はしない。


スペックはリーク通りで、ATXフルサイズのZ890-Pの場合、M.2が4スロット、PCIeはx16が4つ、SATAも4つのようだ。Thunderbolt 4ポートも搭載される。
また、Z890 AYW GAMING WIFI Wというモデルも発表されている。

ゲーミングモデルなので高そうな気もしたが、現行のZ790の同じシリーズは現在3万円以下と投げ売り状態だ。Z890も意外と安いのかもしれない。AYWとは、As-You-Wishの略で、ホワイト基板で手頃な価格のシリーズのようだ。仕様を見ると、このモデルはWi-Fi 6となっているので、PRIMEより下位グレードなのかもしれない。M.2に全てヒートシンクが付いているのは好みが分かれそうだ。ヒートシンクレスのSSDを搭載するなら、コストは削減できる。価格によってはこのモデルも選択肢の一つとなりそうだ。
ASUS以外に目をやると、MSIがZ890のマザーボードを発表していて、全モデルWi-Fi 7、Thunderbolt 4、5G LANを搭載していて気合が入っている。ターゲットとなるのはベーシックなPRO Z890-A WIFIやPRO Z890-P WIFIあたりだろうか。


その後、海外ではマザーボードも予約受付が開始され、Neweggなどで価格が提示されている。
PRIME Z890-P WIFIが$249.99、Z890M-PLUS WIFIが$229.99、国内販売モデルにはないが、Z890 MAX Gaming WIFI-GSIが$239.99となっている。為替レートが分からないが、4万円前後の価格になるのだろうか・・。
MSIのモデルは、PRO Z890-A WIFIが$289.99、PRO Z890-P WIFIが$239.99となっている。
Intel CPU BX80768265K [intel Core Ultra 7 265K /LGA1851 /グラフィックス搭載] 83,180円(POINT10%)@biccamera.com

前日10/10はCore Ultra シリーズ2の発表日で、公式リリースを待っていたが夜になっても動きなし。現地時間なので、翌朝起きたらチェックしよう・・と寝てしまった。
翌朝4:00に起きて確認すると、発表されている!
気になるUltra 9の国内価格を見ると、115,800円と10万円を大きく上回っている。10万円を切るのでは・・と密かに期待していたのだが、裏切られた。米国の価格が589ドルだというのに、為替レート以上(今現在150円なのに、換算レートは178円)の高値となっている。一つランクが下のUltra 9 265Kは78,800円と、まあパッと見は無難な価格となっている。Ultra 9は7の1.5倍ということで、正直悩ましい。Ultra 7でも良いような気もしてきた・・。
さらに、本日10/11より予約受付開始、とある。
日中帯に予約開始かな・・と軽い気持ちでPCワンズやツクモの頁を見ると、既に予約受付を開始していて、Ultra 9は完売となっている!

やられた!
日課のウォーキング中に、考えられるPC通販系サイトを回りつくしたが、どこもUltra 9は完売。
しかし、Ultra 7はほとんどの店舗で予約を受け付けている。取り急ぎ、Arkで銀行振り込みでUltra 7の予約注文を入れる。振込ならキャンセルもし易い。
価格は基本横並びなのだが、ビックカメラだけ、ポイントが10%付く価格で、それぞれ119,780円、83,180円となっている。ポイント加味した実質は、107,802円、74,862円と最安だ。
歩きながら色々考えたが、やはり1.5倍の値差は大きい。自分の用途ではそれほどCPUの性能を必要としている訳ではないので、いい機会なので今回1ランク下げたUltra 7を選択するのが良いように思えてきた。
そうなると、実質最安のビックカメラで購入するのが良さそうだ。

ということで、ビックカメラでカード決済で購入。ビックSUICAカードは決済が通らなかったので、SMBCカードに変更して、ポイントUPモール経由で1%のPOINT追加状態で注文。
まだ、発売の10/25までは時間があるので、他の通販サイトでUltra 9の注文受付が復活したら心揺らぐかもしれないが、取り敢えずはUltra 7でいく事としたい。
あとはマザーや水冷クーラーなどの周辺を検討していくつもりだ。
Arrow Lake-sの発表が近づいてきた。
マザーボードは、本命のASUSからもZ890搭載のマザーが星の数ほど発売されるようだ。
自分的には今使っているPRIMEシリーズを選定するつもりだが、-A付や-P付、Wi-Fi有無、CSM有無とややこしい。国内に投入されるのはその中の一部だと思うが、まあ恐らく、4万円弱くらいの値付けではなかろうか?
TechPowerUPのサイトに、Z890-P WiFiの製品写真がリークされていたが、構成自体は今使っているZ690-Aと似ている。
SATA、M.2ともにx4あたりは同じだが、PCIeがx16形状のスロットが4つとなっている。


CPUクーラーについては特に注意したい。前回もCPUやソケットがLGA1700に変わった直後だったため、苦労した。
今回の世代のCPUソケットはLGA1851という新形状なのだが、クーラーについては1700との互換性は確保されているらしい。今使用しているCPUクーラーの製造元、Arcticからも互換性があることが発表されている。
『現時点での情報では、LGA1700ソケットもLGA1851ソケットも機械的寸法に変更はありません。弊社は昨年から、10月23日以降にご購入されたすべてのCPUクーラーが新しいソケットに対応することを保証している。』
まあ、自分の使っているCPUクーラーのLiquid Freezer IIは昨年10月以前に発売されたものなので、保証されてはいないし、結構無理矢理感のある装着の仕方(水枕の一部を除去する必要があった)ではあったので、買い替えは必至だろう。現行モデルのLiquid Freezer IIIであれば何ら問題ないという事なのだろう。

あらためて現行のIII世代の製品の仕様を見てみると、LGA1700用コンタクトフレームといって、CPUの変化や物理的負荷を軽減する独自の金具が付属しているそうだ。これを取り付けるには、マザーボードのソケットカバーを外す必要があって、それを行うとマザーの保証がなくなる・・、とのことで、ちょっと嫌な感じではあるが、マニュアルを見る限り取り付けは簡単そうだし、CPUにも安定して固定ができそうだ。大体、今使っているAlder Lakeのマザーにしても、このCPUへの負荷を軽減するためにソケットカバーを分解してワッシャを噛ましたりいる訳だし。
気になるのは、今使っているDefine R5に取り付けができるかだ。Liquid Freezer IIでも、VRMヒートシンクや光学ドライブに干渉しそうになり、取り付けに苦労した。
資料を見ると、『改良された38mmラジエーター』とあり、ラジエーターの厚さが増したのか・・との懸念を抱いたが、II世代の資料を見たところ、同じ38mmのようだ。冷却面を23%増加とあるが、厚くなったわけではなく、表面構造を変更したのか?
まあ、それであれば取り付けできるのか・・。
現行ラインアップであれば、Liquid Freezer III 240を選択することになりそうだ。販売価格は1.5万円くらい。
いずれにしても、マザーボードが各社から正式発表され、互換性情報が公表されるまで、購入は控えた方が良さそうだ。
Intelの新CPU、Arrow Lake-sの発表・発売が近づいてきた。
リーク情報によると、10/10に発表、10/24に解禁(販売開始)とのこと。通年通り、まずリリースされるのはクロック制限解除しているKモデルのみで、非Kモデルは投資明け早々のようだ。

今使っている12thのAlder Lakeに大きな不満はないのだが、今回の新シリーズは、ブランドも従来のCore iからCore Ultraに代わり、世代も14thから、Core Ultra シリーズ2(200番台)にリセットされる。
100シリーズはモバイル向けのみで、デスクトップ向けはシリーズ2からの開始となる。この辺りは、Intel CoreシリーズもCore 2からデスクトップ向けがリリースされたので、従来の流れを踏襲しているようだ。
現在のCore iシリーズは第一世代のNehalemが存在するが、第二世代のSandy Bridgeから性能が一気に上がり開花した。
ハードウェア的には次世代のマイクロアーキテクチャが採用され、P-CoreはLion Cuve、E-CoreはSkymontになる。長らく続いたハイパースレッディングは非サポートとなり、CPU世代の大きな変化の節目となる。製造も、Intel Fabではなく、TSMCに委託するようだ。
やはり、買い替えるならこのタイミングなのではなかろうか・・。
ちょっと気になるのは、KモデルのTDPが125Wで、最大TDPでは235Wにまで至る点。
自分は正直、あまり性能重視ではなく、このような消費電力爆食いの設定は望まない。となると、非Kモデルで十分なのだが、リリースが年明けと相当先になる。仕事も忙しい繁忙期に突入しており、PCを弄っている暇も無さそうだ。
ちなみにこのArrow Lake-Sに環境を乗り換えるとしたら、周辺パーツのリニューアルはどの程度必要なのか?
まず確実に必要なのはマザーボード。Z890シリーズが同時にリリースされるらしい。今回も無難にASUS製を選択か?
CPUソケット形状も変わるので、CPUクーラーも買い替えた方が無難そうだ。リテンションキットのオプションを買い足せば今のクーラーも流用できるかもしれないが、水冷なので3年以上使ったら正直交換したい。

メモリはDDR5対応のみとなる。現行もDDR5-4800を使用しており、メモリは流用できそう。ただ、Z980はDDR5-6400まで対応しており、さらにCU-DIMMという次世代メモリを使用するとDDR5-10000相当まで対応する、というリークまである。
まあ、相変わらずメモリは安値傾向なので、この機会にDDR-6400品に買い替えても良いが、値段次第かな・・。まああまり、体感に違いは無さそうだし。
その他パーツは流用確定。HDD、SSDは今のままで構わないし、光学ドライブもそのまま。ケースもお気に入りなので変更の可能性はない。ということで、買い替えをしたとしても、最上位のCore Ultra 9を選択したとしても、15万程度の出費で済むのではないだろう。
いずれにしても、発表・発売まで、暫くウオッチしたい。
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