今年もあっという間の一年だった・・。
コロナの5類移行で様々な規制がなくなった。ミュージックシーンでも、昨年あたりからかなり規制は緩くなり、ライブも普通に行われるようになっていたが、コール&レスポンスや場内大合唱のようなコミュニケーションは、今年に入って入ってから大手を振って行えるようになった。
そんな中、新年早々大変悲しいニュースが飛び込んだ。ムーンライダーズの岡田さんの急逝だ。
数年前骨折してから、入院&リハビリで車椅子姿ではあったが、昨年の後半から体調が改善し、キーボードプレイにも輝きが見られるようになった最中の突然のニュースには、本当に衝撃を受けた。
その他、今年は坂本龍一、PANTAと身近なミュージシャンが次々と亡くなり、寂しさが込み上げる。
そんな一年であったが、ライブはたくさん行った。
生ライブは15本、配信のみの視聴が7本と、堪能することができた。
今年はライダーズ系、靖晃さん、カーネーション、そして吉田美奈子さんのライブを2本観た。
この中で、強く記憶に残る3本を上げてみる。
まずは、かしぶち哲郎トリビュートライブ。
ビルボードで開催されたライブで、白井良明がバンマスで、鈴木さえ子さんや坂本美雨さんなど、たくさんの歌姫がリラのホテルの名曲を再現した。
美雨さんの幼少時の逸話などには、思わずこちらも潤んでしまった・・。
続いては、久々のサキソフォネッツ編成による、靖晃さんのゴルトベルク変奏曲。サックスとコントラバス、9人編成による緊迫感もある演奏で、素晴らしかった。
そして、カーネーションのLiving/Lovingの再現ライブ。再現ライブ好きの自分ではあるが、今回は久々かも。
3人編成で再スタートした時のカーネーションの名盤を、ビルボードで再現した。
最後に、購入CDについて。
今年はCD購入枚数は大人しかった。
年内最後のライブ。
ムーンライダーズの、その名も、80年代のムーンライダーズvol.1。
自分の一番好きな80年代のムーンライダーズに絞ったライブだけに、期待は高まる。昨年末のマニエラ&百景と被る部分はあるのだが・・。
場所はEXシアター。ここ最近のライダーズは、ここと恵比寿のガーデンホールのどちらかが定番となっている。
この日は渋谷から歩いてEXシアターへ。ここ最近は1日2万歩前後の歩数を維持しているので、40分程度の踏破は全然負荷にもならない。狙ったからなのか、この日は満月。
会場前には列が出来ていて、並んで入場。入場したら開演20分前で、アルコール系は混みあっていて引き換えも間に合わないかも・・のアナウンス。開場時間を30分前倒せよ・・と言いたくなる。
席は良席。4列目のほぼ真ん中。昨年末のライブのように、ステージ真ん中に巨大な障害物(その時はテープレコーダー)はないので、見渡せる。
時間になり、開演。センターは良明さんで、ドラムの夏秋さんが右隅、慶一さんは後方左手の配置。
一曲目は悲しい知らせ。アニマルインデックスの一曲目だ。
そしてエレファント。エレファントって、70年代だと思っていたけど、80年代だったのか。
カメラ=万年筆からも演奏するので、このアルバムも80年代なのか・・と再認識。後で調べたら、80年ちょうどのリリースだった。
この日はS席のお土産でmoonridersロゴ入りのペンライトが配られ、会場は色とりどりのLEDライトで埋め尽くされる。
鈴木博文ショー、白井良明ショー、とそれぞれの持ち歌も披露される。
途中からはエスパー矢口さんも加わり、80年代色がさらに高まる。
シングルB面曲のGYMは自分的に一番80年代のライダーズを象徴する曲だと思っているのだが、これも矢口さんサックスが加わりながらの演奏。いいね。
結果、80年代の6枚のアルバムから、2-3曲ずつ選曲してバランスも最高だ。アートポートや武川さんのソロからの選曲も有り。今回Vol.1ということなので、Vol.2にも期待が高まる。
あっという間に最後の曲。ドントトラストオーバーサーティーワン。まだ1時間くらいしか経ってないのでは・・と時計を見たら既に2時間弱が経過していた。
アンコールでは、今年はなかったことにしたいくらい、たくさんの人を失いました・・と悲しい慶一さんのMC。
一曲目は、岡田さん作で、ユキヒロさんもよく歌った、9月の海はクラゲの海。
そして最後のアンコール二曲目は、PANTAさんが自分の持ち歌にしたい、とまで気に入っていたという、くれない埠頭。くれない埠頭は途中インプロモードに入り、凄く長尺に。そして、会場も一体となった久々の大合唱。
年末最後のライブは感動的に幕を下ろした。
毎年年末恒例の直枝さんの弾き語りソロ。仕事が被りそうだったが奇跡的に回避できた。被っても行くつもりだったのだが・・。
場所はいつもの明日館。整理番号は44だったのだが、番号が被っている人が居た。まあ、何かのミスだろうと、二人とも並んでたら、被った人はFC枠ではなく、一般枠だった。
受付の人に聞かれ、FC会員ではあったのだが、直近に購入した事がわかり、それは一般枠ですね・・となったのだが、電子チケットにはFC先行と記載されてたように見えたので紛らわしいな。
座席は右手5,6列目の昨年と同じような位置。
時間になり、直枝さん登壇。
今回は新譜発売直後という事で、新しい曲も多い。洋楽や郷ひろみのカバーなんて変わり種も披露した。
今日は喋りたくて・・という言葉通り、時々挟むMCが軽妙だ。
前の年末ライブのMCでもあったが、ハレルヤカレルヤはいくら積まれても演らないとか、もうすぐ公開するカルーセルのPVの話、20年前の九段の映像の大田さんがプロレスラーみたいな話とか、炸裂。
中盤に休憩を挟んでの2部構成もいつも通り。
来年の明日館は抽選が外れたとの衝撃の報告も。いつも抽選だったのかい・・。それにしても明日館はかれこれ7-8年は続いてないか?
アンコールは二曲。最後は定番のJucy Lucy。この曲を聞くと年末だな・・という感慨に浸る。
久々の鈴木慶一ソロライブ。
MRFTからメール来て、予約エントリーしたのだけど抽選外れの返信が・・。
しかし何故か、整理番号入の当選ハガキが送られてきた。
それならば・・と日曜の夕方に神保町に赴く。
席は丸椅子の後ろの端の方だけど、悪くはない位置。
時間になり、慶一さんとクジラさん登壇。
二人で一曲目は土手の向こうに。二曲目は塀の上で。はちみつぱいの楽曲が続く。
直前に慶一さんソロで熊本に行ってたが、多分近いセットリストなのだろう。
慶一さん、録音忘れてた!と声を上げ、もう一度やり直そうかと冗談を。
さらにぱいのレパートリーが続く。
月夜のドライブでは慶一さんはピアノに。特段イベントはなかったが、今年はセンチメンタル通り発売50周年だとのこと。
その後、武川さんコーナーでライダーズの曲や慶一さんのカバーを。
渡辺勝のぱいの曲も、慶一さんボーカルで披露。
その後、Beatniksの曲も二曲披露。ちょっとツラインダ、の前には、この曲を一人で演るのはキツイ・・と泣けるMCが。
岡田さんの夢が見れる・・とか、PKOの昨年出たクリスマスソングとか、逝ってしまったミュージシャンへの追悼曲が。
アンコールは盛りだくさん。冒頭録り忘れた二曲をまさかの再演。
ラストはスカーレットの誓い。皆で合唱。
アットホームな雰囲気のいい感じのライブだった。
久しぶりに、清水靖晃&サキソフォネッツの大規模ホールでの公演だ。
今回は、アイルランドの鬼才ピアニスト、ヴィキングル・オラフソンを招いて、究極のゴルトベルク・・と称して、前半・後半でゴルトベルク変奏曲の競演を行う。
ほぼ満席のホールに入る。ここに来るのは何年ぶりだ?多分、10年ぶりくらいかも・・。
ほぼ満席の人の入りで、時間になり、ホールの照明が落とされ、ヴィキングルさん登壇。ピアノによる独奏だ。
ゴルトベルク変奏曲は、元々はチェンバロのために書かれた変奏曲だそうだ。
一曲目のアリアから、静かにスタート。
一人で約90分。32曲あるゴルトベルクを一人で演りきる。凄い。抑揚やスピード感もある、素晴らしい演奏だった。
ちょっと申し訳なかったのは、ランチでビールも飲んでいたので物凄い睡魔に見舞われ、途中かなり寝入ってしまった事。トリフォニーホールの座席が座り心地よいのも一因だが・・。
アンコールが鳴りやまず、何度も登壇するが、今回のゴルトベルクではアンコール用の曲はないのでお辞儀するだけ。4回目くらいに流石に拍手を制止し、アンコール曲ないのでゴメンナサイ、とお詫びして、ようやく収まった。
そして、30分の休憩の後、清水靖晃&サキソフォネッツのメンバー登壇。この編成を見るのは久しぶりだ。相変わらず格好良い靖晃さん。
静かにコントラバスとテナーサックス独奏のアリアからスタートし、二曲目からはソプラノ、バリトンも入った5人サックス編成で色鮮やかな演奏にスイッチが入る。
久々に靖晃さんのゴルトベルクを聴いたが、やはり素晴らしいな・・。
途中、15分の休憩を挟んでの演奏。終始緊張感もあり、抑揚し、音がホールに響き渡る。最高の演奏だった。
アンコールでバッハの曲を一曲演奏し、メンバー全員で観客の声援に応え、壇上を去っていった。
素晴らしかった!
この日は配信でライブ鑑賞。定期的に開催している、FJ'sでのFouHEROのライブだ。
時間になり、ライブ配信。FJ,sの配信はLivepocketを使用していて、配信プラットフォームはYouTube Liveとなっている。YouTubeの場合、いつも使っているストリームレコーダが使用できないので、ぶち抜き保存ができない。ライブは録画無しで視聴する。
開演となり、まずは博文さんと東さんが登壇。
ピアノとサックスという変則的なDUOで、数曲演奏。その後、emaさんと鳥羽さんも加わり、4人編成でのライブが始まる。
途中のMCで知ったが、この4人で録音をしているそうで、カバー曲などで構成されるようだ。
余談だが、この日のライブ、配信の音が酷い。
前半、カメラが切り替わると音が重なっているような状態になることがしばしばあったのだが、後半になると常時その状態に・・。
ミキシングが悪いのか、エンベデッドAUDIOの音声が被っているのか、原因が不明だが非常に煩わしかった。
チャットでも不平のコメントが寄せられたが、ついにアンコール曲が終わるまで、改善されることはなかった・・。
FJ'sのライブはキャプチャーもできないし、今後視聴するかは要注意だな・・。
後日談
その後、アーカイブコンテンツが見れない状況が発覚。メトロトロンからメッセージが届いていて、チケットの販売を終了したら、アーカイブも見れなくなったそうだ。
代わりに、YouTubeの直リンが案内される。
その直リンから、Streamfabでコンテンツぶち抜きを行うことが出来た。
この日は月見ル君想フ・・でカーネーションのツーマン。ツーマンなのでいいや・・とスルーしていたけど、直前になって配信も決定したので、自宅で鑑賞。
今回はLaura day romanceという若いバンドとのツーマンだ。
配信チケットは+200円で高音質オプションがつけられるので、それで購入。
配信ページを開いて待っていたが、画面が変わらず。15分くらい経ってから画面を開き直したら、もう始まっていた・・。
前半はLaura day romanceのパフォーマンスで、インターバルがあってカーネーション登場。
New Morningでスタートで、初っ端から飛ばしまくる。
途中のMCでは、Laura day romanceのメンバーとリハで談笑した件を・・。
ボーカルの女の子と、ドラムのお母さんがカーネーションファンだったとの事実が・・。
今日はお母さんが配信ライブを聴いているとのことで、直枝さん、配信カメラ越しに手を振る。
月末にリリースされる新譜からも、2曲披露。大田さんとの掛け合いの曲もあり、結構演奏難易度も高そうだ。
アンコールでは、Laura day romanceの、井上花月さんをゲストヴォーカルに招き、一曲披露。相変わらずパワフルで完成度の高い演奏を満喫できた。
明治神宮で無声映画・雄呂血の上映&清水靖晃生オーケストラ劇伴演奏を観たのは、もう15年も前の話。
時は流れ、今回4K修復の長尺版に、あらためて靖晃さんが新録のBGBを付けて上映が行われる。東京国際映画祭で、1度のみの限定上映だ。
この日はまず、11時に神保町の神田天丼屋で、定番の天丼を堪能。旨い・・。
そして、歩いて上映劇場の日比谷シャンテに向かう。
途中、皇居の江戸城遺構などを見学して、日比谷に到着したのは開場ギリギリ。しかし、ここでトラブル発生。QRコードで入場しようと思ったら、エラーで入れない。係員にスマホの画面を見せると、ここは日比谷シャンテの東宝シネマズではない、日比谷の東宝シネマズだと言う・・ややこしい。
慌てて小走りでその場を離れ、シャンテのシネマズを探す。あった、ぐっと小さい建物だ。エレベータに乗り込み(1基しかない・・)、何とか上映開始の10分前くらいに間に合った・・。
この映画館、昔ながらの作りで、今風なデジタルシネマ劇場とは大きく異なる。でも、懐かしい感じだ・・。
座席は中央通路に面した良席で、時間になると、弁士の坂本さんが登壇して、今回の上映について説明。15年前も、彼が弁士を務めたのだそうだ。
そして、靖晃さんの紹介も。今回会場に来ていて、前方の席に座っており、振り向いて観客に挨拶する。素晴らしい!
そして、上映開始。
15年前に見たはずだけど、ほとんど内容を忘れている・・。でも、見ているうちに思い出してきた。
靖晃さんのBGMも素晴らしい。オーケストラ編成ではなく、打ち込みと幾つかの生楽器で構成されたものだが、重厚で、流石現代のストラヴィンスキーと言わしめただけある・・。
映画の内容も、あらためて素晴らしい。演出技法なども、100年も前のフィルムとは思えない。
そして終盤、大立ち回りのシーンのBGMが秀逸。サキソフォンに三味線も加わり、ラストを大いに盛り立てる・・。
サントラか、Blu-ray出てくれないもんだろうか・・。
映画が終わり、トークショーに。
落語家の立川談笑をMCに、弁士の坂本さん、主演の坂東妻三郎のご子息である、俳優の田村亮が登壇。
坂妻の思い出話などで盛り上がる。
最後は写真撮影会・・。
いやあ、良かった、堪能した。
それにしても本当に、サントラCDかBlu-ray、よろしく頼むよ・・。
(その後調べたら、この4Kリストラ版は、時代劇チャネルで放送されているものだった・・そうだよな、一回の上映のために音楽も含めて手間暇掛けないよな・・)
この日は久々の博文さんの配信ライブ。Tweetで知った。
ビールとつまみを用意して、PCの前で開演を待つ。
この日のライブ配信も、リクエスト中心の選曲。マニアックな曲が多かった。
最後は定番の、Emmaさんも加わっての演奏。
Lete配信は今後も定期的に開催して欲しいものだ。
恵比寿ガーデンホールの秋のイベントにムーンライダーズが登場。
最近、このホールが多いような気がする。
昨年の秋のこのイベントにも、渡辺香津美&吉田美奈子を鑑賞した。
席は3列目で、端ではないので良席だと思う。
時間になり、ライダーズの面々登壇。夏秋さんを先頭に、博文さんは髪の毛を逆立てロックな出で立ち。
一曲目はBeatitudeから。その後の楽曲で判明するが、この日はFUNHOUSE時代の楽曲が中心のセットリスト。
普段演らない珍しいものも多い。慶一さん曰く、新曲を演っているような感じ、とのこと。
岡田さんの追悼の意もあるのか、岡田作曲の楽曲も多いような気がする。
君に青空をあげよう、Instant Shangri-La、僕は負けそうだなんかは珍しいと思う。
ニットキャップマン外伝やHAPPY/BLUE ’95も素晴らしい。
ニットキャップマン外伝の冒頭では、博文さんがハーモニカを吹きながら観客エリアに降り立ち、慶一さんを呼び込むパフォーマンスも。
良明さんのギターも冴えまくっている。
BYGからも、大寒町やLOVE ME TONIGHTも。
選曲は澤部&優介両名によるものとのこと。
MCでは、年末に六本木EXシアターで開催予定の80年代のムーンライダーズの告知も。また、慶一さんは一人で熊本に赴き、二三の事柄をやるとのこと。
昨年の新譜からも数曲披露。
そして最後は、これも岡田さんの曲で、ぼくはタンポポを愛す。この曲はライブで演るのは結構難しそうだが、夏秋さんのドラムと博文さんのボーカルがカッチリしていて、ばっちりな名演だった。
アンコールでは、名犬ロンドン物語を、Home Demoバージョンで披露。
そして、最後の最後は、これも岡田さんの曲。黒いシェパード。先月EPカットされた名曲だ。澤部さんの高域バリバリのボーカルも最高だ。
いやあ、今回はレア曲が多く、演奏もしっかりしていて存分に楽しめた。年末のライブも楽しみだ。
FUN HOUSE BOX発売記念トークイベントの第二弾。今回は前回欠席の慶一さんも参加。
配信で視聴をした。
この日は毎年恒例のカーネーションの江ノ島虎丸座のアコースティックライブ。
例年会場に赴く前に江ノ島や鎌倉観光を盛り込んでいる。
今年は世界的な異常猛暑で日中屋内を歩き回るのはキツイので、新江ノ島水族館に行くことにした。
行きはロマンスカーで、新百合ヶ丘で搭乗。13:30に片瀬江ノ島に到着。水族館は徒歩で5分くらいの距離。事前に購入済みのWebチケットで入場する。2500円と値が張るが背に腹はかえられない。
パンフレットのコース通りに進む。駿河湾を模した大水槽は、イワシの魚群やエイ、鮫が回遊する圧巻の展示だった。
館内は休日とあって家族連れで大混雑。コロナ禍以降、こんな大混雑は久々に見るなぁ・・。
その他、クラゲコーナーやペンギン、アザラシを堪能し、メインアトラクションとも言えるイルカショーに。30分前に席取りしたが正解だった。超満席で、時間になりイルカショースタート。飛んだり跳ねたり、壇上に登ったりと、なかなかの芸達者なイルカ達に大満足。イルカショーは沖縄美ら海水族館以来だな・・。
カピバラは巨大だなぁ、と眺めつつ、深海2000コーナーでは退役した実物展示に圧倒される。
最後はカワウソ。水槽の中をサービス精神旺盛に泳いだり走ったりする姿は微笑ましい。
トータル2時間ほど。これだけの展示設備であれば2500円は致し方ないな、と改めて納得。
時間がまだ少しあるので海水浴場を眺めつつぐるっと散策。10分前に虎丸座に到着。
相変わらず蒸し暑い階段で並んで待ち、入場。
会場は久々のビッチリ座席レイアウト。こちらもコロナ禍以降久々の光景だ。密、って感じ。少し前にコロナに羅漢したので自分は気にしないけど、リスク高そうだなぁ。
時間になり直枝さんがまず一人で登場。40周年とのことで、デビューアルバムから空色のコンビナートをギターで弾き語り。
そして大田さんが加わり、夏の定番、市民プールをデュオで披露。さらにドラムの岡本さんでトリオ編成になり、ロックに幻想列車を演奏。これも夏の終わりの曲だ。
やるせなく果たせなく、の後はMC。ここで、昨日のFCミーティングの話題が・・。って、昨日もここで演ったのか?と内心驚く。今年はなんで1dayなんだろう・・と思ってたら、そうではなかった。自分も案内メールを受けてたのだが、別メールだったので混乱して、見失っていた・・。FCミーティングでは制作中の新作のデモも流したりしたそうで、羨ましい・・。そう言えば何年か前にもここでFCイベントあったな・・と思い出した。
ブラウンノーズが加わり、さらに楽曲は続く。矢部さんの曲など、夏らしい曲が多く、いつものライブと選曲が異なっていい感じだ。
そして前半終了。休憩中にはブラウンノーズがステージに上がって、何かパフォーマンスかと拍手が起こったが、楽屋が暑すぎて涼みにきただけ、と言うオチで爆笑。
後半は大田譲コーナー。ギター弾き語りでカバー曲を披露して、続いてゲストのじゅんじゅんゆずるが合流。大田さんが4年くらい前から定期的にライブしてるユニットで初めて演奏を聴く。なかなか骨太なロックサウンドだった。
3曲披露した後、このトリオに直枝さんが加わり、カーネーションの楽曲を1曲。
続いてはブラウンノーズコーナー。二人の軽妙なトークに乗せて、2曲を披露。2曲目は直枝さん、大田さん、と連呼するカーネーションを讃える歌で笑える。
そして終盤。元の編成に戻り、カーネーションで怒涛のラッシュ。
矢部さんのモーターサイクリングサイコロジーに始まり、Edo Riverと続き、これも夏の定番、End of Summerで締め。ブラウンノーズのピコピコキーボードが秀逸だ。
MCでは翌日新譜情報が解禁される事がリークされる。
アンコールはじゅんじゅんゆずるも加わり愛のさざなみ。直枝さんが絶唱する。
再々アンコールは、直枝さんと大田さんだけ登壇して、なんで君は僕の事詳しいの・・をさらっと弾き語り。
今年も夏は終わった・・(まだ全然暑いけど)。
毎度思うけど、終演がほぼ20時ジャスト。ロマンスカーの終電が20:03なのでギリギリ間に合わない・・。10分時間前倒してよ・・とホントに思う。でもいいライブだった。
◆セットリスト
・第一部
1.空色のコンビナート(直枝弾き語り)
2.市民プール(直枝+大田)
カーネーション(岡本トリオ)
3.幻想列車
4.やるせなく果てしなく
5.もうあきてしまった
カーネーション(岡本トリオwithブラウンノーズ)
6.恋の不思議惑星
7.My Little World
8.愛する言葉
9.1/2のミッドサマー
10.SEAGULL(大田ソロ:Bad Company)
純純譲
11.三叉路
12.どこかへいこうか
13.ひとりだったろ
14.Suspicious Mind(with直枝政広)
ブラウンノーズ
15.愛あふれる世界
16.We Love Carnation
17.DEAR SIR/MADAM, 〜牛蛙三度笠(ホプキンス)
カーネーション(岡本トリオwithブラウンノーズ)
18.MOTORCYCLE & PSYCHOLOGY
19. Edo River
20. The End of Summer
アンコール
21.愛のさざなみ(全員)
2日連続のビルボード。moonriders 2daysだ。
この日は鈴木慶一と松尾清憲の古希新人ユニット、鈴木マツヲだ。
ベースは元々岩崎なおみさんの予定だったが、体調不良で急遽、AYAKAさんと上野さんが代打で参加。
バックはゴンドウさん以外は全て女性、というなかなか華やかなバンド構成で楽しかった。
ポップな楽曲を中心に、洋楽カバーも交えて90分弱。アンコールでは懐かしのシネマの曲を披露。
ユキヒロ、PANTA・・と今年は慶一さんDUOの相方の不幸が相次いでいて気も滅入りがちだが、そんな暗雲を吹き飛ばす爽やかなライブだった。
ライブ後、知人と六本木の赤札で飲食。この店は六本木なのに安くていいな・・。
かしぶちさんトリビュートのライブ。ビルボードでの公演だ。
8月も後半だというのに相変わらずの酷暑の中、ミッドタウンへ。
定刻になり、開演。良明さんと、ドラムスの坂田さん、ベースのかわいさん登壇。
オープニングをインストで奏でる。
そして、キーボードに優介氏が加わり、ゲストボーカルのDaokoが華を添える。
オリジナルはかしぶちさん&あっこさんのデュエットを、良明さんと歌う。
ライダーズの30周年でかしぶちさんとツインドラムを叩いた坂田さんのドラムスがいい。かしぶちさんへのリスペクトも感じられる。
2曲を披露し、ピアノとバイオリンが加わり、ボーカルは坂本美雨さんに交代。
美雨さんが素晴らしい。前にマザーのライブでも生で見てた筈だけど、感動した。
しかも、あっこさんの実娘で3歳の時からリラのホテルが家で流されてたと言う。そんな逸話を聞かされての美雨さんの美声に涙流れそうになってしまった。
3人目のゲストボーカルは鈴木さえ子さん。歳とってもその可愛らしさは劣ることない。一曲歌った後はかしぶちさんのドラムセットで、見事なバチ捌きを披露。かしぶちさんと同じくヨーロピアンな音楽が好きだというさえ子さん。
40年前のアルバム発売のリサイタルでもドラムを叩いたそうだ。
最後のゲストボーカルはコシミハルさん。かしぶちさんとの共演は無いとのことだが、リラのホテル以降のソロアルバムから2曲を披露。
ラストの演奏はリラのホテルで、インストでの披露。拍手喝采の後のアンコールではゲストの歌姫が全員揃って、Listen to me, Nowを大合唱。いやぁ、素晴らしいライブだった。
定期的に開催される、ライダーズの二、三の事柄。
よく考えたら、コロナ禍以降、生で見ていないな・・ということで抽選申し込み。当選して、久々に風知空知に赴く。
整理番号は20番で、当選者数は25名くらいだったようだ。
先月コロナに感染しているので、今は堂々とマスクを取って楽しむことができる。
時間になり、GHQの松本さんと、ライダーズの二人&澤部・優介のメンバーが登壇。
今回、FUN HOUSE YEARSの発売記念ということで、当事者のディレクターの松本さんが司会というのが楽しみだ。
メンバーの近況報告からのスタートで、優介君は業務連絡で、上のフロアにある譜面を持ってきて欲しい・・とのことで会場を沸かせた。
その後は、4枚のアルバムと、当時のスナップ写真を交えながら懐かしトークが続く。ライダーズは仲が良かったのだな・・というのと、当時はギリ、バブルの名残で良い時代でもあったのだな・・というのを痛感する。
1時間ちょっとのトークの後は、4人での軽めのセッション。FUN HOUSEのレパートリーから、なかなか珍しい楽曲がチョイスされた。
ガールハント
君に青空をあげよう
おかわり人生
僕は負けそうだ
非常によくまとまっていて、聞き応えのある演奏だった。
アンコールはなかったが、終演後、松本氏から、9月にFUN HOUSE時代からピックアップした6曲入りのアナログ盤がリリースされる情報がリークされた。
真夏の風知空知は、なかなか良い感じだな・・。
余談だが、終演後、会場裏にあるカレー店で夕食を食べる。入ってから知ったが、この店は曽我部恵一氏がオーナーの店だそうだ。
コロナ明けもライブ、イベントが続く。
この日は靖晃さん関連。東京現音計画という現代音楽系の集団の定期公演で、ゲストに靖晃さんを交える、という内容。
会場は200席ほどで、音が良さそうな内装になっている。
開演前にはほぼ満席になり、会場が暗くなり、いよいよ公演開始。
まずは、東京現音計画の単独公演。正直言って、厳しかった・・。ちょっとしたパフォーマンスも交えながらの激しめの演奏なのだが、ちょっとついていけない。45分ほどの演奏だったが、終始退屈であった・・。
15分の休憩を交えて、靖晃さん登壇。一気に、会場の空気が張り詰める。
東京現音計画の大石さんと、ラップトップコンピュータで、カール・ストーンさんを交え、カールズ・ワイルド・ガーデンという曲を演奏。
ダブルテナーサックスと、ラップトップによる環境音が場内に木霊する。素晴らしい演奏だ。大石さんのサックスも、前半とはえらい違いだ。
2曲目はラップトップと靖晃さんのみとなり、即興演奏。ディレイサンプリングも織り交ぜ、音の洪水が押し寄せる。
3曲目は、東京現音計画のメンバーを交えて、サキソフォネッツの組曲の一つ、あさ、を。前半の東京現音計画の演奏を見ていて心配になったが、これも気鬱に終わる。打楽器なども良いアクセントで加わっている。
そして締めは、実はライブでの演奏は初めてという、アルバム『案山子』の一曲目、睡蓮。どんなアレンジになるのかワクワクしていたが、期待を裏切らない名演。靖晃さんのソフトのボソボソのボーカルも魅力的だ。
アンコール演奏はなかったけど、演者が3回くらい登壇して挨拶。都度拍手喝采で、会場は盛り上がった・・。
靖晃さんは、年末に久々に、サキソフォネッツでゴルトベルグのホール演奏もあるそう。今年は色々楽しみだ・・。
先週の岡田さん追悼ライブに続くイベント。Happenings Nine Months Time Ago in June 2022のアナログ盤のリリースを記念してのもの。
どうしようか悩んだが、はちみつぱいの和田さんが監修し、自らのオーディオ機器を寄贈しているとあって、そのリスニング環境も気になり、応募することにした。
炎天下の中、下北沢の会場に移動。エレベータのない雑居ビルの最上階4Fで、入場整理番号27番で入場した。
当日、新譜アナログ盤購入で、全員のサインと撮影会の特典が・・とのことで、特に欲しくもないけど、アナログ盤を買う気で来場したのだが、受付時典で新譜は品切れ。旧譜のアナログとCDしか販売されていなかった。
途中、CDでもサイン色紙を付けます、と方針変更となったが、持っているCDを再購入するのも馬鹿らしいし、物販は見送ることにした。コロムビアの販売部隊、ライダーズファンを見縊っているな・・。
開演し、トークイベントが開始。メンバーは鈴木兄弟、武川さん、澤部&優介、そして司会進行は元サンレコマガジン編集長の松本伊織氏。
トークが先行し(まず、先週のライダーズライブでの慶一さんの失敗の話から・・)、途中で新譜アナログかけつつの論評。
流石、和田さん寄贈のALTECのスピーカー。生々しい音を聞かせてくれる・・。
トーク内容としては、岡田さんの話、Happenings Nine Months・・の録音の話、8月のアーカイブBOXの話等々、盛沢山。
澤部&優介さんに、何か旧譜で聴きたい曲があればアナログで・・という話になり、澤部さんは赤いアルバムから、椎名和夫の湊町レヴューを。DJの選曲でアナログで聴いたら、その音にびっくり・・とのことだったが、確かに聴きごたえがある。
続いて優介さんはしばし悩んで、ANIMAL INDEXから、悲しい知らせ・・。
アナログならでは・・のアルバムではないかもしれないが、当時の録音の逸話を慶一さんが語りだし、クジラさんからもヤクザの詞かと思った・・という笑い話が飛び出し、会場は和む。
終盤では、この箱の監修者である和田博己さんが登壇。一気におじいちゃん化していたのでびっくりしたが、何でも昨年、脳梗塞をやって、三途の川を渡りかけて戻ってきたそうだ。
でも、饒舌なところは変わらずで、自分史を書き始めている話や、大昔の中津川フォークジャンボリーの話、アナログレコードのカッティングやマスターテープの話など、話題は尽きなかった。
イベントは終わり、サイン会への参加のない自分はそそくさと引き上げたが、なかなかに楽しい一日であった。
ついにコロナウイルスに感染してしまった・・。前週の、渡辺香津美ライブで感染したのか?定かでないが、寝込んでしまった。症状は思ったほど重くはなかったが、喉がやられ、声が出ない。前日の土曜日まで喉の痛さは続いたので、今回のムーンライダーズライブは見送りか・・とも思ったが、土曜日の夜から急激に回復。日曜日には声が出ない以外は喉の痛みも熱も無くなった。
ということで、ちょっと無理して会場へ赴く。
会場内には岡田さん追悼コーナーがあり、長い列が。折角なので列に並び、過去の写真や楽譜、花束などを撮影する。
そして会場内へ。今回、少し左手の席ではあるが、前方で見やすい。前回の恵比寿の最前列より全然良い。
時間になり、会場は暗くなり、前面のスクリーンに、岡田さんの演奏シーンが映写される。先般発売されたインプロアルバム収録時の岡田さんの演奏だ。ボーカロイドキーボードの鍵盤をストイックにかき鳴らす岡田さんの姿に涙・・。
そして、メンバー登壇。この日は、ライダーズに澤部&優介を加えた新生ライダーズの布陣だ。
一曲目は岡田さんの名曲、涙は悲しさだけでできてるんじゃない。続いても岡田さんで、いとこ同士。
この日のセットリスト、演奏ともに素晴らしかった。MCも岡田さんへの愛が溢れている。
曲目は、
HAPPY/BLUE'95
S.A.D
天罰の雨
無防備都市
と続く。
そして非常にレアな楽曲。MCでは初演奏と言っていたが、ぼくは幸せだった。この曲では佐藤優介君が岡田さんのアコーディオンで初演奏。この曲は大好きな曲なので、嬉しさひとしお・・。
続いて、
霧の10m2
マイ・ネーム・イズ・ジャック
ここでMCでは、かしぶちさんの十周忌であることに触れられ、また、ビルボードでリラのホテルトリビュートライブが開催される話しも。
そんな流れでかしぶちさんの楽曲から、
Beep Beep Beオーライ
Frou Frou
と続く。
そして、
駅は今、朝の中
駄々こね桜、覚醒
へ・・。
最終版、またまた岡田さんの名曲から、ダイナマイトクールガイ。
ここで想定外のゲスト登場。岡田さんの愛娘、岡田紫苑さんが登場。
歌うのは、原田知世作詞の岡田さんの名曲、幸せの場所。素晴らしいボーカルで会場は静まり返る。
これで一旦終演となるが、当然ながらアンコール。
一曲目はDays of OPUS。岡田さんのソロアルバムからの曲で、OPUSメンバーだった良明さん、クジラさんをフィーチャー。
ラス緒はさよなるは夜明けの夢に、だ。この曲は岡田さん、博文さん、双方に取っての代表曲で、両者ボーカルバージョンを何度も聞いている。
今回は歌詞がスクリーンに映し出され、観客のファンが合唱する・・という趣向。
演奏が終わり、メンバー紹介の最後に岡田さんの名前が呼び上げられ、アー写がスクリーンに映し出され、拍手大喝采・・。Last Serenadeが会場に鳴り響きながら、メンバーは舞台を後にした・・。
いやあ、良かった。コロナ明けで体調は万全とは言えなかったが、行っておいて良かった。いかなかったら後悔していたところだ・・。
4月以降ライブ本数が多い。先月も吉田美奈子のステージは見たが、今回は渡辺香津美とのデュオ。昨年も同様のライブを恵比寿で見たことがある。
東京文化会館というのは初めて訪れたが、上野の公園口を入ったすぐにある施設だった。
大ホールと小ホールがある。13:30開場だったが、その前に既に入場は始まっていた。
新しくできた会場で、かつ、クラッシック等を主眼に置いているのか、天井が高く、音響設計にも留意して作られている感じだ。
座席は良席。7列目で、通路脇だったので、前に遮るものはなく足も伸ばせる。
時間になり、渡辺・村田・齋藤のトリオが入場。トロンボーンが加わる編成は新鮮だ。
前半はこの3人での演奏。前回恵比寿で見た構成に似ている。正直、この日は日中2時間近く歩いてさらにビールまで飲んだので、激眠い・・。
うたた寝モードに入ってしまい、前半の演奏はほとんど覚えていない。
後半になり美奈子さん登場。これでガラッと空気が変わる。
相変わらずすごい。空気が張り詰める。
途中一曲、間違えた個所があり、本人も演奏中に間違えちゃった・・と笑ってしまったところがあったが、それを加味しても凄すぎる・・。
途中のMCでは、前回の恵比寿でもあった海外ツアー時のエピソードの新作が・・。
イスラエルのX線チェックや、極寒ではなかったロシア、入国審査で引っかかった香津美の話など・・。
観客からも美奈子さんの凄さに唸り声が上がる。いやあ、やっぱり凄いな・・。
ちなみに同じ編成でブルーノートで7月にライブをするそうだが、流石に1月おいてまた同じ編成・・はパスかな・・。
2日連続、場所は違うけどビルボードライブだ。今日はビルボード東京でカーネーションのLiving/Lovingの再現ライブ。
カーネーションの再現ライブは天国と地獄、It's a beatiful dayに続く第三弾かと思う。今のところコンプリートだ。
この日は生憎の雨だが、乃木坂から歩いてミッドタウンへ。第二部の公演に入場。
サービスエリアカウンターで、やや端の方。ロケーションはさておき、前の公演後、カウンターを布巾で吹いたようなのだが、これが雑巾臭で閉口する。
ビールとフライドポテト&フィッシュを頼んだが、これも失敗。塩分強いし油っぽいし、還暦前の爺いの、食べるもんじゃないな・・。
時間になり、開演。メンバー登壇。再現ライブなので曲順通りかと思ったら、1曲目はUsed Carのインストルメンタルバージョン。チェロの橋本歩嬢がいい感じの演奏を重ねる。
そしてアルバム1曲目のやるせなく果てしなく。トリオのカーネーションの名曲だ。
2曲目はゲストに重住ひろこさんを招いてLovers & Sisters。これも名曲。ストリングスパートを橋本嬢が名演。
さらにあらくれ、永遠と一秒のためのDiaryと
続く。キーボードの伊藤さんはトロンボーンをイントロなどで奏でる。上手いな・・。
Cocka-Doodle-Doでは直枝さん絶唱。パワーを使い果たして曲順を変えて、 Venture Buisiness収録から・・をトリオで演奏。これも結構パワフル。
そして愚か者、走る。実は自分的にはこの曲がトリオ編成のカーネーションの一曲目という印象。Venture Buisiness Vol.1の一曲目だったからなのだが・・。
同時期の矢部さんの楽曲、飛ばしたハイウェイバス、Black Cofee Crazyと盛り上がり、ラストは名曲、Ooh! Baby。この曲はホントに詩も曲も素晴らしい。映画か何かの主題歌になってもおかしくないキャッチーな逸品だ。
アンコールはビルボード恒例の背後のカーテンがオープンになり六本木の夜景が。
オープニングを飾ったUsed Carのボーカル入りバージョンだ。憎い演出。
コロナの制限もなくなり、声援OKになった一発目ともあって会場も熱い。
直枝さんも相変わらず還暦越えとは思えない熱いプレイで沸かせてくれた。
ありがとうカーネーション!
あとはパラキートの再現ライブをお願いいたいところだけど、あれはギミックありすぎて難しいのかな・・。以前FCイベントで直枝さん本人に懇願したけど難しそうな反応だった。
この週末は苦行のGW連休仕事明けでライブ三昧。まず土曜日は吉田美奈子@ビルボード横浜。横浜のビルボードは初めてだだったりする。
出遅れのチケット購入だったが良席を購入できた。1F席カウンターの中央部だ。
生憎の雨天の中会場に入場。この日は晩酌セットというのを一緒に頼んでたのだが、これがなかなかの秀逸。
ウイスキーとおつまみプレートがコンビになっていて2000円。ウイスキーは3杯分くらいあって、ソーダと氷もお願いできるので、ハイボールやロックを堪能できる。おつまみもチーズやドライフルーツなど程よい感じだ。
観客席構成は六本木よりグッとBlue Noteに近い。天井高はさほどないので2F席でもちゃんと聞こえそうだ。自分の席はホントに真ん中で言う事なし。
時間になり美奈子さんとピアノの二人が登壇する。
ピアノの安田さんと石井さんは凛というピアノデュオのアルバムをリリースしていて、美奈子さんはこれに感化されてライブの企画を起こしたようだ。
相変わらずの美奈子さんのポーカルは圧巻。特にバックがピアノデュオなので、静と動の抑揚がすごい。
メジャーな楽曲から、安田さん・石井さんのオリジナル、美奈子さんの曲からはStarbowとTown。これも素晴らしいボーカルとピアノだ。
あっという間の1時間半。
貴重なライブを堪能できて、かつ仕事の疲れもリフレッシュされて、久々の土日休暇の中の最良の一晩であった。
今年はちょっと、映画づいていて、3本目の劇場での視聴。
今回は気になっていたBLUE GIANTに。
原作は読んだことないけど、バイキングの小峠が絶賛していて、ガリベンガーVとかで紹介されていたので、全体のストーリーや雰囲気は把握していた。
しかし、スタッフはほとんど知らない。監督も作画監督も制作スタジオも初めて聞くという状況。
過度な期待を抱くこともなく、この日は水曜日で映画の日なので、安い映画館でいいかな・・と思っていたが、その後タイ古式マッサージに行きたい関係で、新宿の109シネマプレミアムを選定した。
一番安い座席でも4,500円。クラスS席は6,500円とライブ並みの料金だ。流石に6,500円は高すぎだし、通常のA席でも十分なクオリティのようなので、4,500円のクラスAを選定した。
ただ、この映画館はラウンジが高級ホテル並みで、ドリンクとポップコーンは無料だという。ということで、上映開始は9:50だったのだが、少し早めの30分以上前に到着。
シネマプレミアムの入る東急歌舞伎町タワーは先月オープンしたばかりの高層の複合施設。2Fには訪日観光客目当ての日本の祭りや屋台をイメージした歌舞伎横丁が広がる。
そこを抜けて、エレベータで高層階へ。到着すると、109シネマズの入口だ。
QRコードでタッチして、入場すると内部はゴージャスなラウンジ。
本当に、高級ホテルのラウンジのようだ。
バーカウンターで再びQRコードをタッチすると、フリードリンクとポップコーンを無料オーダーした。
普段ポップコーンなど映画館では食べないのだが、なかなか美味しかった。
そして、開場の案内が流れたので、シアターに。
確かに立派な内装だ。椅子も、A席でも通常のプレミアムクラスだ。
そして時間になり、本編が始まる・・。
素晴らしかった・・。
音を中心とした作品作りで、とにかくテナーサックスが素晴らしい。自分自身、清水靖晃さんの影響で、テナーサックスは一番好きな楽器なのだが、その重低音をブギブギ言わせる演奏が核となっているのだから、心が躍る。サックス奏者は馬場智章さんという方ということで、素晴らしいライブ感のある演奏だった。
そして、映画の構成、演出も素晴らしい。原作は読んでないので、その対比はできないが、最後まで引き込まれ、そして感動した。年始に見たスラムダンクもそうだったが、爽やかな感動の涙の零れる映画だった。
晴れ晴れとした気分で映画館を後にして、続いて身体的にもスッキリするために、そのままタイ古式マッサージに向かうのであった・・。
この日はライダーズのFCイベントで、4/29に狭山で演るライブのリハーサルを観せるという内容。
場所は新代田のfever。1月にもライダーズがこの場所でFCイベントを開催して、岡田さんの最期のステージとなったゆかりの地だ。
開場10分前に到着すると、観客でごった返している。今回は岡田さん追悼イベントの側面もあるのだろう。ポートレートに花が手向けられている。
そして、マネージャー野田さんの引率でメンバーが順次入口に現れ、写真撮影会が開かれる。
その後、整理番号順に入場。自分は87番で、ほとんどラストの方だった。申し込んだのご遅かったので、多分申込順=整理番号なんだろうな・・。
簡易椅子が用意されていたが、なんとかギリで座る事ができた。ラッキー。
時間になり、慶一さんはじめ、メンバー登壇。
軽く挨拶をして、静かに演奏が始まる。ちょっとアレンジがいつもと違うので何の曲か分からなかったが、あの娘のラブレターだった。格好良いアレンジだ。続いては、これもアレンジが変わっていて冒頭分からなかったが、Cool Dynamo, Right onだった。二曲演奏が終わって、軽くMC。岡田さんのことを語る慶一さん。冒頭二曲は岡田さんの曲だった。
続いて新譜から。武川さんのS.A.D、そして良明さん、博文さんの曲と、それぞれのリード曲が披露される。
途中のMCでは武川さんが無制限トークを解禁され、岡田さんとの思い出など。フライドチキンが好きだった話や、バナナの皮で滑った話が・・。可笑しくも、ちょっと寂しい気分に・・。
その後も、新譜からの駄々こね桜、覚醒と続く。リハーサル、ということで大して期待していなかったのだが、既に十分に寝られた演奏で、通常の公演と何ら代わりない。
メンバー紹介では、近況やイベントの紹介が。良明さんはコロナ禍以来久々の屋形船イベントの告知が。佐藤優介君は新譜を制作中とのこと。博文さんの大阪のグランドファザーズを従えた公園は行けなくて残念・・。
BEATITUDEでは間奏で個々のソロを披露。最後は岡田+博文の傑作、さよならは夜明けの夢に。澤部君が熱唱。
大撮影大会が進み、アンコールなのか、急遽最後にスカーレットの誓い。澤部君は慌てて、慶一さんの歌詞譜面見せて・・という一幕も。
久々の会場大合唱で盛り上がり、この日のリハーサルライブは終了。リハーサルとは思えない完成度であった。
ライブではなく、映画だけど簡単にレビュー。
会員割引の日で、年始に見たスラムダンクより600円も安い。
予約は3日前の朝したけど、その時点で座席マップは真っ白。つまり、自分が予約1号だった。
平日の朝イチの回ではあったけど、びっくり。
当日、8:00過ぎにはロビーで到着。高くて旨くもないコーヒーを飲みながら開場を待つ。
時間になり、入場したが、観客はまばら。開演前に入った観客は20人くらいだったのではないか?
映画の所感だが、シンウルトラマンよりはぐっとよかったが、シンゴジラには届かず。
事前にNHKのドキュメンタリー見ていて、期待度が上がっていたこともあるかもしれない。そのドキュメンタリーで庵野監督が拘っていた肉弾のバトルシーンは確かに良かった。全体のストーリーの構成、抑揚も悪くなく、観た後に爽快感も残った。残念だったのは、CG合成のライダーとオーグの戦闘シーンの幾つか。
ちょっとしょぼくて、いかにも日本の特撮・・といった感がぬぐい切れない。
TVシリーズのライダーなら全然良いのかもしれないけど、これは映画で、しかも庵野監督作品。ハリウッド並みのクオリティか、日本映画ならではの見せ方をして欲しかった。
キャストは抜群で、主演もヒロインも、わき役で出てくる俳優陣も、ゴジラやウルトラマンを主演した面々で、超豪華。
まあ、ちょっと期待が高すぎたのかもしれないが、決して悪くはなかったということは伝えたい。
DSD Trioによる配信ライブ。当初、生ライブの配信かと思っていたのだが、違った。昨年ブルースアレイジャパンで収録したライブ映像を中心に配信。
同時に、来月発売の新譜のプロモ映像、そして無観客での生配信を織り交ぜてのライブ配信だった。
何も気にせず一番安い2,500円のチケットを購入してたのだけど、Trio 3氏レコメンドのお酒とおつまみが宅配されるセットチケットもあったそうだ。
配信で、それが紹介されていた。
相変わらずの山木節の抑揚の利いたドラムス演奏には感激する。井上鑑氏のボーカルには毎度、??と思ってしまうのだが・・。
今回は配信となってしまったが、また生山木を拝みたいものだ・・。
先月、2/14にムーンライダーズの岡田徹さんが亡くなった・・。数年前の骨折がきっかけで体調を崩していたが、ここ最近はリハビリの成果もあり、復調の兆しを見せていただけに残念でならない。
自分が最後に生岡田さんを見たのは昨年末の恵比寿のライブ。その時も結構元気で、最後にステージに立った、1月のファンクラブイベントでは、演奏やしゃべりなど、かなりの復調ぶりを見せていたそうだ。
仕事が入ってしまって、FCイベントに行けなかったのが残念でならない・・。
この日のイベントも、元々は岡田さんの復帰に向けたもので、実現していたら、非常に興味深いものとなっていたと思われる。本当に残念だ・・。
追悼イベントとなってしまった本イベント。この日は仕事の予定が入っていたため、配信視聴に。翌日以降のアーカイブを二回に分けて視聴した。
あらためて、岡田さんの偉大な仕事の数々に感銘を受けた。岡田さんのソロワークはもちろん全て収集していたが、プロデュースワークには知らないものがたくさんあった。
あまり、岡田さんは自身の作歴を公開してなかったので、探すのも大変だ。これをキッカケに・・というと何だが、きちんと故人の作品群を網羅したデータベースを誰か作ってくれないだろうか・・。
イベントは概ね3部構成に。1部は元NHKプロデューサの石原氏と長江努氏。長江氏は天才ビットくんのプロデューサで、奥さんはスペースエイジのバラッドの制作にも関わったそうだ。さらにご子息は先日のライダーズのライブでも、ケーブル裁きをしていたという・・。
お二人の熱いライダーズ熱、岡田さんへの愛がひしひしと伝わってきた。
2部はCTO Labのメンバーの二人。イマイケンタロウ氏とPorymoog氏。二人とも、昔からの岡田さん信者で、そして友達的な関係でバンドをやってきた間柄。岡田Loveな思いがひしひしと伝わってきた。直近まで、次回のCTO Labの新作の構想を練っていた・・というので、話を聞いていると目頭が熱くなる。
3部は今やライダーズのメンバーとも言っても過言ではない、澤部&佐藤優介両氏。直近のライブでの岡田さんの話や、岡田さんの過去のプロディース作品を視聴しながらの品評。両氏もはじめて聞く曲も多いようだ。
そして3部の最後には、澤部&優介によるミニライブ。岡田さんの名曲(博文作詞の名曲でもあるが)、さよならは夜明けの夢に、を熱唱し、万感の思いで、追悼イベントの幕は閉じた・・。
岡田さん、永遠なれ・・。
今年一発目のライブはオンラインとなった。
博文さんの、定番のFJ'sでの、大田&鳥羽を交えたセッション。
今回は、emmaさんがファーストアルバムをリリースしたとの事で、前半はそのアルバムからの曲を数曲。あ、いや、その前に、博文さんソロでピアノ弾き語りが冒頭数曲あった。ライダーズの昨年のアルバムからも2曲。
後半は、博文さんの楽曲を4人で演奏。3月にリリース予定のライダーズの新譜(新譜と言ってよいか微妙だが)からも一曲ちょこっとお披露目。
画質は相変わらずイマイチだったのと、後半の冒頭、配信音声がダブりエコー状態になってしまったのが残念だった。すぐに復旧したけど。
今年はまだリアルライブの予定はないけど、段々とアクセルを踏んで、本数を増やしていきたい。
今年一発目はライブではなく、映画。
先日、アバターを鑑賞したばかりだが、正月早々またしても映画館に足を運ぶ。
巷ではアバターよりも好評で、評価の高い、THE FIRST SLAM DUNKだ。
今回も、IMAXかDolby Cinemaかで悩んだが、前回のDolby Cinemaの印象が良かったので、今回もそうする。配給元東映の、旧新宿東映(だったか?)跡地のバルト9を選択した。予約開始の3日前の0時に予約しようと思っていたが、寝入ってしまい、予約できたのは翌朝。でも、中央の良席をゲットできた。
ここ最近、歩くことに目覚めていて、この日も行きは、地元駅から下北沢まで歩き、さらに新宿についてからも時間が余ったので、御苑前まで歩いて戻ってバルト9に到着。1万歩歩いてしまった。
階下の発券機でチケットを発券し、エレベータで入口フロアへ。今回もソフトクリームを食してから入場。
スクリーンの広さは今回も十分。席も中央部で良席だ。右隣りは空席だったので、さらに快適だった。
そして、映画が始める。
原作者の井上雄彦氏自ら監督するという事で、鑑賞前から期待は相当高かった。もしかして、劇画ペン&筆タッチの静止画が動くのか・・と思っていたが、割と普通のアニメで、少し面食らう。
しかし、数分もしたら、その凄さにのめり込む。動きが半端ない。モーションキャプチャのCGを元に、さらにそれに拘りの修正を施したという気合の貼り方。臨場感が凄い。
山王戦のバスケシーンは本当に圧倒される。画も、水彩画のような背景に、ソフトタッチのキャラクターが合成され、独特の雰囲気を醸し出す。
ストーリー、演出も素晴らしく、見終わった後に晴れ晴れしい気持ちになった。
公開前は、声優が変わったり、CGベースの作画になることにネガティブ炎上が起きたそうだが、公開と同時にピタリと止んだという。それも全く頷ける、納得の仕上がりだ。
新年早々の映画館で、さらに人気作という事で激混みを懸念したが、それも気鬱に終わり、非常に快適に鑑賞出来て満足した!
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