<13-12-31>
今年の総括
今年は、とにかくかしぶちさんの訃報のショックが大きい。そうこうしていたら、大瀧詠一さんも30日に他界した。はっぴいえんどは特に聞いていたわけではないけど、はちみつぱいの同世代のカリスマバンドのメンバーの死は、一つの時代の終わりを感じさせる。
ライブの方は、合計で10本。月一とまではいかなかったが、それに近い回数行ったことになる。多かったのは、カーネーション系。ムーンライダーズが活動休止の状態であり、その代わりというわけではないが、カーネーションと直枝さんのライブに三回。同数で鈴木博文さんのライブが三回。今年の特筆すべきライブとしては、10年ぶりではないかと思われる、吉田美奈子さんのライブに行った事か。変わらぬパワフルな歌声に感動した。
CDは、電気グルーヴを大量に買いあさった。石野卓球もほとんど買った。HMVのポイントキャンペーンにはめられた感も強いが、今更ながらハマってしまった。その他は、あがた森魚の世界史Bシリーズ、ライダーズ系の再発、渚十吾あたりを買った。都合、90枚くらい買ったみたいで、近年ではかなり買った年となった。それもこれも、前述のHMVにのキャンペーンのせい。1万円以上まとめて買うと20%ポイント、みたいなキャンペーンが月一くらいで開催されるので、ついつい余計なCDまで買ってしまった。なんだかなぁ・・。
<13-12-29>
直枝政広
『TANKS AND CHILDREN 〜十二月の空は 2013〜』
会場:赤坂 グラフィティ
開場:17:30 開演:18:00
前売\4,000/当日\4,500(1ドリンク別途\600)
かしぶちさんの死の衝撃も覚めやらぬ12/29。カーネーションの直枝さんのワンマンライブに行く。昨年も同時期に、同じ場所でワンマンを観た。今回の整理券番号は47番と結構後方だったけど、余裕で真ん中あたりの良いポジションの席に座る事が出来た。100人くらいは入りそうなホールだ。
客層は、女性の方が多い感じ。30代が中心なのかな?
時間を少し押して、直枝さん登場。狭いホールなので、自分の脇をするーっと歩いて入ってくる、その親近感がたまらない。一曲目は大好きなOhh! Basy。今回は、前回と違う曲も結構多く、バラエティに富んでいる。矢部君の曲は難しいんだよね・・と言いながら歌った"月の足跡が枯れた麦に沈み"等はかなりレアなのでは。今回はゲストも無しで、ストイックに直枝さんOnlyで歌い上げる。何度聞いても、直枝さんのソロは凄いな。ギター一本とは思えないパワーが漲っている。来年も同じ時期にワンマンもやる、と公言していたので、是非また聞きにいきたいもんだ。ちなみに、かしぶちさんの事には全く触れてなかった。博文さんや慶一さんの名前は出てたけど。
<13-12-20>
衝撃の出来事
今日は衝撃の知らせが舞い込んだ。ムーンライダーズの、かしぶちさんが死去されたというのだ。あまりの突然の知らせに、事態が理解できない・・。食道癌で闘病の末に・・ということなのだが、全然知らなかった。確かに、10年くらい前に体を壊して休養していたことがあったけど、まさかそんな状況だったとは・・。
いつかはそんな日が来る事は分かっていたけど、想像したくなかった事態。40年近く同じメンバーで続いてきたバンドのメンバーが、一人欠ける。しかも、かしぶちさんはシンガーソングライターとしても異彩を放っており、ライダーズにはなくてはならない存在だったのだが。いや、ライダーズが誰一人欠けてもダメなのだけど。
それにしても、かしぶちさんの楽曲は、結成直後も、そして直近も素晴らしかった。ライダーズ活動休止前の最後のアルバムに収録された、Pain Lain等は秀逸すぎて、自分的にもライダーズの好きな曲のかなりの上位に位置するくらいだ。
それにしても、今でも考えたくない。認めたくない事実。ライダーズが無期限活動休止を宣言した時以来、いや、当然それより遥かに大きく、信じたくない状況だ。青山のマンダラのソロライブを聴きに行ったのが、もう三年前。あの時は元気だったかしぶちさんが、今は居ない。何時かは必ず・・と信じていたライダーズの再結成も、もう考えられないだろう。仮に、そのようなことがあったとしても、それは本来のライダーズではない。
とにかく今は、かしぶちさんの冥福を祈りながら、在りし日の姿に思いを馳せる。
<13-12-14>
CARNATION 30th Anniversary Winter Tour
30年目のカーネーション
「きみはいまもぼくよりぼくのことくわしいの?」
東京 クラブクアトロ
OPEN:17:00 START:18:00
前売:4,500円 当日:5,000円 (1ドリンク別)
ツアーサポート:張替智広(Dr)、藤井学(Key)
ゲストアクト:スカート
[澤部渡(Vo,G)佐久間裕太(Dr:昆虫キッズ)清水瑶志郎(B:マンタ・レイ・バレエ)佐藤優介(Key:カメラ=万年筆)]
特別ゲスト:鈴木惣一朗、大森靖子
カーネーション30周年記念ライブ。20周年は九段会館だったが、今回はこじんまりとクラブクアトロ。この日は仕事で、開場後に会場入り。流石に、20席くらいしかない椅子は無理だったが、比較的聞き易いポジションを押さえる事ができた。
オープニングアクトは、スカートという若手のバンド。全然知らないバンドだったが、今回リリースされたカーネーショントリビュートアルバムの発起人がこのバンドのリーダー澤部君とのこと。マルチなミュージシャンらしく、なかなか良い楽曲だった。
そして、カーネーション登場。この日のカーネーション、さすが30周年とのことで、選曲が素晴らしい。新旧、ほとんどのアルバムから曲をチョイスしているんじゃないか、という充実度。会場も盛り上がり、アアンコールでは鈴木惣一朗と大森靖子も登場。お馴染みの夜の煙突の演者紹介では、60Wは・・や、オレンジボーイ等が織り交ぜられたりして、物凄い長尺に。最後は恋のさざなみ。これも定番。約3時間のライブは幕を降ろした。
<13-11-17>
あがた森魚「噫無情(レ・ミゼラブル)コンサート 2013」
at ハーモニーホール座間・大ホール
open 17:30 start 18:00
全席指定 S席 4,500円 A席・車イス専用席 3,000円
今回は、あがた森魚、『噫無情』ライブを見に、座間へ。座間と言っても最寄駅は相武台前だった。相武台前で降りるのは人生初かも。おかげで、急行停車駅と勘違いしていて、乗り越してしまった・・。会場のハーモニーホール座間は、駅から歩いて15分。それなりの距離はある。17時を回っていたので、辺りは真っ暗。てくてく歩くと、あがた森魚ライブの立て看板(今時珍しい!)が鎮座する、会場へ到着。
ほどなく開場時刻となり、ポクポクと入場。ホール内は傾斜のついた見やすそうな構造で、中腹くらいの位置。あがた森魚の知名度だとやはり厳しいのか、収容人員1300人のホールは、半分近くは空席だった。
時間になり、ライブ開始。メンバーがツカツカと脇から歩いてきて、自然な感じで開演。珍しく、開演と同時にあがたトーク。もうライブが佳境を迎えたような内容の熱い内容。そして、一曲目は、昨年の40周年ライブと同じ、キューポラ・ノアールの街。若干曲順は違うが、40周年と冒頭の構成は似ていて、俺の知らない内田裕也や、女と男のいる舗道など、ここ最近のアルバムから数曲を披露。
ちなみに演者は、白井良明、鈴木茂、鈴木博文、駒沢裕樹、矢野誠、武川雅寛、そして、病気療養でカーネーションを脱退してから初めて生で見た、ドラムスの矢部浩志。矢部以外は40周年ライブと同じメンバーで、円熟の手慣れたプレイで十二分に聴かせてくれる。
そして、会場が温まったところで、今回のライブの主旨である、アルバム・『噫無情』の再現へ。40周年でもほぼそのままやっていたので、聞きなれた感じではあるが、やはり良い。『噫無情』は屈指の名盤だな、とあらためて思う。途中、あがたが歌を間違えたりしてグダグタする箇所があったが、まあ、それを差し引いても素晴らしい内容だった。
その後も、古い曲、新しい曲を数曲演り、ラストは今制作中というニューアルバムに収録の新曲。そしてアンコールは佐藤慶子先生。驚くことに、二回目のアンコールもあり、そちらは僕は天使じゃないよ、だった。
会場は熱気に包まれ閉会。いやあ、なかなか楽しく、豪華なライブだった。またこういうの、企画して欲しいね。
<13-09-21>
鈴木博文solo live 弾き語りvol.8 『高架下の三文楽士〜風鯨編その2』
なるべくムーンライダーズを歌うの巻
試聴室その2
料金:予約 3,000円+1drink(500円)
今回も鈴木博文ライブ。ワンマンではなく、ゲストが二人。ライダーズの武川さんと、フラメンコギターの名手という触れ込みの今泉仁誠氏。まず、博文さんがギターだけで2曲歌う。そして、今泉氏のギターをバックに、ライダーズの曲を中心に数曲を披露。そして、武川さんにバトンタッチ。武川さんは相変わらず器用で、ギター、ウクレレ、バイオリンとほぼ毎曲楽器を変える。琵琶法師みたいかな・・等と言いながら、ふるい曲を中心にライダーズの曲を歌い上げる。
第二部は3人でステージに上がる。博文さんはベース。博文さん、ベースは何気にうまい。そりゃ、ベーシストなんだから当たり前なんだけど・・。ボーカルは武川さんと交互で、ボクハナク、僕は走って灰になる、なんかも演ってくれた。いやあ、良かった。
余談だけど、この日のライブ中、ステージ下に子猫が入り込んでしまったようで、休憩時間等に時折にゃあにゃあ声が聞こえたが、結局顔を見せる事はなかった。ライブ後は、金町のワインバーで軽く飯を食べて、帰宅。次回はあがた森魚の予定。
<13-07-06>
鈴木博文生声弾き語りLive「new broom」
下北沢lete
料金:3000円
定期的に演ってる、鈴木博文のワンマン。なま歌、なまギターで、収容20人の小さなライブハウスで弾き語る。いつもの通り、渋いライブなのだが、今回はリクセストコーナーが良かった。事前にtwitterでリクエストを募集して、それに応える形なのだが、以前から機会があったらリクエストしたいと思っていた、"アイスなぼくとアイアンなきみ"と"三日月の翼"を演ってくれたのだ。両方ともムーンライダーズのミニアルバムに収録されているマイナーな曲で、まず聞く事のない曲だ。しかし、なかなか完成度が高く、個人的に好きな曲だったので非常に嬉しかった。
また、新譜についての情報もリーク。昨年から製作中で、ようやっと今秋にはリリースされる見込みらしい。それと、あがた森魚の噫無情の再現ライブを、またやるらしい。関西と、座間でやるらしい。関西無理だけど、座間だったら何とか行けるかも・・。そんなこんなで、相変わらずアットホームでいい感じのライブでした。
<13-05-02>
TRIM 吉田美奈子&河合代介meets沼澤尚
横浜 @ THUMBS UP
料金:4500円
超久々の吉田美奈子ライブ。最後に行ったのは、スイートベイジルだったか・・10年くらい前だと思う。今回はハモンドオルガンの河合代介氏とのデュオに、ドラムスを加えた構成。これで、全国ツアーを結構し、会場限定のオリジナルDVDもリリースしている。
整理券番号がほとんどラストで、席が最悪。ステージ真横でほとんど見えない。でも座れたからまだマシか。4月で還暦を迎えたという美奈子さんの声量は昔と変わらず。圧倒される。編成が少ないから、逆にボーカルを聞き入ってしまう。ライトゥンアップやテンプテーション等の定番曲から、今回のDVD用に書き下ろした曲まで、多彩な内容。前半、後半に分かれていて、あっと言う間にライブは終わってしまった。ハモンドってまともに聞いた事無かったけど、素晴らしい楽器で、太陽にほえろのテーマや、QPクッキングのテーマで使われていたというのもまめ知識になった。でも、会場に持ち込まれていたのはオリジナルではなく、サンプリング音源を載せたミニチュア版だった。
ちなみに、DVDの方も秀逸で、村上ポンタさんもドラムで参加しており、圧巻の内容だった。
<13-04-17>
CARNATION EARLY YEARS BOX
前週にライブに行って、既にアーリーイヤーな気分に浸っていたのが、その本丸のCD BOXが発売。DUCK BOAT、YOUNG WISE MEN、GONG SHOWという、初期カーネーション3作にレア音源を加えた4枚組だ。直枝さん監修で音もメチャ良くなって、当時のライブやホームデモ音源まで入って言うことなし。ブックレットも当時の情報満載で読み物としても満足度が高い。
DUCK BOATは鈴木博文との共作。政風会とのカップリングLP。デビュー作でこの完成度とは、今更ながら驚かされる。アコースティックでありながら、ひねりのある楽曲。当時、フォークなバンドをイメージして聞いたら、もの凄く洗練されていてびっくりした覚えがある。
YOUNG WISE MENは、フルアルバムとしての1st。今回ブックレットを見ると、このアルバムの楽曲はライブで磨き上げられたことを知る。確かに、バラエティに富んだメロディ、アレンジは短時間のレコーディングだけで生まれるとは考えにくい。名曲が多いアルバムだ。
GONG SHOWは実験作のイメージが強い、変わったアルバム。ロックな感じがするのはタイトル曲と、夜の煙突の再演くらい。正直、当時はがっかりした覚えがあるが、今聞くと逆に新鮮だ。
<13-04ー13>
カーネーション 2013年4月東名阪ツアー"30 years of Sound Factory"@渋谷WWW
ツアーサポート:張替智広(Dr) 渡辺シュンスケ(Key)
DJ:DJクリオネ
特別ゲスト:馬田裕次
料金:4500円
ファンクラブに入った影響か、ここのところ回数が増えているカーネーションライブ。今回は、30周年記念ライブの第一弾。Eary Eyars Boxという初期作品集の発売に合わせて開催された。いつも通りのカーネーションかな・・とあまり期待もしないで行ったのだけど、びっくり。前半は初期作品からの曲のみ。ごきげんいかが工場長とか、昨日の誤算とか、涙が出そうになる。極めつけは初期メンバーの馬田裕次が参加しての、駅前喫茶。打ち込みっぽい曲でライブ向きではない曲で、直枝さんや馬田さんも、一回くらいしか演ってないのでは・・?というレア曲。凄い。
後半はいつもの疾風怒濤のカーネーション。前半のディープさを堪能した後だと、ちょっと物足りないかな・・。でも、相変わらずパワフル。最後は再びアーリーイヤーでYoung Wise Men。アンコールでは驚きのXTCからMaking Plans for Nigel!そしてアンコールラストは、博文さんや耳鼻咽喉科時代の徳永さんも参加しての夜の煙突。いやあ、ええもん見せてもらいましたわ・・。
以下、セットリスト
01. ウォーク・オン(直枝EG 弾き語り)
02. ごきげんいかが工場長
03. 昨日の誤算
04. ホリディ
05. きっとイクよ
06. 駅前喫茶(特別ゲスト:馬田裕次Vo,B)
07. 恋は底ぬけ
08. 防波堤のJ
09. 摩天楼に雪が降る
10. ぼうふら漂流族
11. 十字路
12. もうあきてしまった(大田Vo)
13. 未来図(大田Vo)
14. Superman
15. REAL MAN
16. 遠くへ
17. Edo River
18. YOUNG WISE MEN
encore.1
19. ジョンとメリー(直枝Vo+渡辺シュンスケP)
20. がんばれナイジェル Making Plans for Nigel (XTC)
21. ゴング・ショウ
encore.2
22. 夜の煙突(w/馬田裕次、鈴木博文、徳永雅之)
M9,10,13,21:直枝、大田、張替トリオ
<13-03-30>
ムーンライダーズ / Ciao! The Moonriders Live At Nakano Sunplaza Hall 2011.12.17
ムーンライダーズ / Archives Series Vol.08 Moonriders Live At Shibuya Kokaido: 1984.7.14
ムーンライダーズのライブアルバムが二枚リリース。一枚はアーカイブシリーズで、1984年のマアチュアアカデミーリリース当時のライブ音源。アマチュアアカデミーはライダーズに初めて触れたアルバムなので感慨深い。前半と後半に分かれており、後半がアマチュアアカデミーの曲。後半は他のライブ音源で聞いた事があったし、テープを多用しているのでアルバムと大きなアレンジの差異を感じさせないが、前半の過去の曲が逆に新鮮。最も脂の乗り切っていた頃ということもあり、シンプルでパワフル、テクノやニューウェーブの片鱗も残っており、非常に聞き応えがあった。
もう一枚は、もう1年半も経ってしまったのか・・という、活動休止前のラストライブのアルバム版。WOWOW版、BD版と映像ソースも何回も見聞きしているので特に新鮮みはないが、何度聞いてもこのラストライブは泣けてくる。また、嬉しいのは、初回特典として、本当の最後の最後に演ったファンクラブ限定の高円寺ライブの映像がDVDで付いているということ。まさか、高円寺の映像が世に出るとは思ってなかっただけに、これは非常に嬉しい。このライブは、本当に泣いたよな・・。
<13-03-30>
電気グルーヴ / Vitamin
電気グルーヴ / Dragon
電気グルーヴ / A エース
電気グルーヴ / Voxxx
電気グルーヴ / モノノケダンス
FLOW / ブレイブルー
LAMA / Parallel Sign
電気グルーヴにプチはまりして、評判の良さそうなアルバムを選んで購入。確かに、どれもテクノで良い出来だった。ここ最近はローテーションでグルグル回して聞いている。FLOWとLAMAは、アニメのエウレカAOで気に入った曲。LAMAは、電気グルーヴの虹を再構築した曲。
<13-03-02>
鈴木博文solo live 弾き語りvol.7 『高架下の三文楽士〜政風編』@横浜黄金町・試聴室その2
鈴木博文
ゲスト:直枝政広(カーネーション)
料金:3,000円+1drink(500円)
鈴木博文のソロライブ。今回は政風会の直枝さんがゲストで、黄金町の試聴室2が会場。政風会は6年ぶりというので驚き。直枝さん効果か会場は満員で、予約が遅かったため、自分の整理券番号は立ち見だった。いつものソロだと2時間程度なのだが、ソロ交互、続いてデュオ、MCがいつもより多め、ということで、3時間以上の長丁場だった。立ちはキツかったけど、飽きがこないライブでそれほど苦痛もなく時間は過ぎ去った。帰りは、場末な感じのタイ料理屋で夜飯。
以下、セットリスト
-鈴木博文A part
どこへも行かない汽車の中
Er(The Suzuki)
A Blue Colored Woman(The Suzuki)
家には帰れない
君の場所で風になった
-直枝政広
One Day(carnation)
サンセット・サンセット(carnation)
田園通信(carnation)
Willow in space(carnation)
ハリケーン(carnation)
ダイナマイト・ボイン(carnation)
JUICY LUCY
遠くへ(carnation)
-鈴木博文B part
狂犬(moonriders)
凹凸
ゴンドラ
晴れた日に
ブルー
-政風会
空とバケツと山百合と(政風会)
雨に濡れながら(政風会)
Early Morning Dead
風車(政風会)
裸足のリタ(政風会)
Bad Trip(政風会)
-encore.1
ボクハナク(moonriders)
-encore.2
同じ道(政風会)
<13-02-23>
白井良明 40th Anniversary portrait of a legend 2013 -with ramen-【色々あったな 〜popy〜】@六本木 Orange Lady
後藤まさる(Per)
大山泰輝(Key)
上田ケンジ(Ba)
Special Guest/ Nokko
料金:4000円
白井良明の40周年記念アルバムの発売を記念した3daysの2日目。六本木の住宅地の真ん中にある、ラーメンも食べられる謎のライブハウス。中は小ぢんまりとしているものの、2階構造になっていてスタンド椅子も用意されていた。
ラフな感じで登場した良明さんはギター一本でトンピクレンッ子を歩き回りながら歌う。そしてステージに上がり、打ち込み系音源をバックにギターで弾き語り。その後、キーボードの大山さん、ベースの上田さん、パーカッションの後藤さん、とメンバーが一人ずつ増え、それぞれをフィーチャーした曲を演奏。そして、スペシャルゲストの、レベッカのNOKKOも登場。流石の歌唱力。フレンズも演ってくれた。
そして、NOKKOが去った後はノリの良い曲が続く。新譜からfloatin '40、カオスから超えたいボーダー、City ofから青空のトランペットと続く。いやあ、いいね。勢いのままラストまで続く。アンコールは2曲。興奮冷めやらぬまま、終演を迎える。
良明さんのソロは15年ぶりくらいだけど、良かったな。できれば3日ともいきたかった。
<13-02-16>
電気グルーヴ/J-POP
電気グルーヴ/YELLOW
ゆらゆら帝国/空洞です
ザキヤマの缶チューハイのCM曲が気になって調べたら、ゆらゆら帝国の空洞です、という曲だった。既に解散したバンドで、何と愛のむきだしの主題歌にも使われた曲だった。YouTubeで見ると、確かに前奏部とか聞き覚えがあった。YouTubeで偶然、この空洞です、と関連してアップされていたのが、電気グルーヴの新曲、Missing Beatz。電気はきちんと聴いたことはないのだけど、この曲のPVがえらく面白くて気に入ってしまった。ということで、ゆらゆらと電気のアルバムを購入。
ゆらゆらは3ピースのシンプルな音が素晴らしい。やはり特に、空洞ですがいい。電気は2枚買ったけど、どちらも自分向きのテクノだった。他のアルバムも買ってみようかな・・。
<13-01-19>
ムーンライダーズ 火の玉ボーイコンサート@渋谷シネクイント
スペシャルLIVE:東京中低域
アフタートーク出演:鈴木慶一、あがた森魚
料金:2800円
今回は異色のイベント。一昨年開催されたムーンライダーズのライブ映像を、パルコ内の映画館で上映する、というもの。上映の前には同ライブでも前座を務めた東京中低域がミニライブを担当。バリトン、テナーサックスを中心としたサックス軍団のなま音が、狭い映画館の箱の中でブハブハ響くのは心地よい。その後は上映。多分、今後Blu-rayか何かでリリースされるであろう、HD映像が流される。同ライブの前半、1976年にリリースされた火の玉ボーイというムーンライダーズのファーストアルバム(正式には鈴木慶一のファーストソロなのだが)を、収録曲順通りに演奏していく。もちろんライブは見に行っているし、既にCD化されているので、何度か聴き直しているが、ミュージシャンのアップの映像とともに大音響で演奏が流れると、迫力が違うし、生では見えてなかったものも見えてくる。
今回は、ライブの前半部、火の玉ボーイの収録部のみの上映で、休憩部でぶつりと映像が途切れる。そして、スペシャルトークの鈴木慶一、あがた森魚両氏の登壇。慶一さんは髪が伸びて、これでボロでも着てれば完全にルンペンな感じ。あがたさんは相変わらずの出で立ち。当時の音楽シーンや、自身たちの置かれた状況、二人の出会い等、興味深い話が30分ほどじっくり聴く事ができた。慶一さんは、そろそろ何かやらなきゃね。と語っていたので、ライダーズとしての活動も、今後期待できるかも。なかなか楽しいイベントでした。
<13-01-11>
清水靖晃&サキソフォネッツ in 鎌倉 2013 @鎌倉芸術館・小ホール
清水靖晃(テナーサキソフォン)
江川良子、林田祐和(テナーサキソフォン)、鈴木広志、東涼太(バリトンサキソフォン)
ゲスト:波多野睦美(メゾソプラノ)
全席指定 前売 4,800円 当日 5,300円
今年一発目のライブは、清水靖晃&サイソフォネッツ。鎌倉(と言っても場所は大船)ということで、ちょっと遠い会場だけど、しっかりしたホールで、靖晃さん得意の、ホールの残響までも楽器の一部として取り込んでしまう箱庭的なライブパフォーマンスは相変わらずの完成度の高さ。席も5列目の真ん中と極上で、ステレオ感、サラウンド感も素晴らしく音の洪水とともに会場に飲み込まれてしまった。いつも何かしらの新機軸があるのだが、今回は、メゾソプラノの波多野睦美さん(今回初めて知る)のゲスト参加。シネフィルに収録されていた108 Desiresやエチオピア民謡のTew Semagn Hagereを圧倒的な声量で歌い上げる。サキソフォネッツの演奏もサックスの5重奏なのだけど、手拍子やメガホンを通したコーラスが入ったりと独創性があり、会場にはいい感じの緊張感が走る。これがまた、心地いいんだよな・・。途中15分の休憩を挟んでトータル2時間弱だったので時間は短いが密度の濃いライブだった。
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