2017年のミュージックライフ
<17-12-31>
今年の総括
<17-12-23>
直枝政広 毎年恒例の直枝さんのTHANKS AND CHILDREN。今年もチケット発売日に気づかず、数日出遅れてしまった。 整理券番号は61番で、昨年よりいいかな・・と思っていたが、入ったら結構ギリ。まあ、文句のない席だったけど、もう少し遅かったら後方の丸椅子とかになっていたかも。 時間になり、直枝さん登場。いつも通りの痺れるギターと歌声。やはり年末はこれじゃないとね。 新譜からも数曲。岡村靖幸のカルアミルクも。途中、直枝さんの絶妙な自虐ネタも交えたトークが堪らない。今年もクリスマスネタで、25日はファンクラブの会報の発送日だそうだ。その他、自家用車が廃車になった話なども。 後半、観に来ていたブラウンノーズが呼ばれて乱入。定番のAngelなども交えつつ、終焉。いやあ、相変わらず良かった。これで年を越せそうだ。 <17-12-17>
moonriders family trust Year End Party ムーンライダーズFCの会合。申し込んだかも忘れていたけど、メール見たら申し込んでいた。その日は仕事が入っていたのだけど、15:00前には終わったので渋谷に余裕で着くことができた。昼飯抜きだったので、小汚いラーメン屋でレバニラ炒め定食を食べたのだけど、これが絶品・・。 それはさておき、会場に10分前に到着すると長蛇の列でびっくり。寒風吹きすさぶ中、10分と言えども我慢してならび、何とか入場。既にDJタイムは始まっているようだけど、まずはメールの案内で目玉です!と豪語していた物販へ。 以前のFCイベント同様、CD類の詰め放題をやっていた。1000/3000/5000円と袋の大きさで三種類あるが、見ると全て持っているアイテムなので1000円の紙袋を買い、詰める。BD、DVDも1点ずつあり、10枚弱入れたか。持ってはいるけど、アーカイブシリーズとか3枚あり、前回の詰め放題よりは内容は良いかも。相変わらずNo Lie-Senseとチキンハートは余っていた。 物販が一息ついたので、会場に戻り、VTRとDJ. RIOW ARAI選曲による師走のムーンライダーズ楽曲を楽しむ。選曲は結構素晴らしくて、ピエールバルーとかかしぶちソロとか、結構かしぶちさん関連が多い。それにクリスマスもの。元々かしぶちさんの楽曲はアンニュイな感じでクリスマスにはマッチしている。ちなみにこのRIOW ARAIさん。素人のおじさんにしか見えなかったが、列記としたプロのようで、クールダイナモのシングルのReMixも手掛けたり、moonriders.netの各曲紹介のハイライトのカットとかもやっているそうな。はじめて聞いたライダーズがアマチュアアカデミーというので、ほぼ同年代だろう。 さてさて、暫くして、MCの小暮さんの紹介で、鈴木慶一他、3名が登壇。岡田さんは飛び入りのゲストとのこと。まずはトークで、澤部&優介のライダーズとの馴れ初めなどの話から。この二人、28-30歳くらいとのことで、まだ若いんだな・・と、あらためてびっくり。その後、二人でライダーズ楽曲を3曲披露したけど、センスいいね。ライダーズやカーネーションのトリビュートでもそう感じていたけど、素晴らしい。 そして、その後休憩や、クイズ&ジャンケンを挟みながら、岡田さん中心のミニライブと、最後は慶一さんソロでミニライブ。岡田さんのライブは、相変わらずヒヤヒヤ。さよならは夜明けの夢に・・の歌詞を途中で忘れてしまい、何度も中座する。大丈夫か・・。ピアノは大丈夫そうだけど、歌は止めた方がいいよな、岡田さん。見ててハラハラする。 一方の慶一さんは安定感抜群。かしぶちさんの、スプーン一杯のクリスマスなんかを披露して、最後はやはりかしぶち曲でフルフル。3時間、なかなか厳しい体勢で辛かったけど、乗り切った。来年はリョーメイ白井一人40周年でライダーズが集まるし、ビートニクスも始動するし、今から楽しみだ。 <17-11-24>
カーネーション Live Tour 2017 "Suburban Baroque" 最近行くことの多くなったカーネーションのライブ。レコ発ツアーのトリだが、ちょっと前にもFCイベント行ったので、久々感はない。 この日の席は、FC限定のプレミアムシート。1万円もする席で、特典とかあるのかな・・と思っていたのだが、あくまで席だけ。二階の回廊状の指定席がプレミアムということだ。しかしまあ、カーネーションのライブのスタンディングはきついので、お金を払ってでも椅子に座れるのはありがたい。ちなみに、椅子席の後ろを取り囲むテーブル席は、はっきりは分からないが関係者席のようだった。 時間になり、キネマ倶楽部お馴染みの特設ステージから階段を下りてツアーメンバーが登場。新譜の曲を中心に、厚く演奏を繰り広げる。地味に、矢部さんのドラムスがいい。この編成をずっと見れるとは限らないので、目に焼き付けなきゃ・・。 途中、ゲストでKIRINJIの田村玄一氏がペダルスチールで参加。カバー曲なども交えさらに熱いセッションは続く。3ピースでの演奏のあと、一旦休憩。 後半の途中では、アルバムにも参加した女性ボーカルの吉澤嘉代子さんが参加。アルバム曲1曲と自身の曲1曲を披露。後で調べたら、既に3枚のフルアルバム、4枚のミニアルバムをリリースしているようだ。なかなかの美声。 アンコールの告知では、な、なんと、来年の6/30に、35thとして、日比谷野音でライブをやるとのビッグニュースが。凄いな。野音埋まるのか・・と少しだけ心配になる。(3000人くらいのキャパ。20thの九段会館が1000・・) ラストは恒例の、夜の煙突。相変わらずのハイクオリティなライブに、来年の活動への期待も、否応なく高まるのだった・・。 <17-11-11>
公演名:清水靖晃&サキソフォネッツ Live at Spiral Hall 久しぶりの靖晃さんのライブ。スパイラルホールのライブ、というのは相当久しぶりのような気がする。開場時間前に着いたのだけど、既に開場していた。パイプ椅子が並べられ、後方は階段状になっている。それなりの集客が可能な箱で悪くない環境だ。 時間になり、サキソフォネッツのメンバーが登場。あらかじめ配布されていたパンフの曲目に沿って演奏。序盤で演奏したプレリュード55は初演とのこと。NHKドラマのテーマソングで、大好きな曲だったので感動した。特に、靖晃さんの吹く、バリトンな電子サックス(リリコーンではなかった)の音色が、重厚で背筋がぞっとする。江川さんのソプラノサックスも美しい。 また、前半のラスト近辺では、名盤・案山子から夢では、をサキソフォネッツ編成で演奏。これも聞き応えがあった。今回は、音響の金森さん、照明の森下さんも紹介される。彼らの手腕も、ライブに大きな一役を買っている。 後半はマセマティカやペンタトニカの曲が中心。メンバーの鈴木さん作の曲も一曲演奏。ちなみにあらためてだけど、メンバーの二人は、東京中低域所属なんだな・・。東京中低域なサキソフォン奏者、多いな・・。そしてここでも名盤・うたかたの日々から、空に舞うまぼろし、を演奏。こちらは、以前のライブでも聞いたような気がする。 アンコールは一曲。バチっと決めて終演。いやあ、やっぱりいいな。サキソフォネッツ。 <17-10-08>
ベルウッド・レコード45周年記念コンサート 連日でライブに。この日はベルウッドの45周年記念。新宿文化センターという区の施設で開催。 開幕し、いきなりはちみつぱい。蝙蝠の飛ぶ頃、塀の上で、僕の倖せの3曲を演奏。この日は夏秋さんはお母さんが亡くなられたということで欠席。代わりに元森は生きているの、増村和彦さんがツインドラムの一翼を担った。パワフルなドラムスで、なかなかの好印象。 ここで、早々にあがた森魚が加わる。いきなり赤色エレジー。そして新譜からべいびぃろん。驚いたことに、これでお仕舞。休憩になってしまった・・。まあ確かに出演者多そうだし、こんなもんなのか・・。しかい、拍子抜けだ。 20分少々の舞台変え休憩のあと、高田漣楽団とともに、高田漣が登場。父君渡氏の曲を数曲熱演。そして、その後は若手や中堅どころの、ベルウッドとゆかりのある(と言うか、ベルウッドが好きなミュージシャンか)ミュージシャンが二曲ずつ演奏。曽我部恵一以外は初めて聞くミュージシャンばかりだった。 高田バンドの中では、もちろん漣さんの習熟度には脱帽したが、ドラムスの北山ゆう子さん、という方が華奢な体格に似合わない見事なバチさばきで感銘を受けた。 そして終盤、いよいよ本丸の登場。まずは鈴木茂、そして細野晴臣。それぞれ二曲ずつ。細野御大は、見た目の年から信じられないくらいな、見事なボーカルでびっくりしてしまう。鈴木御大のギターもしかり。素晴らしい。そしてアンコールでは、ベルウッド主催者の三浦氏自らがメンバーを一人一人照会。演者全員が舞台にあがり、さよならアメリカを熱唱。 まあ、トリビュート的な内容で、思っていたライブとは違う印象で残念な面もあったが、これはこれで楽しめたので良しとしよう。 <17-10-07>
METROTRON RECORDS PRESENTS 非常に楽しみなライブだ。鈴木博文のソロデビュー作、Wan-Gan Kingの再現ライブ、というだけでも心躍るのに、そのバックを5人組全盛期時代のカーネーションのメンバーが務める。3ピース構成になってから初めてじゃないか?特に、キーボードの棚谷さんは、直枝さんと接触したことはほぼなかった筈だ。博文さんという御大の声掛けで実現したのか・・。 場所は新代田のFEVER。新代田に初めて足を踏み入れるような気がする。ちなみに、世田谷代田から徒歩で赴いた。開場15分前には結構な人が集まっていた。そして開場。整理番号順に入場する。ALL STANDINGで直方体な箱なのでどこで聞いても同じような感じだ。しかたなく、壁際の位置を確保する。 時間になり、メンバー登壇。凄いな。滅多に揃う事のない面々だ。女性コーラスが一人居る。若い感じで眼鏡が印象的なインテリ風の娘だが、その後の紹介で、棚谷林子さん、と紹介されたので、棚やんの娘なのだろう。 一曲目は当然、Ku-cha Ku-cha。盛り上がる。アルバムの曲順通り始まり、多少順番を変えつつ進む。途中、どん底人生も挟み、君が愛し続けるから、で一時間くらいで一旦休憩。 休憩後に登壇したのはカーネーションonly。演るのか、5人だけでカーネーションの曲を!会場は盛り上がる。"頭の中の傷"だ。この編成のカーネーションをまた聞くことができるとは・・。一曲終わり、5人で談笑。仲良さそうでびっくり。直枝さんが、"あらためてこのメンバーで演ると、棚やんのコーラスのために演ってる感じが強い"と言ってたのが興味深い。また、太田さんに、まだカーネーションの曲弾けるの?と嗾けられ、弾けるよ、と棚谷さんがEdo Riverっぽいけどちょっと違うイントロを弾いて、Tone Riverでした・・と笑える展開も。しかも、そのまま本物Edo Riverを1番だけ即興で演ってしまうサプライズ付き。もう一曲はごきげんいかが工場長。Wan-Gan Kingと同時期の曲から選曲したとのこと。 カーネーションコーナーもひと段落で、再び博文さん登壇。自虐的なMCを交えながら、アルバムの残りの曲を。 定番のModern Loverや工場と微笑み、どん底天国なども交えて一気に演奏。アンコールはボクハナク、を博文さん&直枝さんで熱唱。そしてラストは棚やんのピアノをバックに、さよならは夜明けの夢にでしっとりと。最後には写真撮影も。これも嬉しいサプライズだった。 また機会があれば鈴木博文withカーネーションを見てみたいものだ。 <セットリスト> kucha-kucha Friends Luna Child Old Man Early Morning Dead どん底人生 君が愛し続けるなら 頭の中の傷 Edo River ごきげんいかが工場長 Modern Lovers どん底天使 どん底天国 Motel 工場と微笑 Fence ボクハナク さよならは夜明けの夢に <Edo Riverへと移行する流れ> 直枝さん)改めてこのメンバーで演ると、棚谷君のコーラスのために演ってるって感が強いね。 大田さん)お尻振ってるよね?、棚やん最近は何してるの? 棚谷さん)ライブはしてないかな 大田さん)カーネーションの曲忘れちゃったんじゃない? 棚谷さん)弾けるよ と言って、Edo Riverっぽいけどちょっと違うピアノの前奏が始まる 棚谷さん)Tone Riverでした 大田さん)あらら、そう言うオチね そしてすかさず棚谷さん、本物のEdo Riverのイントロを弾き始める メンバー、それに乗って即興でEdo Riverの演奏が始まる・・ <17-09-18>
carnation SOUND FACTORY Meeting Vol.2 カーネーションFCイベント。二回目との事だが、初めての参戦。 南青山だったのだが、何故か勘違いして(レコ発ツアーの東京公演と会場を混同)、鶯谷の東京キネマ倶楽部へ行ってしまう・・。黒山の人だかりで、カーネーションってこんなに人気あるんだ・・と慌てる。整理番号がどうも一致しないので、係の人に確認すると、全然違うライブであることが判明。(GEMというアイドルグループのライブだった) 慌てて電車に乗って南青山に移動。 会場から開演まで一時間あったので、結局は余裕で到着。メンバーとのチェキ撮影有との事で緊張したが、間違えて鶯谷へ行ってしまった話で打ち解ける。 会場はほぼ立ち見。時間を10分ほど過ぎ、いつもジングるとともに、直枝さん&大田さん登場。どうするのか、と思ったら大田さんVoの新譜の曲を、カラオケバックに熱唱。意外なスタートだった。 その後、デュオで一曲やった後、矢部さんが参加の懐かしい3ピース構成で数曲。さらにKBで藤井さんも参加して、新譜曲含めて演奏。いやあ、相変わらず素晴らしい。素晴らしいと言えば、余談だが、今回の新譜。前回のマルチモーダルが秀逸過ぎて、今回はどうかな・・と危惧していたが、それを吹き飛ばすような名曲揃い。前作よりもポップな曲が多く、趣が異なるのも素晴らしい。各方面でもいつも以上に絶賛されているようだ。 で、ライブは4人編成で1時間くらいじっくりと。その後、メンバーへの質問コーナーへ。 ここで、食事も振舞われる。ドリンクコーナーの脇で、セルフで盛り付けられる。8000円と、それなりの値段もしたのでお金を掛けているようだ。 質問コーナーの後はメンバーがステージから降り、ファンと歓談して回る。22時近くになって閉会。最後に、入場時に撮影したチェキにメンバーのサイン、そして握手。なかなかマニアックな催しであった。ちなみにこの日のライブ音源は別途送付されるとのこと。 年内この先は、インストアやWanGan再現、レコ発と、カーネーションが結構続きそうだ。 <17-08-19>
渚十吾×鈴木博文 @喫茶SMiLE(渋谷) 超レアな渚十吾と鈴木博文のツーマン。渋谷のスマイルで開催。特にチケットの発売や予約もなく、当日に博文氏のtweetで開場が19:00で開演が19:30と知る。 この日は夕方突然の豪雨で、世田谷は台風のような雨、風。家を出れないのでは・・と危惧したが、奇跡的に回復。 店に着くと先客は一人。店内からリハ中の渚十吾の演奏が聞こえる。開場になるとそれなりの人で、キャパ20人にも満たない店内は一杯に。 時間になり、まずは渚十吾のユニット。狭いステージに5人が入り込む。コーラスの小貫さんは、ぱっと見わからなかったが、以前カーネーションのライブでゲストヴォーカルで出ていた娘だった。 渚十吾バンドの演奏はCDで聞いたイメージそのままで、なかなかの趣がある。渚十吾の独特のボーカルと、女性二人のコーラスのコラボが心地よい。渚十吾のMCも味がある。CDを聞いて感じていた人物像そのままのトークだった。 続いて後半。博文氏のステージ。本人と、キーボードのミズノトモコさん二人で数曲。そして途中からドラムスで北山氏が参加。比較的新しい曲中心。3ピースで引き締まった、なかなかの名演だった。アンコールは、さよならは夜明けの夢に。約2時間半。めったに見られない組み合わせのツーマンライブであった。 <17-07-31>
塚山エリコ 【Poppin'4】《Made In Manhattan》ニューヨーク録音 前週にbonsai.のライブがあったのだけど、仕事で行けず、代わり・・という訳ではないが、bonsai.の二人が参加している、塚山エリコさんというピアノ奏者のバンドのライブへ行く。 塚山エリコさんというのは、全くの初見で、wikiで調べると、TVのエレクトーン奏者上がりで、主にアレンジャーとして活躍して、昨今はジャズ、フュージョン系のライブも多くこなしているとのこと。その塚山さんが、bonsai.の二人ともう一人ベーシストを含め4人で結成したのがPoppin'4。そのCDレコ発のライブが今回のものだ。 目黒のBluesAlleyJapanというのは初めて行ったけど、駅そばのホテルの地下にあるジャズクラブ風の店。最近は美奈子さんなんかもライブを演っているようだ。テーブル席で飲食しながら・・というスタイルの店で、折角だから、ビールと軽食を頼む。 時間になり、メンバー登壇。今回、ホーンセクション4人とパーカッションも交えて、結構な大所帯。音が出るや、凄い。超バカテク、圧倒的なパワー。もういきなり圧倒される。メンバー全員が超絶テクだ。もちろん、土方のカッティング&ソロ、渡嘉敷パワフルドラムスは圧倒なのだが、ホーンも凄い。4人順繰りのソロパートでは、皆が皆、皆素晴らしい。特にびっくりしたのは、最年少と思われるTpの二井田ひとみさん。小柄な女性ながら、もの凄くパワフルにホーンを吹きまくる。これは圧倒された。そして、サキソフォンの平原まことさんは、平原綾香のお父さんとのこと。平原綾香を実はあまり知らないのだが・・。 そして、そして、もちろんバンマスの塚山さんのオルガンも素晴らしい。ジャズ、フュージョン、R&Bと、名曲を独自のアレンジで次々と演奏する。土方カタヤンの渋いギターには涙が出る。今回はロックではないので、派手なソロはないのだが、逆にその押さえた感じが素晴らしい。ベースのコモブキさんというも全く知らない人だったが、ソロも超絶だった。 ステージは、途中30分の休憩を挟み後半に。新譜の曲を中心に、オリジナル曲なども交えていいく。最後はサンバ。木村誠さんのパーカッションと、渡嘉敷ドラムが冴えまくり、会場も興奮の坩堝。いやあ、凄かった・・。 飲食費込みで1万円超えてしまったけど、十分以上に堪能できた・・。この手のライブ、年に何回かは行きたいね。 <17-07-15>
METROTRON RECORDS PRESENTS 鈴木博文レコ発ツアーの東京編。対バンで若手のバンド、ミュージシャンが3組。各組とも意外と長く、トータルで3時間を超える長丁場のライブとなった。 ポニーのヒサミツは、カントリー系のバンドで、ライダーズのスカーレットの誓いも演奏。シバノソウは、女子高生シンガーで、ギター弾き語りパンク。結構、インパクトあった。父親は東京中低域のバリトン奏者とのこと。JKらしいトークがなかなか楽しかった。最後のしずくだうみは聞かせるボーカルの女性シンガー。週末のドライバーを、鈴木博文とのデュオで熱演した。 そしていよいよ、本命の鈴木博文。どう?楽団を引き連れての登場で、狭い壇上は演者でいっぱい。ドラムスの夏秋さんが不在でリズムマシンだったが、それ以外は先月のレコ発とほぼ同じメンバー構成。バイオリンだけ一人違ったけど。 時間も限られていたので、全曲とはいかないけれど、アルバムの雰囲気を再現する名演だった。やはり、サックスと弦が入ると豪華な感じで素晴らしい。やなぎさわまちこさんのキーボードとフリューゲルホンもなかなか。最後は、くれない埠頭を対バンミュージシャンとともに熱唱。長丁場だったがなかなか楽しかった。 余談だが、この箱は、山木秀夫スクールの会場のようで、宣伝ビラやCDが飾られていた。 <17-07-01>
あがた森魚&はちみつぱい in 東京 2017 あがた森魚とはちみつぱいによる、べいびぃろんライブ。メルパルクでのゴージャスな公演。開演ちょっと前に到着したが、待ちの客はそれほど多くなく、すぐに中に入れた。プレミアムシートの特典はパンフィレットとCD。CDは昨年のビルボードでのはちみつぱいライブでの、あがた森魚とのコラボ曲が3曲入ったもの。 定刻になり、開演。いつもの、ライダーズ系の場内アナウンス嬢が、淡々と少し過激なアナウンスを行う。 あがた森魚とはちみつぱいが登壇し、演奏が始まる。曲は新譜のべいびぃろんから。40分ほど新婦からの曲を演ったあとは、はちみつぱい単独の演奏。コウモリが飛ぶ頃、塀の上で、僕の幸せ、を名演。 再びあがたが合流し、べいびぃろんの曲や、骨、リラのホテルなど。かしぶちJr.による釣り糸も。もっと長いかと思ったけど、2時間くらいで終演。アンコールは赤色などの初期の曲をメドレーで。2回目のアンコールはべいびぃろんで、2時間半くらいの内容だった。前回の45周年日比谷の豪華さに比べると、あっさりした感じではあったが、今、のあがた&ぱいを堪能できた。 <17-06-10>
松尾清憲ソロライブ『サイドエフェクツ〜恋の副作用〜』 初めての松尾清憲ライブ。シネマとかで少し見たことはあるけど、単独ライブは初めて。昨年30周年ライブをやってて、行こうか迷っていたんだけど、バックバンドのメンバーはほぼその時と同じみたい。ギター&キーボードの橋口靖正が居ないけど、この方は昨年末に亡くなってしまったそうだ・・合掌。 今回はファーストアルバムのサイドエフェクツにスポットを当て、全曲演奏する再現ライブ。サウンドプロデュースの良明さんと、ハーモニカの八木のぶおさんがゲスト参加しているのが目玉か。 オールスタンディングかと思っていたが、座席有。整理券番号が135番とかなり後方だったが、会場時にはおそらく1/3も人が居なかったのでので、通路脇の椅子に座ることができた。ラッキー。 時間になり、メンバー登壇。65歳とは思えない松尾さん。しっかりしたサポートメンバーに支えられ、2000年以降の後期松尾アルバムから曲を披露する。松尾さんは、もちろん80年代の良明さんプロデュースの三部作が凄いけど、2000年以降もかなりレベルが高い。50-60歳台でこれだけのクオリティのアルバムをコンスタントに出し続けるミュージシャンってそうそういないだろう。あがた森魚とかもすごいけど。 ヴォーカルは安定しているし、バックメンバー一人一人の演奏も素晴らしい。軽快なトークも交えつつ10曲弱を演奏し、いよいよサイドエフェクトへ突入。アルバム曲順に演るかと思っていたが、順不同みたい。まあ、盛り上がりやゲスト登場も図ってのことだろう。それにしても30年以上前の楽曲とは思えない新鮮さ。そしてゲストが加わる。まずはハーモニカの八木さん。白髪でお爺ちゃんみたいだけど、吹くとこれが凄い。これがプロのハーモニカなんだな、と納得。続いて良明さんも参入。平田崇さんのギターも素晴らしかったけど、良明さんのギターは躍動感があり、朗々と歌い上げる感じで最高。しかも、やはり本家サイドエフェクト、っていう音色。 ラストは待ちに待った愛しのロージー。良明&平田のツインギターで、おなじみのイントロが奏でられる。ぞくぞくする快感。そしてシャウトする松尾さん。ドラムの朝倉さんも熱の入ったスティック裁きでしびれる。いやあ、凄かった・・。 アンコールは二回。初めは、サードアルバムの一曲目、穴の中で僕たちは。これもギターの応酬で最高。二回目のアンコールは二曲。サードから八木さんハーモニカが入ruGET YOU DOWN BLUE。最後は、セカンドから僕らのハックルベリーフィン。自分的にはサニーシャイニーモーニングが無かったのが残念だったけど、盛り上がりの選曲で大満足。非常に質の高い、プレミアムなライブだった。ちなみに松尾さん。年内に新譜を出すべき画策中とのこと。変わらず盛んで嬉しい限り。存分に楽しめた一夜となった。 <17-05-19>
鈴木博文「どう?」発売記念ライヴ 一カ月ぶりの鈴木博文ライブ。今回は博文さんのバースディ&レコ発。3年ぶりの新譜だが、3年のインターバルというのは最近の博文さんとしては早い方。ここのところ5年だったので。 場所は渋谷の7th Floorという初めて行く場所で、TSUTAYAのライブ会場のビルの上。6階の店と、7階のこの店の二つの直行エレベータがあり、入場が少し混乱したが、整理券は50番台とそれほど良くなかったにも関わらず、テーブル付きの席をキープできた。 時間になり、博文さん&楽団登壇。まずは小編成。夏秋&コーノ&ミズノとの4人編成。既存の楽曲から数曲演奏。バックがしっかりしている博文さんのライブはやはりいいな。そしてここで、今回の新譜のサウンドプロデュースを担当した、ayUtokiOこと猪爪東風氏が登場。博文さんとのトークを交えながら、自身のバンド、ayUtokiOのメンバーが準備を始める。バイオリンとビオラが居るのが珍しいか?ちなみにayU氏は31歳。最年少はギターの内村イタル君で22歳とのこと。バイオリンのななこさんはayU氏の3歳くらいからの幼馴染というから驚きだ。 ライダーズのトリビュートアルバムで録音したDISCO BOYも交えながら、またまた数曲演奏。イメージ的には、昔のリアルフィッシュ的な編成なのだろうか?ayU氏もよくしゃべり、戸田誠司みたいな感じなのかな・・と妄想してみたりする。 そして、AyUtokiOの一部のメンバーと、SAXの森田氏が混合した、どう?楽団の最終編成で、ライブの後半スタート。新譜からの曲中心だが、良さそうな曲が多い。新譜を聞くのも楽しみだ。この後半戦でびっくりしたのは、キーボードのまちこさんがトランペットを華麗に鳴らしていた事。結構、マルチなアーチンストなんすね。 そしていよいよ終盤。過去の曲から数曲演奏。アンコールで登壇した際には、花束とケーキのサプライズが。花束は加藤千晶さんだったらしい(後で知る)。 アンコールの曲は、無敵の人から、コーダ・朝焼けに燃えて。ラストのソロの応酬も盛り上がり、幕が閉じた。 <17-05-03>
赤塚不二夫生誕80年企画 バカ田大学祭ライブという、よくわからない企画ものライブの初日に行く。恵比寿ガーデンホールは二回目だと思うのだけど、前回何で来たのか思い出せない。吉田美奈子だったような・・?だとすると20年以上ぶり、ということになる。 幸いにも、後方に保護者観覧席と称した座席が若干数あり、座ることができた。開演前は埋まるのかな・・?と思ったが、蓋を開ければ満席。流石、矢野顕子、高橋幸宏パワーか。 前半は矢野顕子。きちんと単独のライブを観るのは初めてだ。流石の名演。Bakabonという今回のためのオリジナル曲でスタート。SUPER FOLK SONG、忌野清志郎、大瀧詠一、宮沢和史の極と続き、最後にひとつだけ、を熱唱。ピアノとヴォーカルだけでこれだけの事をするのだから、大したもんだ。 そして後半。ビートニクスだ。今回、METAFIVEのメンバーを取り入れた新生ともいえる構成。一発目から新曲だ。鼻もちならないブルーのスカーフ、グレーの腕章という曲で、後半ではユキヒロがドラムを叩く。 出口主義からのNow And Thenは新アレンジで会場は沸く。そして名曲、ちょっとツラインダ。またまた1stからNO WAY OUT、Ark Diamond。Arkではまたまたユキヒロドラムが・・。そして、慶一節のDohro Niwaは天才バカボンキャラクターがスクリーンに浮かび上がる。最後に、矢野顕子を舞台に呼んで、新曲、シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya。会場は一丸となり湧き上がる。 アンコールは、矢野顕子のリクエスト、とのことで、YMOのBGMから、BALLET。この曲をライブで聞けるとは思わなかったな・・。 ということで、比較的コンパクトな内容ではあったが、堪能した。 <17-04-22>
「ムーンライダーズ春祭り」 この日はムーンライダーズFC向けの無料イベントに参加。15時スタートで、30分以上早めに着いたら、試聴室の前には誰も居ない。早すぎた・・と思い、近くのモスで時間をつぶす。そうしたら、岡田さん一行(と言っても二人か)が入ってきた。バナナジュースを頼んでいた。なんか可愛い。 15分くらい前になり、岡田さんを後に視聴室に行くと、既に20人くらいの列が。もう少し早く来れば良かった・・。時間になり、1ドリンク500円だけ入り、入場。すると、物販に集まる人々。MRオフィスの野田女史が、"紙袋詰め放題で2000円です!"と売り込み。ちょっと前のFC向けのメルマガで、在庫一掃する、とか書いてたのがこれか・・。まあ安いので参加しようと、2000円を払い小さめの紙袋を貰う。卓上の物品を見ると、CD、DVD等。アイテム数で言うと7-8種類か? 鈴木慶一ソロ二種、PostWarのDVD、ゆうがたフレンド、チキンハート、No Lie-Senseのライブ、ぱいライブのパンフ等。一通り詰めて、まだ余裕あったけど、二枚もらってぱんぱんにするのも何なので、この辺で御仕舞に。 落ち着いたところであたりを見回すと、椅子はほとんどない。ドリンクを貰ってウロウロするけど、どうも落ち着かない。そうこうしているうちに、最初のコーナー、武川さん登場。夏秋さんと一緒にトークショーだ。自分は前方の位置だったので、体育座りで聞くことに。進行は小暮秀夫さん。主に、これから制作するという新譜の構想について。大船あたりのスタジオで録って、順調にいけば秋にもリリースしたいらしい。武川さんの口が滑ったのは、晩秋あたりに、ベルウッドの細野さん系のイベントだか企画が、何かあるらしいこと。それにも参加するようだ。 そして、武川さんのトークと重なるように、良明さん登場。ガカンとリョーメイの二人だ。白井良明さんは何でも今日、新譜の7"アナログを出したそうで、ユニオンお茶の水で一日店長をしたらしい。その後も、6月に同じく7"、その後フルアルバムを出して、ミニツアーもやるそうだ。良明さんはサーフトリップのアナログ盤と、TOKYO FM LIVEの仮MIX版のカセットテープをお土産に。クイズとじゃんけんで争奪戦に。最後は、新譜の7"の物販を中心としたサイン会に。自分も並んだけど、新譜が10枚もなかったようでSOLD OUT。列から離脱した。 この後、DJタイムが少しあったが、これは失敗かな。会場が狭く、人が多いし、ライダーズ系で踊れ、っていうのにも少し無理がある。 そして続いては岡田さん。相変わらず足取りはおぼつかず、少し前から呂律が回らない感じで少し心配。話によると、昨年春は肺炎で二カ月くらい入院したらしい。しかし活動はそれなりに活発で、昨年リリースした新譜の話や、そのPV、そして次の日に二部制で開催されるライブの話題に。岡田さんの初めてのソロライブ、少し気になるけど、やはりこのおぼつかない感じの岡田さんを見るのは心配で気が気でないので、止めておこう。 岡田さんコーナーも終わり、またDJコーナー。ここから、最後の博文さんのコーナーまで、1時間半くらい間があく。映像試聴コーナーもあるようだが、それも1時間以上先だ。この閉鎖空間に居るのも辛いので、さきほどgetできなかった良明さんの新譜を買おうと、ここで一旦抜けて、お茶の水のユニオンに。しかし、生憎の豪雨でびしょ濡れに。おまけに、ユニオンもSOLD OUT。戻るのが面倒になってしまって、そこから中央線に乗って帰路に就いてしまった。ちなみに途中の新宿で下車してユニオンに行ったら、そこは在庫がありで、なんとかgetできた。良かった。 <17-04-19>
「夜のミューズメント」
2017年4月19日(水) ライブ重点月間に突入したように、一週間も間をおかず、次のライブに。元カーネーション、矢部浩志氏の初(?)の単独ライブ。自身のプロジェクト、Musementでリリースした二枚の楽曲から、女性ボーカルにスポットを当てて、5人をゲストに呼んで初めて公の舞台で疲労する。カーネーションの二人も参加。否が応でも盛り上がる。 この日は午後半休を取って開場前にクアトロに。入場番号101番と後方だったが、開場前であったことが功を奏いて、ほぼガラガラの状態で会場に入ることができた。真ん中のスペースにも椅子があり、十分な席は確保されているが、やはり中段のテーブルがある椅子席を選んだ。真ん中は既に埋まっており、左側はクアトロ名物巨大柱が邪魔をするので、必然的に右側へ。それなりの席を確保できた。 時間を少し過ぎ、矢部さん達登場。な、なんと矢部さんはステージ右端のドラムセットに着席。顔がステージに隠れてしまう。真ん中じゃないのか・・。でもまあ、ドラム裁きと、時々顔が見れるのでまあいいか。もう一つ右隣だったら全然見えなかった。 初めの歌姫はkorone。ベースが岩崎なおみなので、コンスパに近い構成。矢部さんの軽快なドラム裁きは心地よい。そして、いつもながら岩崎なおみ嬢。美しく、かつ手慣れたベースの指使いに酔いしれる。佐藤優介のレトロなモノフォニックなシンセの音色も相変わらず絶妙。 二番目は野見山睦未姫。ローカルバスという福岡のユニットのボーカルらしい。天然系な感じだが、歌は上手い。鈴木祥子の曲も歌い上げた。 そして三番目、安藤裕子姫。全身スパンコールのド派手なワンピースで圧巻。すこしいっちゃってるキャラもいい。でも歌は凄い。クラクラしそうなシャウト。Musementの代表曲とも言える僕の頭はF-WORDを絶叫熱傷。この曲はギターのカッティングも印象的なのだが、今回ギターを担当した西田修大氏から、レコーディングでは矢部浩志氏本人が演奏をしていたことが暴露される。本人曰く、ちょっとずつ弾いて合成したらしい。職人だな・・矢部さんは。 そして四人目。茂木ミユキ姫。妖艶な衣装と髪型が印象的。名前忘れたけど、不思議なエレキ琵琶みたいなものも弾いていた。 続いて、いよいよ待望のカーネーションの二人が登壇。本人たちも、こんなオジサン居ない方が・・と言っていたが、女性ゲスト続きだと、二人のオッサン感はより強く感じる。しかしまあ、流石は直枝さんの歌唱力。曲は矢部作曲縛りで、魚藍坂横断、Used Car、Future Rock Showと、普段やらない曲ばかりで興味深い。直枝さんも、難しいんだもん。を連発。最後のFuture Rock Showでは、最後の歌姫、武田カオリが乱入。直枝さんとの掛け合いボーカルが秀逸だった。 カーネーションの面々が抜けた後は武田カオリで二曲。この人、CMの歌姫らしいけど、すごくうまい。大トリの一曲は、武田カオリメインVoで、出演者全員が登壇し(安藤姫はなぜかいなかったが)大演奏会。 アンコールはコンスパの三人による矢部さん&Koroneの曲。iPhoneの力も借りて箱庭的に演奏。これも良かった。 閉演後、物販では7インチのシングルを購入。矢部さん自身、アナログの再生環境ないと言ってたけど、どうしてこう、アナログ盤って頻繁にリリースされるのかね・・。オブジェとしての意味合いもあるのかね。 <17-04-15>
「葉脈を辿って」鈴木博文 整理番号など無しの、来店順入店で、開場の10分前に到着。いつも最後列に座るので全然問題はなかった。でもこの日は満杯満席で、珍しい状態だった。 時間になり、いつも通りゆったりした感じで博文さん登場。ギターをかき鳴らしながら歌い上げる。曲目・曲順忘れてしまったけど、この日の選曲は結構好みだった。ライダーズや政風会の曲も入っていた。 途中休憩を挟んで約2時間。最後のアンコールは定番の重荷。アンコール曲が終わると、さっと拍手も止み、すぐに閉演になるのもいつもの感じ。会場を後にし、近くの魚真という海鮮居酒屋で飲み食いする。 |