2015年のミュージックライフ
<15-12-26>
直枝政広 ![]() 直枝さんの毎年恒例のワンマン。これを観ないと年を越せない、と思えるほど定番化してきた。これで3回目か、4回目か。仕事の予定をほってでも、このライブは見逃せない。先行予約を必死こいて取ったおかげか、入場整理番号は7番。余談だけど、一週間前のカーネーションGARDENも良い番号でチケット取れたのに、鈴木慶一ライブと重なってて、なくなく手放した。 二列目のかぶり付きの席でワインを飲みながら時間を待つ。ほぼ定刻で、いつも通りラフな格好で直枝さん登場。始めの二曲はスローモーな曲なのでウトウトしてしまったが、3曲目のソギチェリの曲あたりからテンションupで眠気も吹き飛ぶ。アダムスキーは、このライブの前に予習することができなかったので、このワンマンでのギター弾き語りが初視聴となってしまった。またまた余談だけど、この弾き語り版も良かったけど、後で聞いたバンドバージョンも、初期のXTCのようなウネウネキーボードが楽しい、素晴らしい曲だった。 その後、定番のREAL MAN、ハリケーン等で約一時間で第一部が終わる。少し休憩の後、第二部。例年と被りの少ない選曲で、聴きごたえ十分。直枝さんのMCで、僕の曲は猫が多く出てくる、とのことだったが、言われて見ればその通りだ。車の上のホーリーキャットやLovers & Sistersとか、結構印象的だ。ラス前一曲は大盛り上がりの定番、ANGEL。そしてやるせなく果てしなく、で終演。アンコールは幻想列車、I Love Youで、最後はブラウンノーズも無理やり壇上に引き出され、エアギター、エアドラムスとコーラスで、JUICY LUCYの大合唱。いやあ、今回も良かった。これできっちり、年を越すことができそうだ。 セットリスト 第一部 1.アルバトロス 2.Planet Radio 3.かはたれとき たそかれどき 4.Sweet Baby 5.アダムスキー 6.REAL MAN 7.ハリケーン 8.ムサシノ・ブルース 9.Walk On 第二部 10.永遠と一秒のためのDIARY 11.Willow in Space 12.メテオ定食 13.まともになりたい 14.Long Hard Climb (Ron Davies) 15.車の上のホーリー・キャット 16.パーキング・メーター 18.ANGEL 19.やるせなく果てしなく アンコール 20.幻想列車 21.I LOVE YOU 22.JUICY LUCY(w/ブラウンノーズ) <15-12-20>
鈴木慶一ミュージシャン生活45周年記念ライヴ ![]() ![]() 鈴木慶一45周年記念ライブ。45周年というのは中途半端だけど、年も年なので切りの良い時にやっとかないと・・という事らしい。8月、9月と、このライブの前哨戦のような小さなライブを観に行ったけど、その集大成のような構成。 今回は非売品EP付きのプレミアムーンシートという12000円もする席を取ったのだが、プレミアムというから限られた座席数しかないのかと思いきや、会場前の行列は圧倒的にプレミアムーンの方が長かった。まあ、これだけ豪華な演奏陣のギャラを考えると、さほど高いとも思わないが。 開演前にパンフレットを買うと、鈴木慶一のディスコグラフィーが結構細かく記載されてた。これは資料的価値ありそう。 開演はほぼ時間通り。メルパルクというしっかりしたホールだし、映像収録もあるようなので、ダラダラとやるつもりはないのだろう。先日のあがた森魚とは対照的だ。 出だしはコンスパから。コンスパはライブで見るのは初めてだったので新鮮だった。カーネーションライブ他で見ていたが、矢部さんがバリバリドラムスを叩くのは感慨深い。近藤研二も、栗コーダーのイメージが強かったので、ロックなギター演奏にびっくり。上手いし。そして岩崎なおみ、Konoreという女性陣も良い。元気な演奏で好感持てた。 続いて、今回リリースされた新譜を演奏するためのオリジナルバンドにチェンジ。余談だけど、今回の慶一さんの新譜、非常に良かった。完全セルフプロデュースは火の玉ボーイ以来とのことで、濃縮された曲が散りばめられていた。 ライブ演奏の方も秀逸で楽しめた。 そして次は高橋ユキヒロが加わり、Beatniks。No Way Out、トータルリコール、ちょっとツラインダ、という初期の名曲を堪能。トータルリコールの誕生の話は、何度聞いても面白い。自動車CMタイアップ曲だったのに、タイトルで一発NGになってしまったという話・・。 斉藤哲夫の一曲を挟んで、いよいよライダーズ。火の玉ボーイからスタート。少し前に大動脈乖離で生死をさまよった武川さんは不在で、ドラムスは矢部さんの構成。が、しかし、途中からなんと武川さん登場!しかも、スカーレットではトランペットを演奏!復活したのだな、と本当に感激する。くれない埠頭、Beatitudeと、しっかりした演奏を聞かせてくれて、ライダーズの健在ぶりを印象付ける。 そして、ラストパート。目玉とも言える、はつみつぱい。老人たちが集まり、チューニングをしながらこうもりの飛ぶ頃・・という、往年の演奏するタイルで幕が開ける。うーん、しかし、ぱいは流石にちょっと演奏厳しい感じかな・・。本多伸介なんて危なそうだし、橿渕太久磨も本職ではないので、ぱいの独特のグルーブを支えるのには力不足・・。塀の上でとか、慶一さん、リテイクするし、やはりメンバーの寄る年波とブランクには厳しいものを感じる。その中で駒沢さん、渡辺勝さんは遠目には昔と変わらぬ風貌で、歌や演奏もしっかりしていた。それから、ぱいに岡田さんが加わっている構成も初めて見れた。後期ぱいのメンバーだった筈だけど、再結成ライブなどでは加わることがなかったので、ある意味新鮮だった。 そしてアンコールは、マザーから大合唱で一曲。そして、最後の最後は、武川さんと二人でScum Partyで幕引き。慶一さんの記念ライブだが、武川さん復帰を記念する、と言っても過言ではない内容であった。 <セットリスト> Controversial Spark -M01 In May -M02 In June -M03 Hello Mutants マージナル・タウン・クライヤーズ -M04 男は黙って・・・ -M05 無垢と莫連、チンケとお洒落 -M06 愛される事減ってきたんじゃない?ない -M07 Memories -M08 Untitled Songs Part1のみ The Beatniks -M09 No Way Out -M10 Total Recall -M11 ちょっとツラインダ 休憩 M!12 されど私の人生(斉藤哲夫ゲスト) moonriders -M13 火の玉ボーイ -M14 ビデオボーイ -M15 スカーレットの誓い -M16 くれない埠頭 -M17 Beatitude はちみつぱい -M18 こうもりの飛ぶ頃 -M19 センチメンタル通り -M20 月夜のドライヴ -M21 塀の上で -M22 煙草路地 -M23 僕の幸せ アンコール -M24 エイトメロディーズ -M25 Scum Party <15-09-27>
『鈴木慶一ミュージシャン生活45周年記念シリーズ』 時間になり、入場。今回も、ステージフロアの席は諦めたが、それでもロフト部の最前列の席が取れた。ばっちりステージが見える。前回は見えなかったからな。 時間になり、慶一さん登場。前回同様、一曲だけ一人で歌う。前回、酷い歌を歌ったけど、今回も・・。と、カメラ=万年筆より、"欲望"を。言われてみれば、この曲、PaedophiliaとかNecrophiliaとか、危ない単語が並んでる。英語で歌っているからちょっと気づかなかったりするけど、日本語だったら即アウトだろう。 その後、アーバンギャルドの松永天馬にバトンタッチ。前述のゴスロリ系はこれだったのか・・と納得。ライダーズの曲、自分らの曲、筋肉少女帯の曲等を歌う。 そして続いては、蔡忠浩というよく知らないミュージシャン。bonobosというバンドのリーダらしい。歌は上手かった。 そして、PANTA。髪の毛が白髪になり、少し太ったか?後のトークで判ったが、映画出演の役作りでそのようにしたとのこと。出て早々に、リハーサルと違うんだよ・・と、ちょっと悪態を付いたりして、いい感じ。荒々しい曲を中心に、数曲を熱唱。 そして、慶一さん。カメ万から数曲、ビデオボーイやMotherのテーマ等、80年代の曲を数曲熱唱。そしてPANTAが加わり、くれいない埠頭や、PANTA&HALからオートバイ等を熱唱。最後はアーバンギャルドも加わり、花咲く乙女を大合唱。盛り上がった。 次回マンスリーは平日で厳しそうで、飛ばすので、12月のメルパルクになりそうだ。これも楽しみ。 <15-08-27>
『 鈴木慶一ミュージシャン生活45周年 記念シリーズ「The Basement Music / B.Y.G マンスリーLIVE」第一弾』
2015年8月27日(木) ![]() ![]() 先週の松本隆45周年に続き、鈴木慶一も45周年。しかも、12月までマンスリー。はちみつぱい活動時の拠点とも言える、渋谷の伝説のライブハウス・BYGでライブ。 BYGは、名前だけは良く聞いてはいたが、行くのは初めて。1階はカフェエリアのようで、狭いらせん階段を下りていくと、地下にステージとカウンター席が。天井低く、複雑な構造で、お世辞にも良い環境のライブハウスとは言えないが、味は出ている。 開演時間になると、慶一さんが一人ステージに現れ、トークと一曲。この一曲の歌詞が凄かった。初期の曲らしいが、ほとんど人前では歌ったことがないらしい。そりゃあ、そうだろうな、という一発で放送禁止になる内容の歌詞だった。 そして、早々に青山陽一にバトンタッチ。5-6曲歌って今度は博文さんに。博文さんは、比較的最近の曲を中心に弾き語り。慶一さんは脇の観客席で聞いたり、スマホで動画撮ったり。 そして、再び慶一さんにバトンタッチ。はちみつぱい時代の曲を中心に熱唱。塀の上で、土手の向こうに、すかんぴん、酔いどれダンスミュージック等定番ばかり。流石に慶一さんOnlyの弾き語りは厳しいものがあるが、名曲なので耐えられる。途中から、青山さん、博文さんも加わり、三人で、やはりぱい時代の曲を。煙草路地やセンチメンタル通り。こうもりが飛ぶ頃とか、長ーく、長いーく演奏。月夜のドライブも3人で。うーん、回顧モードで、こういうのもいいね。ということで、意外と長く3時間にも及ぶライブとなった。帰りは台湾料理をささっと食べて、渋谷を後にする。 <15-08-22>
松本隆『風街レジェンド』2015 ![]() この日は松本隆作詞家生活45周年記念のイベント。それほど松本隆に思い入れはないが、知人から誘われ、面白そうなので行ってみることに。 開場を15分過ぎた16:15に着いたが、まだ列が一階の外まで伸びていた。16:30くらいになると、列の無くなり、さくっと入場。中でビールを軽く飲み、座席へ。2階席の奥の方で、ステージは本当に小さく見える。こんな大きなホールでのライブは久しぶり。記憶にあるのでは、ライダーズのNHKホール以来くらいか?(ライダーズがNHKホールを満席にしていた、というのは今となっては信じられないが) いよいよ開演。ステージの幕が上がると、予想通り、はっぴいえんどの3人が。細野さんがヴォーカルでいい感じだ。ファンの人たちからすると、大瀧詠一がこの世に居ないのは、涙なんだろうな。 3曲目のハイカラハクチから、ゲスト登場。まずは佐野元春だ。大瀧ヴォーカルに比べると、ちょっと頼りない感じか。そして、はっぴいえんどアワーが終わり、ゲストによる豪華ディナーショーの始まり。 まずバックバンドが凄い。井上鑑をバンマスに、パラシュートのメンバーを中心に、山木秀夫や高水健次を加えた豪華アーティストが集結。自分的には、持参したオペラグラスで、山ちゃんのスティックさばきに酔いしれる そして、怒涛の豪華ゲスト。太田裕美や早見優、石川ひとみ、中川翔子等のアイドル陣も、歌がうまく、聞きほれる。原田真二は知らない曲だったのでイマイチ乗れなかったが、さらに大橋純子や美勇士によるセクシャルバイオレンス等、なかなか素晴らしい。そして序盤の一番の目玉は、安田成美による、風の谷のナウシカだろうか。おそらく、30年ぶりくらいに歌うのではないだろうか?30年経っても初々しい歌い方で、会場は盛り上がる。30年前よりは上手くなっているような気もする。これは貴重な体験だ。 そして中盤は、カラオケバックだが当時のままのパフォーマンスに熱くなるイモ欽や、稲垣潤一、南佳孝のナンバーが素晴らしい。ナイヤガラメンバーの伊藤銀次や杉真理はイマイチだったけど、鈴木茂の砂の女は良かった。 そして終盤。山下久美子やEPO等の女性アーチスト陣の中で、ひと際輝いたのが、我らが吉田美奈子。薬師丸ひろ子と松田聖子の曲を歌ったわけだが、場内を圧倒する。まあ、自分的には何時もの美奈子さんパワーで変わらない感じだけど、初美奈子さんの観客も多かったようで、観客を魅了していた。ところで、場内のPAがもう一つ、と感じた部分がある。美奈子さんのヴォーカルなんかもそうだけど、ちょっと音圧が低い。人によって、バラつきがあるようだけど、1-2曲でヴォーカルが交代するので、コントロールがうまく仕切れてない感じだった。ちょっと勿体ないなかった。 そして水谷豊、寺尾聡と続く。ルビーの指輪は流石に大ヒット曲だけあって、場内は盛り上がる。最後に、はっぴいえんどが再び締め。アンコールでは、出演者がステージに全員上がり、風をあつめてを熱唱。2コーラス目は吉田美奈子が独唱でまたまた会場を圧倒。最後の挨拶では、鑑賞に来ていたというユーミンもステージに上がり、大熱狂の3時間半は幕を下ろした。いやあ、素晴らしい公演だった。 歌謡ショウのような一面もあったが、世代的に一番そうしたものに触れていた、70年代後半〜80年代前半の曲が中心で、どの曲も盛り上がることができた。そして素晴らしいバックバンド。はっぴいえんど。なかなかこうしたコンサートはないのだろうけど、またの機会があれば、是非聴いてみたいと思った、残暑厳しい八月の終わりでした。 ■セットリスト 1.「夏なんです」はっぴいえんど(松本隆/細野晴臣 1971) 2.「花いちもんめ」はっぴいえんど(松本隆/鈴木茂 1971) 3. 「はいからはくち」はっぴいえんど(松本隆/大瀧詠一 1971) 4.「木綿のハンカチーフ」太田裕美(松本隆/筒美京平 1975) 5.「てぃーんず ぶるーす」原田真二(松本隆/原田真二 1977) 6.「タイム・トラベル」原田真二(松本隆/原田真二 1978) 7.「シンプル・ラブ」大橋純子&美乃家セントラル・ステイション(松本隆/佐藤健 1977) 8.「ペイパー・ムーン」大橋純子(松本隆/筒美京平 1976) 9.「三枚の写真」石川ひとみ(三木聖子)(松本隆/大野克夫 1977) 10.「東京ららばい」中川翔子(中原理恵)(松本隆/筒美京平 1978) 11.「セクシャルバイオレットNo.1」美勇士(桑名正博)(松本隆/筒美京平 1979) 12.「ハイスクールララバイ」イモ欽トリオ(松本隆/細野晴臣 1981) 13.「赤道小町ドキッ」山下久美子(松本隆/細野晴臣 1982) 14.「誘惑光線・クラッ!」早見優(松本隆/筒美京平 1984) 15.「風の谷のナウシカ」安田成美(松本隆/細野晴臣 1984) 16.「菩提樹」「辻音楽師」シューベルト歌曲集『冬の旅』より 鈴木准(テノール)・三ツ石潤司(ピアノ) (現代語訳 松本隆/ヴェルヘルム・ミュラー/シューベルト 2015) 鈴木准(テノール)・河野紘子(ピアノ) 17.「君は天然色」伊藤銀次、杉真理(大滝詠一)(松本隆/大瀧詠一 1981) 18.「A面で恋をして」伊藤銀次、杉真理、佐野元春(ナイアガラ・トライアングル)(松本隆/大瀧詠一 1981) 19.「バチェラー・ガール」稲垣潤一(松本隆/大瀧詠一 1985) 20.「恋するカレン」稲垣潤一(大滝詠一)(松本隆/大瀧詠一 1981) 21.「スローなブギにしてくれ(I want you)」南佳孝(松本隆/南佳孝 1981) 22.「ソバカスのある少女」南佳孝(ティン・パン・アレー)(松本隆/鈴木茂 1975) 23.「砂の女」鈴木茂(松本隆/鈴木茂 1975) 24.「しらけちまうぜ」小坂忠(松本隆/細野晴臣 1975) 25.「流星都市」小坂忠(松本隆/細野晴臣 1975) 26.「ガラスの林檎」吉田美奈子(松田聖子)(松本隆/細野晴臣 1983) 27.「Woman "Wの悲劇"より」吉田美奈子(薬師丸ひろ子)(松本隆/呉田軽穂 1984) 28.「綺麗ア・ラ・モード」中川翔子(松本隆/筒美京平 2008) 29.「卒業」斉藤由貴(松本隆/筒美京平 1985) 30.「SEPTEMBER」EPO(竹内まりや)(松本隆/林哲司 1979) 31.「さらばシベリア鉄道」太田裕美(松本隆/大瀧詠一 1980) 32.「やさしさ紙芝居」水谷豊(松本隆/平尾昌晃 1980) 33.「ルビーの指環」寺尾聡(松本隆/寺尾聡 1981) 34.「驟雨の街」細野晴臣(松本隆/細野晴臣 2015) 35.「風をあつめて」はっぴいえんど(松本隆/細野晴臣 1971) <15-08-01>
『a Beautiful Day』発売20周年記念再現ライヴ ![]() カーネーションのライブ。今回はa Beautiful Dayの再現ライブ。ちょっと前にあった天国と地獄再現ライブと同じパターンだが、今回はほぼアルバムの曲目だけで、東京は2ステージ構成となる。 会場はビルボード東京で初めて中に入る。一人で観に行ったので、食事も付くのも仰々しいので、カジュアルエリアの方に。ちょっとステージが遠いが障害物はなく、見やすい。ビールとチキンフライ&ポテトフライのハイカロリーおつまみで開演を待つ。 時間になり、メンバーがステージに。今回は、キーボードの棚屋さんを除けば、ほぼ当時のレコーディングメンバーで構成されているのが見もの。矢部浩志、鳥羽修に加え、コーラスに鈴木桃子、ZOOCO、ロベルト小山が参加。キーボードは佐藤優介が担当。 a Beautiful Dayは、カーネーションのアルバムの中では印象の薄いものだけど、あらためて聴くとポップで肩の力が抜けてて、なかなか良い。直枝さん自身も、MCでそのようなコメントをしていた。 感動的だったのはアンコールのボーナストラックでステージ後ろの幕が上がった瞬間。ミッドタウン裏の公園の電飾が目の前に広がった。花火の電飾で動きがあり、はじめ、プロジェクターか何かで背面に投影しているのかと思ったくらい。 今回の公演は、早くも8月下旬にはアマゾンからライブCDとして発売されるとのこと。すごい早業だな・・。びっくり。 <15-06-24>
岡田さん、その後
<15-06-21>
鈴木博文「後がない。」ライブツアー 2015 100人くらい詰め込めそうなキャパだが、観客は50人くらいか。余裕を持って座れた。前回と同じ曲順構成で行くのかと思ったら、結構違う。前半は古いナンバー中心。そして半ばでゲストの岡田徹氏登場。アケガラスやいとこ同士等のライダーズナンバーを披露。 そして後半は"後がない"からの曲を中心に。大好きな、"EI"もばっちりフル構成で演ってくれた。ウテナちゃんのスチールパンを弾く姿が、ちょっといっちゃってて可愛い。 ラストは定番の重荷。いやあ、演奏も内容も充実していた。 そしてアンコール。はじめ今泉さんと博文さんしかステージ上に現れず、二人ともきょとんと。二人で演る段取りかと思ったら、そういうことでもないみたい。岡田氏現れ、それでも他のメンバーが出てこないので、今泉さんが、"おーい、演るよー!"と呼び寄せる始末。ようやく全メンバーが集結して、これも定番と言える、ヨニンシュウブルースを演奏。そして、大盛り上がりで幕を閉じた・・。と思ったら大事件勃発。曲が終わり、博文さんが、ありがとう!と頭を下げていると、突如周りが騒然とする。 な、なんと岡田氏がステージから転落したのだ!駆け寄る観客、スタッフ。自分も近くまで駆けつけるが、何もできない。観客の中に医者らしき人が居たようで、脈を図ったり、足を上に上げたり。そして、救急車が呼ばれる。脈拍が戻り、意識は戻ったようだが、倒れたまま。暫くすると救急隊が駆け付け、担架で運ばれる。岡田氏。何事もないと良いのだが・・。いや、本当に心配。直前に、武川さんも体調不良でライブキャンセルしたというし、やはりメンバー皆60歳を超えたライダーズ。身体的なところが心配だ。本当に。 <15-05-24>
清水靖晃&サキソフォネッツ ゴルトベルク・ヴァリエーションズ ![]() 久しぶりの清水靖晃ライブ。ゴルトベルグの新作に合わせたライブだ。すみだトリフォニー以来、5年くらい経っているというから驚きだ。今回の会場はオペラシティの大ホール。初めて中に入ったが、物凄く天井方向の吹き抜けが高くてびっくり。20階建てビル相当くらいあるのでは? この日はGW前にひいた風邪が全快しておらず、咳こみがち。アコースティックなライブなので、演奏中に咳が出ないか、すごく心配。飴と飲むゼリーを持参して、最悪に備える。 演奏は期待を裏切らない素晴らしい内容。幸い、咳もさほどピンチの状態には陥らず(それでも曲間で咳払いをすることはあった)、名演を堪能することができた。 終演後、時間が早いので同じ建物内の無料の博物館に行き、夕方になったところで初台駅前に移動し、四川系中華料理を食す。これもなかなか美味だった。 <15-02-08>
鈴木博文「後がない。」ライブツアー 2015 ![]() ![]() ![]() 鈴木博文久々の新作、"後がない。"のレコ発ライブ。レコ発は久々のような気がする。Bonyari Bonyariも、凹凸も、レコ発は見た覚えはないので、20年ぶりくらいかも。予約したのはかなりギリだったけど、椅子席に座れた。開演時間を少し過ぎ、照明が落とされた暗いステージに、メンバーが上がる。そして、会場にシンセベースの音がブンブン響く・・。こ、これは・・。博文さんが口を開く。"この空間にぃ、夜のえいがぁ、"おお、これは今回の新譜の中で一番のお気に入りの、EIだぁ! この曲は、打ち込みのベーストラックに、ホーンセクション+スチールパンが独特のサイバー感を醸し出す異質の名曲。生ドラムスも最高。背筋がぞくぞくする。興奮冷めやらぬ中、次の曲もお気に入りのTokyoMan。いやあ、大編成の鈴木博文ワールドすごいね。女性ミュージシャンが3人で花があるのも良いね。フラメンコギターの今泉さんだけは、以前弾き語りライブで見たことあるけど、他のメンバーは皆初見。ピアノのEKKOさんはタロット占い師もしているという。名前忘れたけど、エレキギターとドラムスの方は、今泉さんと同郷とのこと。ショートカットがよく似合う三浦さんは管楽器の先生もやってたりするようだが、一方でスチールパンの鈴木うてな嬢と舞台俳優もしたりするらしい。多彩なメンバーだね。8曲を演奏したところで、休憩が入り、後半に。後半はまず、今泉さんのフラメンコ系ナンバーを二曲。そして、凹凸から再び博文ワールドで、後がない。の曲を中心に。アンコールは定番の重荷。いいね。最高だった。いつもの弾き語りの博文さんとはまた違う良さ。感動を脳裏に刻みながら、会場を後にする。駅前で、串揚げを食べて帰宅。翌日は札幌出張だ。 |