
あがた森魚の活動が熱い。後期高齢者になったのにここ10年以上毎年新譜をリリース。昨年は2枚分録音したそうで、年末から春先にかけて連続リリースだ。3部作らしいのでもう一枚出るのだろう。
そんなあがたさんがレコ発で東名阪のクアトロでライブツアーを決行する。他にも日常的にタルホニックの野外活動や全国各地の小さなライブスポットでの弾き語りも続けているので恐るべしだ。
今回ライブの告知を早めに気付いたので事前予約の最前列席を予約できた。

平日の遅めの19:30開演なので翌日の仕事はAM移動だけにして万全の体制で挑む。
Web事前予約の観客は先に入場出来て、最前列2列のかぶり付きのゾーンに入れる。
ただ、自分はあがたさんライブだと何があるか分からないので最前列は嫌なのと、3列目以降の方が座席間隔が広かったので、3列目の真ん中辺りを陣取る。


この日発売と聞いていてメールで事前予約していた2枚目のひっぴいくんHELPを買おうと物販コーナーに行き、名前を告げる。
いつものクラシナさんだがお金を払うと、いつもの住所でいいですね?と聞かれる。あれ、間に合わなかったのか・・。まあ、毎度だよな・・思い起こせば一年前のボブディランのライブ音源もどうなったのだろうか?(その後調べたら、昨年の7月にはメールでリンクが送付されていた・・)
席に戻り暫し待つ。定刻を少し過ぎてメンバー登壇。
一人目が長身の若いお姉ちゃんだったので、ステージスタッフかと思ったら、ギターの柴崎萌さんだった。ビックリ。こんな美人さんが後期高齢者のサポートギターとは!
あがたさんも登壇して、演奏が始まる。一曲目は未発売に新譜から、ひっぴいくん、だ。
初見の曲なのに、ロックで凄くノリやすい。続く数曲もひっぴいくんや年末に出た小樽くんからの新曲。
どの曲もロックだ。凄く良い。
小樽くんバンドの演奏も見事。萌ちゃんのギターも唸る。
普通、レコ発で初見の曲ってノリがイマイチなのだが、全く感じない。素晴らしい曲ばかりだ。
ひと段落してメンバー紹介とMC。東京に出て早川義夫に会い、細野さんに会い、慶一さんに会った激動の過去を振り返る。
そして、慶一さんの名曲、バックステージパス。これも、アレンジも歌唱も完全に独自だ。
中盤からは新旧入り乱れた名曲が目白押し。サブマリンや新曲のチーコに会いたいな、等がロックで展開される。
そしてお得意のながーい、MCが・・。名古屋のクアトロで帰り際に皆で写真を撮れなかった後悔から始まり、オチのない話が延々。
一曲ごとにこれが挟まれ、観客を舞台に上がらないか振ったりと(誰も上がらなきのだが)、あがたさんの普段を知らなかったら完全に奇行ではないかと通報されそうなレベルだ。
以前も渋谷の別のライブハウスで延々のMCが終わらず辛かった。しかし今回は椅子ありだし、予め想定していたのでその時のような苦痛はない。
終盤の曲はこれまたノリの良い内田裕也からMCを挟みラストの佐藤敬子先生へと続く。
アンコールで現れたのは、あがた、イトケン、川口の3人。
またまた長いMCをしっとりと挟み永遠のマドンナK。
さらに赤色エレジー。
全員が舞台に戻り、先日他界した椎名和夫の事に触れ、日本少年から一曲を予告。しかしここからがさらに長い。
話がまとまらない。川口さんも構えていたクラリネットを置く始末。
ようやく始まったのは夢見るスクールデイズ。滅多に聞けない名曲で、椎名和夫も編曲や演奏で絡んでいた。
最後のMCも完全に意味不明。
譜面台の位置を変えたり上げたり下げたり、壇上をウロウロ。
認知症老人かと心配してしまうくらいだが、いつものことだし演奏や歌唱はしっかりしてるんだよなぁ・・。
ようやく始まったアンコールのラストは超の付く名曲、百合コレクション。
演奏になると神がかるんだよなぁ。
いやぁ、MCは苦痛だったけど演奏、歌唱は最高だった。時間も結局3時間以内なので、まあ、こんなものなのでは。
最後は名古屋クアトロで写真の遺恨を残したあがたさんを気遣ってか、カメラマンが会場の観客をバックにメンバー記念撮影。これであがたさんも今夜は眠られるだろう。


次はタンゴ編成のライブをCotton Clubで2部構成でやるようだが、本当に元気だなぁ。

ムーンライダーズの50周年記念第一弾。
何でも50年前のこの日、火の玉ボーイズが発売されたそうだ。
ライダーズは1975年結成の筈だけど、アルバムリリースを周年の起点にしたようだ。
で、場所はLine Cube Shibuya。旧渋谷公会堂だ。
この日は少しウォーキングの歩数を稼ぐために家から渋谷まで歩く。
開場時間丁度くらいに到着して、長蛇の列。10分くらい蛇行しながら並んで、ようやく会場内に。
渋公は多分前回来たあがた森魚ライブの時すでにリニューアルされてたと思うけど(調べると2019年なので間違いない)、かなり綺麗になった。


今回もプレミアムーンシートなので、1Fの8列目という良席。
てきどに段差もついていてステージも見易い。
プレミアムーンの特典はカレンダーだった。表紙は歴代ジャケットで彩られた力作だけど、置き場所に困るなぁ。使わないし。


いつもの人を喰ったような場内アナウンスを聞きながら待つ事暫し。
半透明のブラインドが降りているステージ上に、後ろからライトを浴びながら、メンバーとスタッフがガヤガヤと登壇。
マイクチェックやチューニングを行う。
そして、会場内は明転しているまま、リハのように演奏が始まる。悲しいしらせだ。
ラフな演奏で本当に音出しのようで、演奏が終わると、慶一のマイク少し下げて、などとリハのやり取りをしている。そして撤収。
演出なのか、マジ音出しなのか分からんが、相変わらず度肝を抜かれる。
暫くして、ようやく暗転。
そして半透明の幕が上がり、メンバーが再度登壇。
そして、演奏スタート!
初っ端からWho's gonna die firstだ!
会場、1曲目から総立ちだ!
このパターンも珍しいな。
続くKのトランクもオールスタンディングのまま。会場内、I can't live without roseの大合唱も。
3曲目の砂丘で夏秋さんがクールダウンを促すような仕草で皆着席。
そしてBeep beep be all right。かしぶち曲が続く。ギターとバイオリンの掛け合いも白熱。
良明さんのMCに続きさらに演奏。
Happy/Blue '95だ。この曲好きなんだよな。良明さんがメインボーカル。間奏のHAPPYのユニゾンも会場内大合唱。
続いては超レア曲。Pissin' Till Die。慶一さんも史上2回目では?とMCで語った。今回のセットリストも澤部&優介のライダーズマニアコンビの手によるようで、流石だな。素晴らしい。
途中の歌詞も、一部昨今の政治情勢に合わせて改変。流石慶一さん。
そして、ダイナマイトとクールガイ。岡田さんの名曲。この曲も会場大合唱。
MCではクジラさんのバースデーケーキの話が披露され大爆笑。
そのままクジラさんメインボーカルで、帰還 -ただいま。
さらにクジラさんの最新曲、S.A.D。夏秋さんのドラムスも素晴らしい。
彼女について知っている二、三の事柄、無防備都市と続き、博文さんも熱くボーカルで熱唱。
ウスクダラでは慶一さんの変な踊りも。
ライダーズ屈指の名曲、ボクハナクは博文さん、澤部さんのボーカルで、これも会場大合唱。
Cool Dynami, Right onも大合唱で、今日は大合唱曲が多いな。
渋いチョイスでYou & Usは超レア。これも史上2回目では?
ビデオボーイは先日慶一さんの部屋再現イベントに赴いたので、い、これは自分を歌ったのだなぁ、と改めて実感が。
初期の名曲、ジャブアップファミリーでは、定番の、落ちろタライで、のところで、夏秋さんまで含めて皆床にコケてドボン。
ラストは髭と口紅とバルコニー。
先にも書いたが、この日は火の玉ボーイの発売日で、あがたさんの日本少年の発売日でもあると言う。
おまけに同年、矢野顕子のJapanese Girlや大貫妙子の1stも発売されたと言うから、日本のミュージックシーンの重要なターニングポイントとなった年なのだな。
アンコールは再び火の玉ボーイから、表題曲の、火の玉ボーイ。
ラストは締めの定番、スカーレットの誓い。冒頭のメインボーカルは夏秋さんが軽やかに歌う。


そして写真撮影解禁。今年は他にも多くのイベントやライブがありそうだが、その内容はここでは公表されず。
次の機会のお楽しみに。

余談だが、この日少し驚いたのは、少人数だが周りに若い人がチラホラいた事。女子高生と思われる女の子も居た。
以前だと親に無理矢理連れてこられた幼子は見た事あるが、今回見たのは一人で来ていて、しかもどの曲も聴き込んでるようで、のっている。
もしかして若人に密かにムーンライダーズのムーブメントが起きてるのでは?
と期待してしまう。
爺婆だけのウチワの盛り上がりになってしまうのは正直勿体無いからなぁ。プチブームとか起きてくれると嬉しい。
帰りは四川料理を堪能する。

セットリスト
00.《サウンドチェック》悲しいしらせ
01.Who's gonna die first?
02.Kのトランク
03.砂丘
04.Beep Beep Be オーライ
05.HAPPY/BLUE '95
06.Pissin' till I die
07.ダイナマイトとクールガイ
08.帰還 - ただいま -
09.S.A.D.
10.彼女について知っている二、三の事柄
11.無防備都市
12.ウスクダラ
13.ボクハナク
14.Cool Dynamo, Right on
15.You & Us
16.ヴィデオ・ボーイ
17.ジャブ・アップ・ファミリー
18.髭と口紅とバルコニー
encore
En1.火の玉ボーイ
En2.スカーレットの誓い

非常に特異なイベントだ。
神保町の試聴室で、鈴木慶一の自室を再現したイベントを1週間に渡って開催するという。
来場者は慶一さんの部屋が再現された空間に滞在し、そのコレクションを手に取り、椅子に座ったり寝そべったりしても良い。
時間が取れそうな平日に予約してみる。
一点失敗したのは、1800円というのは30分の料金なのだが、最大90分まで滞在可、と書かれていたので、90分枠を予約してしまった事。
高いなぁ・・と思ったが時すでに遅し・・。90分も流石に居てもやることないよな・・。
当日、出張で札幌に飛び立つ前に立ち寄る。
13:00-14:30で予約して、13:00に到着したのだが開場時間なので少し人が多い。90分も時間があるので、10分位近隣をプラプラしてから入場する。

話には聞いていたが、凄い再現性だ。
レコードやビデオテープ、本やアルバム(写真の)などがうず高く積まれている。
床の絨毯の下の、何やら人型の窪みまで再現されている。

キーボードや、以前使っていたMacintosh SE30も鎮座している。
まずびっくりしたのは、ビデオテープの多い事。慶一さんは本当にビデオボーイだったのだな・・とあらためて思い知らされる。
エアチェックしたテープだけでなく、パッケージ品もある。
さらに、ビデオ屋の手書きコピーのカタログも何冊も置いてあった。
あまり自分はこうしたものを利用したことはなかったが、40年くらい前は海外のマイナーな映画などは、こうした業者からビデオや8mmで購入するしかなかったのかもしれない。
値段はどれも2-3万円と高価だ。

アルバムの写真も興味深い。たくさんの写真が保持されている。
レコードが少ないのは、現在もコレクションとして保管しているからだろうか?
とにかく、圧倒された。
自分も相当なヲタクだという自負があるが、それ以上だ。
流石に90分は滞在できず、60分で会場を後にしたが、なかなかに面白いイベントであった。

またまた博文さんの生配信。
前日には同じleteで弾き語り公演も。たまには生leteも行きたいのだけど、祝日の夜が多いので避けてしまう。土曜日だと良いのだけど・・。
今回は冒頭数曲は博文さんがキーボードで弾き語り。
その後emaさんとキーボードをバトンタッチして、博文さんはギターで弾き語り。
アンコールに応えた曲が中心で、頬打つ雨、のような博文さんの作ではない曲も珍しく披露された。
アイスな僕とアイアンな君も非常にレアだと思う。
《セットリスト》
モノレール
滑車と振子
どん底人生
銅線の男
降参の旗(Flags)
アイスな僕とアイアンな君
頬打つ雨
スタジオミュージシャン
ナイトウォーカー
ボクは幸せだった
週末の恋人
そうだろ
夢に住む
海を歩く星
琥珀色の骨
月の爪
裸足のリタ

今年最初のリアルライブは直枝さん。
日出町の視聴室でサックス奏者の大谷さんの企画で開催されるイベントだ。
強風の中関内から歩いて会場へ。整理番号は19番で、真ん中辺りだけど通路があって見通しの良い席を取ることができた。

30分程で開演時間になり直枝さん登壇。まずはソロで弾き語り。
リズムマシンも使いながら渋く進行。
新しい曲や、細野さんトリビュートの曲も披露。

そして後半。休憩なしで大谷さん登壇。
このハコは大谷さんのホームグラウンドだそうで、昨年の10月にオーディオ専門誌のアナログで、直枝さん宅のオーディオルーム拝見、というコーナーがあって、それが縁となったそう。
雑誌編集者が大谷さんの大学のジャズサークルの知人で、単なるライターとして大谷さんにオファーがあり、二つ返事で引き受けたと言う。
取材後の飲み会で盛り上がり、ここでやろう、となったそうだ。

大谷さんとのDuoは全て大谷さんのリクエスト。
服部良一の蘇州夜曲とか渋い曲が連発。
終盤になるとこの店の店長の三沢さんもエレキギターで加わる。
港を感じる曲、との事で塀の上へ。
そして、Edo River。
アンコールも続けて3人で愛のさざなみを。
これで終わりかと思ったら、本当の最後に直枝さんソロでJucy Lucyを熱くかき鳴らしてくれた。

なかなかに面白い企画が新年一発目のリアルライブとなった。
《セットリスト》
1. 蜘蛛のブルーズ
2. きみがいたなら(新曲)
3. 市内観光(新曲)
4. 夏なんです(細野晴臣)
5. 地球最後の日(小西康陽)
6. ハリウッド・スキャンダル(郷ひろみ)
7. みんな夢の中(高田恭子)
8. さよならいとしのBaby Blues(鈴木雅之)
9. 蘇州夜曲 (ダークダックス / 服部良一)with 大谷能生
10. 暗い港のブルース(キングトーンズ)with 大谷能生
11. 夜霧よ今夜もありがとう(浜口庫之助)with 大谷能生
12. 塀の上で(はちみつぱい)with 大谷能生、三沢洋紀
13. Edo River with 大谷能生、三沢洋紀
14. 愛のさざなみ with 大谷能生、三沢洋紀
アンコール
15. JUICY LUCY

今年の一発目も配信ライブ。
昨年と同じ、博文さんのFOU HEROsだ。例年FJ'sで開催されている。
ここのところの定番のメンバーで、今回は初っ端から5人の演奏でスタート。
休憩を挟んでemaさんの弾き語りコーナーがあり、続いてemaさんの北海道土産をジャンケン大会で配分。
後半も5人で老練な演奏だが続く。
アンコールはたまに演奏するお気に入り曲、この素晴らしき世界。
《セットリスト》
インテリア
工場と微笑み
銅線の男
ボクは負けそうだ
舌を噛んだ、テクテクと歩いて
心乱れて
ロウドウカ
フェンス
emaコーナー
ジャンケン大会
Early Morning Dead
ノーウェアウーマン
レールの上
モーテル
海を歩く星
車輪の上で
レンガの男
Bomb
キリギリスのメス
Designed by CDS