物欲の日々・Windows PC特設
メインPC更新・Skylake PC (2015)
イスラエルのIntelチームが開発した第6世代Core-i7でメインPCを構築
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Seagate Guardian Barracuda 3TB ST3000DM008 7,386円@ntt-x.co.jp
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年末にヤフオクで落札していた、Mega RAID OEMのNEC N8103-130カードを使ってRAID構築を始める。このカード、5年ほど前の古いカードで、3Gbps、2TBの壁があるレガシー仕様なのだが、ファームウェアをLSI Logic(正確に言うと現AVAGO)のオリジナルモデルのものゴニョゴニョすると、SAS9260-8i相当(OEMモデル名は9264-8i)に機能向上する。6Gbpsにも対応する。 ![]() 中古で購入したN8103-130 ![]() SAS9260-8i相当品 ![]() 別途購入したファンアウトケーブル ![]() 3TB HDD x3台 ![]() 悪名高きSeagateのST3000DM001 ![]() メインPCの裏配線 ![]() 裏配線部拡大 ![]() 配線表側 ![]() RAIDカード取り付け部 ![]() HDD x3台も装着 ![]() 完成
miniSAS to SATA ファンアウトケーブルラッチ付 1m Cyberplugs 1,480円x2@amazon.co.jp
![]() メインPCのRAIDカード増設用に、SATAのファンアウトケーブルを購入。
NEC RAIDコントローラ N8103−130 3200円+送料800円@ヤフオク
![]() NECのRAIDカードの中古品が安く出品されていることに気づき、購入。LSIのファームを当てると、6Gbps対応になるとのこと。
新しいメインPCと旧PCをベンチマークで比較。CrystalMark、GeekBench3のベンチマークと、Media Converter 8、MediaEspresso 7、TMPGEncでのエンコード時間を比較。ちなみにOSは、新がWindows10、旧がWindows8.1という違いはある。 ![]() SkylakeのGeekBench 64bit ![]() IvyBridgeのGeekBench 64bit ![]() SkylakeのGeekBench 32bit ![]() IvyBridgeのGeekBench 32tesbit ![]() SkylakeのCrystalMark ![]() IvyBridgeのCrystalMark ![]() Skylake(Crucial MX200)のCrystalDiskMark ![]() IvyBridge(Intel 530)のCrystalDiskMark ![]() TMPEGやMediaEspressoで比較 続いて、マシンの情報をCPU-Z等で確認。CPU温度はアイドル状態で32-33度程度。通常の使用状態であれば、全く問題のない温度。 ![]() SkylakeのGeekBench 64bit ![]() IvyBridgeのGeekBench 64bit ![]() IvyBridgeのGeekBench 64bit PCIeのレーン数の使用状況を確認。グラボのGTX750はx8動作になってしまっている。hp向けOEMのPT/Dualはx4動作で規定通り。その他、3種類のカードがx1で動作する。グラボがx8になってしまっているのは不明。3つ目のPCIe x16スロットはSATA5-6と排他となっているのだが、両方動作している(x1ボードだが)のも、よくわらかない。 ![]() PCIe x16_1スロット ![]() PCIe x16_2スロット ![]() PCIe x1_1スロット ![]() PCIe x1_3スロット ![]() PCIe x16_3スロット 消費電力を旧メインPCのIvyBridgeベースと比較。 <Skylake環境・消費電力> 起動時:114W ログオン待ち:71W アイドル:71W CDM動作時:114-137W geekbench3動作時:99-140W <IvyBridge環境・消費電力> 起動時:126W ログオン待ち:75W アイドル:75W CDM動作時:120W-125W geekbench3動作時:126W その他、一週間使用しての使用感。まず、再起動の障害に当初から見舞われた。シャットダウン/起動は問題がないのだが、再起動だと電源は入っているが画面が出ない状態でstopする。原因はどうも、WACOMタブレット用のドライバのよう。シャットダウン時にBSODで落ちたことであって、その際にwin32kbase.sysのメッセージが表示され、それをキーワードにして調べたら、Windows10との組み合わせでWACOMタブレットドライバに問題があることがわかった。試しにタブレットを外して再起動を何度か行ったが、問題なく再起動できるようになった。 その他は致命的な問題には見舞われてないが、右クリック操作の反応がおかしくなったり、たまに変な挙動をすることがある。ドライバやBIOS更新もおこなっていが、まあ、新しいOSとマザーの組み合わせなので、updateの組み合わせで落ち着いていくのではなかろうか。 ペリフェラル関係だと、IntelのNICでチーミング設定が使えない、という致命的な問題も確認しているが、これはIntel側の対応を待つしかないだろう。 アプリケーションソフト関連は、今の所問題の出るものは確認されていない。
8/9から、部材を買い集めたメインPCのセットアップを始める。3年ぶりのメインPCのセットアップで、予想以上に苦しめられる。
今回新しく導入するハードは、CPU、マザー、SSD、Dual-Port NIC。CPUクーラー、ケース、電源、データドライブ、光学ドライブは流用する。CPUクーラーはヒートシンクは流用するが、ファンだけは、6年も使ったのでENERMAXのものに交換する。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まずは現環境のPCを解体。マザーから流用するCPUクーラーを取り外す。そして、新マザーに部品を実装していく。まず悩んだのはM.2 SSDの取り付け。はじめてのパーツで、なんだか取り付けがわからない。PCIeみたいなもんだと思っていたら、全然挿さらない。Webで見ると、30度くらいに傾けて、SO-DIMMのように取り付ける、とある。うまくいかなかった理由は判明。SSDは、スペーサで5mmくらい浮いて取り付けられる。そのクリアランスを理解しておらず、挿し場所を勘違いしていた。分かればすんなり。 ![]() ![]() 続いて、CPUクーラーのファンを交換。工具レスで簡単にいった。そしてCPU取り付け。今回、ASUSのマザーには取り付け中のCPU落下での事故を防ぐためのガードカバーが付属している。それを取り付けて、そのままソケットに取り付ける。グリスの塗布は何度やっても要領を得ない。旧CPUのIvyからクーラーを外したら、グリスの塗布が不十分で端の方まで届いていなかった。今回は、その反省を踏まえ、前面にヘラで押し広げて塗布する。もう一つ、何度やっても好きになれないのが、ピンロックタイプのクーラーの取り付け。すんなり行くときと、大変な時がある。今回は少し苦労した。 ![]() ![]() ![]() メモリも取り付け、マザーをケースに装着。今回のマザー、これまでのものと比べると、バックパネルが安っぽいのと、コンデンサーの数が少ないのが少々気に入らない。価格的には前回よりも少しだけ高いのだが、円安の傾向があるので、グレードとしては少し落ちたのかもしれないけど。 ![]() ![]() ケースの装着も、相変わらずリアパネルの取り付けに難儀する。今回は結構難航気味。何とかケースに収まり、続いてボード類の実装。挿すボードは、グラボ、二枚のNIC、1394ボード、SATA増設カード、USB増設ブラケットだ。今回は入念にPCIeのスロット構成とか練り、不足部材などないようにしたつもりだったが、実際に取り付けてみたら問題が発生した。唯一のPCIボードである、1394ボードが、グラボの排気口にもろに被ってしまう。これではまともに排気されない。この1394ボードは、hpワークステーションの抜き取り品のようで、TIチップで気に入っていたのだけど、背に腹は変えられない。ボード構成を変えることにする。 翌日、PCIeの1394ボードを買ってきて、再トライ。ボードは上から、Intel CT、EVGA 750、USB3ブラケット、Intel Dual-PT、1394、Sil3132のSATA、となる。 ![]() ![]() ようやく組み終わり、火入れ。ここでまたトラブル。画が出ない。でも、エラー音とかはなっていない。DPの接続をオンボードにしたり、グラボにしたり、色々やってもダメ。このASUSのマザーには、エラー箇所をLED点灯で判別する機能があるのだが、特におかしなところはない。一番怪しそうな、レガシーなCPIeのSATAカードを抜いてみるが変わらず。続いて怪しいグラボを抜いたら、な、なんと画が出る。これで、マザーやCPUには異常がないことはわかった。よかった。ここからは問題の切り分け。UEFIの設定画面が出せるようになったので、怪しそうな設定をいじる。まず、M.2ドライブを有効にするため、デフォのSATA ExpressからM.2に変更。これでもダメで、次はグラフィック設定を変更。デフォルトをAUTOから内蔵グラフィック。マルチモニタを有効に変更する。これで、グラボを挿した状態でも起動が可能になった。よかった。前回も、グラボ周りで苦労した覚えはあるが、グラボを挿さない状態でUEFIの設定を変えなければならない、なんてことは無かった筈なんだが・・。いずれにしても、ようやく次に進める。SATAカードも挿して、Windows10のCDを挿入してインストールを開始する。一回目は、メディアドライバが無い、とメッセージが出て途中で中断。増設SATAカードに繋いだDVDドライブでインストールしようとしたのがいけなかったようで、チップセットのSATAに繋がったBDドライブでインストールをはじめたら、進むようになった。 その後、一回目のインストールはあっさりいったのだけど、ASUSのドライバディスクのインストールで冒頭フリーズ。そのまま続けてもよかったのだけど、気持ち悪いので初めから再セットアップ。これが躓きの始まりで、その後の再セットアップで何度も失敗。Windowsのインストール中の、様々な箇所で途中でフリーズする。10回目くらいで何とかインストール成功。MacBookは一回であっさりだったのに、何なのだろう。余談だけど、Windows10はInternetに繋がっている状態だと、OSやドライバの更新も初期セットアップでほとんど終えてくれる。初回のLANをつなが無い状態のセットアップでは、不明なデバイスが結構あったのだけど、最後のセットアップでは一回のインストールで不明なデバイスはゼロだった。EIZOの4Kモニタが汎用モニタになってたので、これは構成ファイルを適用し、あとはNVIDIAのドライバ、WACOMのドライバを適用。最後のセットアップ以降は安定していて、10回失敗したのは何だったのかと首を傾げる。 また、サブPCもWindows10で再構築。NICをDualポートのものに変更しつつ、インストール。BIOSも更新したおかげか、これまで頻繁に起きていた、勝手に電源が入っている、という症状は治まった模様。特に不具合もなく、セットアップも短時間で完了した。
AREA 1394 PCIeカード GT-V SD-PEFWV2 1,780円@Ark ![]() ![]() メインPCを組んでいて、不足パーツが出てくる。1394カードなのだが、もともと手持ちのPCIベースのものを使おうと考えていたのだが、グラボの直下に来てしまい、排気口が塞がってします。そこで、PCIeベースに変更。1394は、TIのチップが定評があるらしいが、玄人志向のTIのものは、4000円オーバーと、レガシーデバイスにしては高い。そこで、AREAのVIAチップのものを選定する。DVのメディアコンバータさえ動いてくれれば良いので、これに賭けてみる。
250GB Crucial MX200 M.2 Type 2280SS SSD (型番:CT250MX200SSD4) 13,992円@ラディカルベース
INTEL Core i7-6700K 50,198円@TSUKUMOパソコン本店 ![]() ![]() INTELの第6世代プロッセサが発表とともに発売。Skylakeだ。今回は、前評判が芳しくなかった。数々の名CPUを生み出してきたイスラエルチームの開発にも関わらず、1年前のDevil's Canyonからの大きなアドバンテージがないという。チップセット側のフィーチャも思ったほどではない。世間では、1年前のDevilに立ち返ったり、やはり昨年リリースされたHaswell-Eを買ったり、という人々が多いと言う。 今回、3年ぶりのメインマシン更新のタイミングということで、自分も色々悩んだが、Devilを今更買うことはできない。-E付きについては良いとも思うが、常用しているQSVが使用できないのが難点。1年近く前の製品で、出た当時よりも円安で高騰しているというのも気になる。ということで結局Skylakeを買うことにした。 今回は発表&発売が平日の夜という、変則的なタイミング。しかしまあ、それほど行列も多くなさそうだし、少しは涼しそうなのが助かる。会社帰りの7時前にアキバに向かう。到着すると、な、なんと行列などない。ツクモも、マップも、ドスパラも静まり返っている。ツクモの店員に聞いても、整理券配布の時間をWebで確認するような状況。発売が21時で整理券配布が15分前。この状態で2時間も暑い中待つのは辛い。ということで、取り敢えずとんかつ丸五で腹ごしらえ。それでも30分くらいしか時間を潰すことができず、ツクモパソコン本店に。店員に聞くと、地下のパーツフロア脇の階段のところで整理券配布するという。地下の入り口はそれなりに冷房の冷気も流れているため、並ぶならここか・・と、列の一人目として待つことに。ほどなくして、二人目、三人目が並ぶ。二人目のおじさん(といっても自分より年下と思われる)は、何でもショップブランドPCの工場で働いているとのこと。この日は休みを取り、手持ちのIvy-Eベースのマシンのパーツを売り払い、軍資金を握りしめて晴れて列に加わったとのこと。そのマシンはIvy-Eに加え、QuadのGPUに水冷というから凄い。Skylakeよりもそのままの方がいいんじゃないかと思うが、気の毒だから言えなかった。まあ、自作が趣味なのだから、3年も同じマシンを使うのは辛いのだろう。4Coreでダウンサイジングした方が身軽で良いとも言える。 久々に自作PC談話ができる人と巡り会え、結構話が盛り上がる。この人はMSIの最上位のゲーミングマザー狙いらしい。しかも、直前にDDR4-3200のメモリ、4GBx4も買い込んだとのこと。気合い入ってるな、やっぱり。ということで、1時間半くらいの並びも退屈することなく時間が過ぎた。きついのは、この間、ついに発売の21時まで、マザーボードの情報が一切入ってこなかったこと。外観写真や、海外価格くらいのリークはあったが、この日どのマザーが売られるのかはさっぱり分からない。自分的にはASUSの、ミドルクラスのゲーム仕様、Z170 PRO Gamingが狙いなのだが、値段も売られるのかもよく分からない。ない場合どうするのかも、イマイチまとまらない。 そんなこんなで9時になり、5人単位で入店。当然は自分は一番。ちなみに列は20人くらいだったのかな?CPUは整理券をもらっているので焦ることはない。マザーに何があるかだ。ASUSは何がありますか?と店員に聞くと、これだけです。と指差されたのは、エントリーモデルのZ170A。ええ、PROはないのか・・。しかも、それでも価格は2万円オーバー。高いな・・。msiやAsroclkは複数種類並んでいたが、今更吟味するのも面倒臭い。170Aのスペックをパッと見たら、INTEL NICが載っている。レガシーなPCIが気に入らないが、1スロットだけなので、まあいいか。HDMIが2.0か否かは掴めないが、まあ、この仕様なら許せるか・・ということで箱を取り、レジへ。総額、7万円オーバー。しかも悲しいのは、期待してたセット割引がないこと。Asrockなんかはあったようだが、ASUSはゼロ。何だかな・・。SKYLAKEの5万というのも、4CoreなCPUとしては激高だ。これまでの人生で、単品で買ったCPUとしては最高だろう(assyされたものとしては、MacのXeonが一番高いだろうけど)。 といことで会計をすませ、とっとと店を出る。PC談義に話を咲かせたおじさんに挨拶できなかったのが心残りであった。どうも、msiのターゲットのハイエンドマザーは売られてなかったようだ。どうしたのだろう・・。 帰りの電車で、発表されたSkylakeのベンチマークやマザーの仕様を見る。Skylake自身の評価は、結構手厳しそうだ。無理やりよいしょしているのが見て取れる記事も多い。マザーに関して言うと、当初欲しかったZ170 PROが、8/8発売で26000円予価だったので、待っても良かったかな・・と少し後悔。セット割りもなかったわけだし、待っても本当に良かったかも。さらに他メーカーも吟味すると、実はASrockのExtream4というのが、スペック、価格的にはウェルバランスだったようだ。まあ、ASrockには未だに少し抵抗があるのだが・・。しかしまあ、買ってしまったのだから、あとは悩まず、お盆休みになったら構築に入るとしよう。 |