結構気に入っていて、当面このままの構成で継続か・・と思われていた第四世代ファイルサーバ。完成から2年にも満たない段階で、新たな構想が頭をよぎり、一気に第五世代ファイルサーバ構築へと突入した。
<16-02-15>
一通りの構築が終わったので、構成を整理し、デバイスマネージャやHDD Sentinel、HWInfoによるバスの使用状況を確認。

・・クリックで詳細が見れます・・
 デバイスマネージャの一覧
 HDD Sentinelで25基のHDDと1台のSSDを確認
 IBM M1015 HBA
 Intel SASエキスパンダ
 Intel I350-T4 NIC
 Intel CT NIC
<16-01-10>
ちょっとだけ気になっていた、内部配線、組込を修正。一点は、ケーブルが短くて表配線をしていたファンアウトケーブル1本を、1mのものに交換して、裏配線に変更。もう一つは、HDDケージの右列の下5段。上から6つ目のHDDがハマらないとは、以前記載したが、OLIOSPECの商品紹介頁に、HDDを裏返せば入るとの記述が。ただし、6段目以降の下5段は全て裏積みになる。5段目と6段目の境は、HDD電源ケーブルを反転させなければならないので少し苦労したが、何とか配線完了。これでスッキリした。

右側下段のHDDを裏返しに

ファンアウトケーブルも交換

リムーバブルベイ配線部

HDDベイ間の14cmmファン二発

裏配線を微修正

裏配線修正完了

表側から確認

右側下段のHDDx5は裏返し

増設ボード部

HDDクーラー部

PC背面

側板を閉めたところ
<16-01-09>
イベントビューアを改めてみると、グループポリシーの処理に失敗している。イベントIDは1055。Webで調べると、チーミングの設定を無効にするか、スタンバイアダプターを設定すると治る。とある。他にTime-Service関連の検出エラーも出ると書いてあり、そこも同じだ。OS謹製のチーミングのことのようなので、とりあえず謹製チーミングを解除して、INTELの最新NICドライバを適用。NIC機能を用い、チーム化を行ったらエラーが解消された。その他、DFS名前空間サービスの初期化エラーも解消された。OS謹製チーミング、イマイチだな・・。

グループポリシー関連のエラー
<16-01-01>
正月もファイルサーバ構築が続く。基本組み上げは終わったので、あとは整線などの仕上げ作業。裏配線に結構苦労する。Corsair Linkという電源管理のケーブルも追加で繋げたのだが、これをつなげると何故か電源が入ったと思うと遮断、また入って遮断を繰り返す。特に電源管理をする必要もないので、このケーブルは外すことにする。
保護シートも外し、整線も終わったので、正規に電源を投入して起動確認。オフラインになっているHDDをオンラインに変更し、NICのチーミングを組み直し、構築完了。

裏配線が完成

流石にこのケーブルの量だと雑然とする

ケース前面

リムーバブルベイにもHDDを装着

HDDがすべて装着される

HBAボードとSASエキスパンダ

二列に並ぶHDD群

電源投入でLEDが点灯

稼働したファイルサーバ

ファイルサーバ完成

Quad NICにケーブル接続

サイドパネルを装着

壮観な筐体

フロントドアを二つとも開ける

シースルーウインドウから内部が見える

天板に電源ボタン

もう一度内部HDDを

もう一度内部を俯瞰
<15-12-31>
サーバ構築は大晦日も続く。HDDを本格的に配備する。そして配線。これが結構大変。正面から見て右側のHDDの列は、ケース背面が開口しているので結線しやすいが、左側の列は開口が小さく、難易度が高い。この日、ヨドバシでSATA電源の分岐ケーブルを購入し、HDDを引き出しながら結線できるようにしたが、それでも一杯一杯。オプションのケージを一段ずつ増設していくと、4段が精一杯かと思っていた拡張ケージが、もう一段、2bayのものであれば取り付けられることが判明。急遽、天板に付けていた2bayケージを移動する。HDDの取り付けも終わり、年も明けようかという頃合いに、ようやく火入れの動作確認。ケーブル配線がきちんとできているか、SASエキスパンダの配線は正しいのか、など不安もあったが、一発起動して認識も問題なし。この日は0時過ぎに疲れたので切り上げ、翌日に持ち越すこととなった。

電源のモジュラーケーブルを接続

フロントドアを開放したところ

電源の配線を始める

天板に取り付けたHDDベイ

HDD取り付け用ステイ

天板を上から

裏配線を始める

オンボードのSATAポートは干渉はしない

HDDが続々と装着される
<15-12-30>
この日は朝からサーバ構築。まずはDeep Silence 6本体を開梱して、自室に搬入。その後、Ninehundredを解体して、移行する部材を取り外す。まずはメインのマザーを取り付け。そして、拡張カードのM1015、T350 Quad LAN、Gigabit CTx2枚、そして新調したIntel SASエキスパンダを装着。部品取りするDeep Silence 4がなかなか届かないのでヤキモキしたが、夕方には到着。2bayのHDDケージをここから腑分けして、Deep Silence 6の天板に固定する。そして、iStar USAの4-in-3ケージと、2.5/3.5ハイブリッドリムーバブルケージを取り付ける。この日は、HDD取り付けの一歩手前くらいでタイムアップ。予想していたが、結構大変だった。不足ケーブルを確認して、翌日店頭購入する予定。

開梱したDeep Silence 6

天板部は排気口が開くようになっている

フロントから見たところ

側面から

フロントドアを開くと4つの5インチベイとファンコン

内部を開く。10個の3.5インチベイが目を引く

その脇には3.5インチx3のHDDケージ

背面には14cmファンが付いている

天板についていた14cmファンx2をHDDケージ横に移す

今回新調するサイドフロー型のCPUクーラー・Hyper 103

マザー背面にクーラーのリテンションユニットを取り付け

CPUクーラー取り付け直前

マザーにCPUクーラーを取り付け

マザーをケースに装着

新調する電源のRM1000

電源を開梱

電源ユニット本体を取り出す

ケーブルはすべてモジュラー式

5Vは25A、12Vは83.3Aのスペック

部品取り用のDeep Silence 4が到着

Deep Silence 4を開梱

Deep Silence 4をご開帳

HDDx2のケージのみを部品取り

HDDケージを天板に取り付け

取り付けたケージを下側から

eBayで買ったIntelのSASエキスパンダ

ポートが6つある

SASエキスパンダの背面

拡張カード類を装着

HBA、SASエキスパンダ、LANカード

天板のパンチング穴BR>

HDDx4ケージを5インチベイに装着

ケージを背面から

天板のUSBポート部

2.5"と3.5"のハイブリッドベイ

数社からOEMの同一モデルが出ている

電源コネクタは一つで共有

ハイブリッドベイも装着

ボード類が装着されたマザーボード

電源付属のモジュラーケーブル

オプション品で購入したSATA電源モジュラーケーブル
<15-12-29>
オクで落札したDeep Silence 4が届かない。月曜日に連絡が来たのだが、25日が最終発送で、年内は無理とのこと。商品説明に記載もないのが酷い、と少しだけごねるが、どうも委託先倉庫の営業日程によるものらしいので難しそうだ。仕方なく、3bayのものがオリオに在庫があるのでは?と電話で問い合わせすると有り、との返答。この日は年末営業で17時までらしいので、16時前に仕事を切り上げ、秋葉原に向かう。その途中、何気にスマホを見ると、Deep Silenceの取引先から、本日商品を発送する旨の取引連絡が。これならば、オリオで3bayケージを買う必要はない。早々にUターンして会社に戻り、残っていた仕事を片付け、翌日のサーバ構築に備え、帰路につく。
<15-12-26>
Deep Silence 6にもう少しHDDを増設できないか、と考えると、天板のラジエータ取り付け部に付けられそうだ。特型金具を製作することも検討したが、コストが掛かりすぎるので、Deep Silence用の2bay HDDケージの取り付けに焦点を絞る。オリオスペックに在庫照会をすると、3bayの物は在庫があるが、2bayは代理店在庫もなく、発注は20個単位とのことで断念。どうしよう・・と考えると、ヤフオクで新品のNANOXIAの製品が格安で販売されていることに気付く。Deep Silenceに、1,4等の低価格モデルもあり、HDDケージは共通のように思える。まあ、天板に無理矢理つけるので共通でなくても良いのだが。
Deep Cilence 4が6,400円、1が8,400円。6の窓付きも19,900円という安さだ。これだったら、6もオクで買えばよかった・・と少し後悔。まあ、過去は振り返っても仕方ないので、部品取りのために、Deep Silence 4を送料込み、7,000円で即決。2bayと3bayのケージが各1個付いているので十分だ。ちなみに、コルセアのオプションケーブルは発送後、早々に到着した。

Deep Silence 4には2bay/3bayケージが内蔵される
<15-12-22>
eBayで発注したIntelのSASエクスパンダ RES2SV240が届いた。10日弱で届いたことになる。一方、Corsairに発注した電源用のOptionケーブルは、ようやく同日に発送された状況で、年内届くかギリギリな雰囲気だ。また、ケース上部に取り付けられそうなのでオリオに注文したx2ベイのHDDケージはメーカー在庫切れで20個ロット単位の仕入れとのことで、入手不能と連絡。仕方なく、x3ベイのケージが入手できないか、再度打診。

箱は開封済みだがカードは未開封 SFF-8087ケーブルx6、ブラケット付き

カード本体。6つのSASポートがある。
<15-12-19>
前日に到着していた、Deep Silence 6。想像していたとは言え、やはりでかくて重い。特に、重いのに参ってしまった。一人で動かすのはかなり困難。でかくて本体重量20kgは半端ない。組み上げは後日にするとして、取り急ぎ内部構造を確認。オプションケージは、寸法的には3つは問題なく増設できそう。ラジエータ部には12cmと14cm用ファン取り付けお穴が空いており、x2ベイのケージなら取り付けることができそうだ。

巨大な箱で到着したDeep Silence 6

RevisionはB

なんとか開梱したところ

前面から

内部を確認
<15-12-17>
別段、HDDが不足しているということもないのだが、今回ファイルサーバを更新するので余分に積んでおこう・・と、HGSTの3361を一台購入。中身は5月製造、パッケージングは11月の、ALE640だった。
<15-12-15>
CPUクーラーも新調することにした。i3なので既存のリテールクーラーでも問題ないのだが、見た目を良くするためにサイドフロー型のCooler MasterのHyper 103を発注した。

サイドフロー型のHyper 103
<15-12-14>
オリオスペックに、Deep Silence 6とオプションケージを発注。オリオから来た見積もりは消費税計算間違っていたので、修正する旨のメールを書いて、代金振込み。それにしても、送料が1728円と高い。Webショップ経由だと本体は送料無料なのに、釈然としない。
<15-12-14>
残った主要パーツ、電源を購入。これまではCorsaiのHX850だったが、RM1000に変更。HDDの台数が微妙に増えるのと、既存の電源が既に5年以上経過しているためタイミングとしては悪くないだろう。あとは実際の組み立て時にSATA電源分岐ケーブルあたりが必要になりそうだが、それは実機で必要な長さ、数を確認してからでも遅くなさそうだ。
<15-12-13>
構成の肝となり、かつ海外購入なので納期がかかりそうなHBAカードを、まずは検討。当初、IBM M1015のつもりだったのだが、12,000円前後からと、以前購入した時より倍くらいする。ここまで払うなら、本家のMegaRAIDが買えるのでは・・、と調べると、確かに、M1015のオリジナルとも言える9240-8iが、13,000円くらいからeBayで新品が買えそうだ。9240-8iなら、ITファームウェアを書き込まなくても、JBODモードは使用できそうだ。一時はポチる直前まで行ったのだが、冷静になって調べると、どうも中国製のMegaRAIDは偽物くさい。パッケージや外観が、微妙に異なっている。調べれば調べるほど、どれも怪しく、本物っぽい出品で一番安いのが、送料込み17,000円オーバーとなる。それも良いか・・と傾いたのだが、今一度、一旦冷静になる。
他の構成はないか、と考え直すと、以前検討したことのある、SASエクスパンダを使う方法が無難ではないかと閃めく。IntelのSASエクスパンダRES2SV240はeBayで最安でも30,000円弱とMegaRAIDより高いのだが、SASエクスパンダなら、M1015x1枚との組み合わせで24台のHDDが接続可能になる。となると、今使っているマザーのPCIe x8スロットの数でも足りることとなり、マザー、CPU、メモリの買い替えが不要となる。これで6万以上の節約となる。
ということで約1日の塾考で二転三転し、初のSASエクスパンダに手を出すこととなる。購入はeBayで。以前はオリオなどでも30000円くらいだったと記憶するのだが、円安の影響か、今では5万近い高値だ。ついでに、納期のかかりそうなCorsaiのSATAペリフェラルケーブルを3本、Corsaiの本家サイトから購入。3.5インチと2.5インチのHDD/SDDを一つの5インチベイに同時に挿せるリムーバブルベイも購入。これはツクモで。
そして、オリオにメールで購入の意思を連絡。いよいよ、本格的にファイルサーバリニューアル計画が動き出した。

eBayのM1015の相場は上がり気味

純正9240は、パチモノくさい

9240で本物パッケージと思える出品

INTEL RES2SV240に方針変更
<15-12-12>
オリオから見積もりの回答が届く。オプションケージは@2,980円で思ったより安かった。しかも、納期は3営業日とのこと。これも意外だった。即納なので、年内にも構築に着手できる可能性がある。だとすると、本格的に機器構成を検討する必要がありそうだ。
<15-12-11>
見積依頼をオリオにかけつつ、新しいファイルサーバの構成を検討する。Deep Silence 6のフルのHDD積載台数は今ひとつはっきりしないのだが、拡張HDDケージを3個追加できれば、3.5"x27台、2.5"x1台実装できそうだ。となると、HBAカードのポート数が足りない。IBMのM1015を追加でもう一枚購入すれば足りるのだが、既にマザーボードのPCIex8スロットが足りない。そうなると、マザー、CPU、メモリも含めた大改装となってしまいそうだ。検討した購入アイテムは以下。
マザー:Fatal1ty Z170 Professional Gaming i7(32,380円)
CPU:Core i3 6100T(15,480円)
メモリ:DDR4 PC4-17000 8GB(5,780円x2)
HBAカード:IBM M1015(13,000円)
電源:Corsair RM1000(20,680円)
PCケース:NANOXIA Deep Silence 6
マザーはゲーマー向けだが、PCIe x16スロットが4つあるものとしては最安。Intel LANも2ポートある。CPUは変わらずCore i3か。電源は今の850でも耐えられそうだが、5年以上使っているので、この機会に1000Wの物に更新することにする。

ASRock Fatal1ty Z170 Professional Gaming i7

Corsair RM1000
<15-12-10>
ここしばらく、ファイルサーバのリニューアルを画策している。今現在のNineteen Hundredベースのファイルサーバは結構気に入っているのだけど、もう既にHDD積載は限界。そんな折に、全くノーマークだったNANOXIAというドイツのメーカーからHDD多積型ケース、1年以上前にDeep Silence 6というケースがリリースされていたことを知る。既に改良版もリリースされている。
HDD追加拡張ケージで、20基以上積めそうなのだけど、拡張ケージがいくらくらいか、入手性がどうなのかがよくわからない。この手のパーツはオリオくらいしかないだろう・・ということで、秋葉原での仕事帰りに店舗に立ち寄る。実機展示あるかな・・と少し期待してたのだけど、それは無し。代わりに出たばかりの汐見の超大型ケースが展示されていた。これは流石にでかすぎるな・・。しかも、20万円とはあまりに高すぎる。
と言うことで店員にDeep Silenceの拡張ケージについて聞くと、代理店に在庫ないと、20個一括発注じゃないとダメかもしれない。とのこと。問い合わせしないと詳細わからないようなので、改めてWebの問い合わせフォームから見積もり依頼をすることにして、この日は店を後にする・・。

Deep Silence 6の外観

Deep Silence 6の内部
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