その10・・第4世代ファイルサーバの導入




過去から数えて(JAZZで組んだのを第一世代とすると・・)、4世代目となる大容量ファイルサーバの構築。今回は、金に糸目を付けず(という程大盤振る舞いでもないが)、パーツを選定。弾は基本、4TBだ。


<15-10-18>

久しぶりに外付けハードディスクに動画データをバックアップしようとしたら、なぜか途中でエラーが発生。2回やってみたが、同じあたりでストップする。Windowsそのものの操作もほとんど不能に陥り、シャットダウンもできない。イベントビューアを見ると、storahciというストレージ系のエラーがたくさん記録されている。調べると、どうもASMediaのドライバが怪しいことが判明。

確かにArea製のASMediaのカードはこの夏に挿して、その配下のHDDにコピーしたのは初めて。Webの類似事例は、一定量のファイルを転送すると途中で止まるというもので、ASMedia ASM1061のオンボードチップ用のドライバを更新したら治ったとある。その事例では、ドライバを1.31から1.41に変えたとある。うちはMSの標準SATAドライバが当たったいる。最新のドライバを探したら、ASUSのマザーボードのドライバとして、つい最近リリースされたv3.16というのがある。readmeを見るとサーバOSも対応もしたものとなっている。

早速ドライバの更新から適用してみるとしっかり認識。ちなみにオンボードのintelチップを含めて3つのMS純正SATAコントローラが並んでいて判別が難しかったのだが、イベントのタイムスタンプでこの夏になっているものがASMediaチップであると識別できた。ASMediaのドライバ適用後は、安定してファイルコピーができるようになった。もしかしたら、以前PMPがうまく動作せずに利用を断念したHyper-VサーバのASMediaチップも、このドライバを適用すれば安定動作するのかもしれない。












余談だが、イベントビューアを見直していたら、グループポリシー関連のエラーも頻発。イベントID1055や1129なのだが、推測するにNICチーミングの設定が引き金になっているよう。これもWebで検索すると、チーミングを無効にしたり、スタンバイアダプターを指定すると治るというが見つかったが、イマイチ。他にも調べると、無難そうなドメインからの離脱、再参加で治るというのもあったので、こちらを試してとりあえず解決したよう。


<15-08-14>

HDDが満載となり、一応、当初予定していたファイルサーバが完成。メインPCの更新に合わせて、一部パーツの入れ替えを行う必要があり、拡張カードの構成も変わり、小リニューアル。
HDDは、8TBのSeagate ST8000AS0002が4基。Windows 2003のサポート打ち切りがきっかけとなり、何故か大量の動画を収集することに。そのため、今年に入ってから8TBのHDDを4台購入、増設した。その祭りも7月半ばで終了になったのだけど、HDD 4台の中は満杯状態。ST8000はSMR対応のHDDで、書き込み速度は期待できないが、アーカイブシリーズで3年のRMA保証があるのが嬉しい。HDDは全部で24基となった。総容量は、106TB。ついにサーバ一台で100TBの壁を越えたこととなる。

余談だが、その、Seagateの8TB HDD、ST8000AS0002は、プラッタ数が多いためか、6つある固定ネジ穴のうち、真ん中の2つが省略されている。その関係で、搭載できるのが、リムーバブルベイの場所しかない。HDDの場所の入替を行い、今は8TB HDDは全てリムーバブルベイに格納されている。



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満載のHDD。24基が実装される


リムーバブルベイには8TB HDDが4基

変更点は、SiI3132(今まで、silだと思ってたけど、siiだった・・)ベースのSATAカードをASMediaのものに変え、Intel CT NICの代わりにI350の4ポートNICを挿す点。これまで、SiI3132のSATAカードに問題があり、PCIe x1のスロットで認識しないという問題があり、PCIe x16のスロットに挿していた、SiI3132のカードは、PCIe Gen1に固定しないと動作しないという情報があるのだが、ファイルサーバで使っているMSIのZ77A-GD65にはそのような設定項目はない。何故、x16スロットで動作するのかは不明だが、結果オーライで使っていた。しかし、4ポートのNICを挿そうとすると、PCIe x4動作のため、このSiI3132が使えなくなる。そこで、比較的世代の新しい、AREAからリリースされているAsMediaチップのSATA-IIIベースのカードに変更することにした。
カードの交換は、まずはIntel I350-T4から。空いているPCIe x8スロットに装着。



lenovo OEMのI350-T4ネットワークカード

そして、SiliconImageのSATAカードから、ASMedia製に交換。

AREA TWIN TURBO HYBRID TYPE.B SATAカード

今回使用したAREAのSD-PESA3ES2Lは、ASMedia 1061搭載で、SATAとeSATAを二つずつ搭載し、ジャンパの切り替えで二つを同時使用できる。結果は良好で、コンフリクトなどなく、ASMediaのカードはPCIe x1スロットでも認識し、i350-T4のNICはPCIe x8スロットで認識させることができた。起動してみると、デバイスマネージャに全てのデバイスが表示され、ディスクドライブもすべて認識している。
余談だが、認識確認に、HDD Sentinelを起動して各ドライブのステータスやSMART情報を見てたら、一瞬HDDがカシャカシャと変な音を出し、Sentinelが応答無しになる瞬間があった。何が起きたのか不明だが、ちょっと気持ち悪かった。



このジャンパ設定で、内部ポートはスロット側
外部ポートは非スロット側が使用できる


デバイスマネージャの一覧
ASMediaのSATAには標準SATAコントローラが当たっている


HDD Sentinelで24基のHDDと1台のSSDを確認

また、全てのデバイスが認識されたといっても、PCIeのレーン数がいくつ割り当てられているかは、外見からはさっぱりわからない。PCIe x16スロットには、x8駆動のHMBカードが二枚と、今回挿したx4駆動のNICが挿さっている。MSIのZ77A-GD65は、16/0/0か、8/8/0か、8/4/4のいずれかのレーン割り当てになるようなので、HMBカードの一つはx4駆動になっているのかもしれない。調べていたら、PCIeの現在のレーン数を確認する方法があるようだ。HWiNFOというソフトを使えば現在の動作レーン数が表示される。使ってみると想定通り、2枚のHBAカードの1枚はx8、1枚はx4、そしてI350-T4はx4動作だった。8/4/4ということになる。ASMedia 1016は当然ながらx1動作となっている。


IBM M1015 HBAの1枚目


IBM M1015 HBAの2枚目


I350-T4 NIC


ASMedia 1016のSATAカード

全ての実装完成後、満載状態での消費電力を測定。

起動時:393W
ログオン待ち:173W
アイドル:172W

流石に、構築直後(268/132W)と比較するとHDDの増設分、消費電力は大きく増えている。




<14-05-06>

取りあえずの完成なので、構成図を掲載。組み立て前の計画とほとんど変わっていない。将来、改変があるとしたら、SiIのSATAカードを4ポートのものに置き換えるかも、くらいか。


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<14-05-05>

HDDのSMART情報を確認。流石にHDDが18台並ぶと壮観。温度も30度ちょいで安定していて、クーリングの状態も良さそうだ。


電源のHDDの間にファンを追加


<14-05-02>

ファイルサーバは2月の時点でほぼ完成しているのだが、若干手を入れる。まずは、エアフローの改善。最下部奥側のHDDの冷却がイマイチなので、90mmのファンを追加する。X-FANの2000rpmのものを選定。それと、余っているINTELのCT NICを追加増設。新しく購入したハブがチーミングに対応しているので、試してみる事にする。


電源のHDDの間にファンを追加


現在17台の搭載状態


<14-02-01>

HDDステイを開梱。できは設計図通り(もちろん、そうなのだけど)。ぱっと見回したが、特に設計を間違えたような箇所も無さそうで、問題なくHDDとファンを固定できそう。HDDの取り付けの前に、事前に購入したシリコンゴムシートをHDDが触れる部分に貼れるように加工。革パンチでねじ止め部に穴を開ける。当初、両面テープで貼付けようと思っていたが、テープ無しでもぴったりステイのアルミに吸着するので、そのまま貼付ける。0.5mmのシートなので、ギチギチの幅の設計であったが、問題なくHDDを取り付けできた。一カ所失敗が見つかったのは、ファン固定用のネジ挿入穴。ギリギリの4mmの径で設計していたのだが、固定用のテーパねじが太すぎて入らない。仕方ないので、4.5mmのドリルで穴を広げ、事なきを得る。底面にゴム脚を貼り、HDDを4台取り付け、出来合いを確認。いい感じの出来だ。2台目も組み上げ、取りあえずはそれぞれにHDDを1台ずつ固定し、PCケースの中に配置する。HDDの冷却も問題無さそうだ。これで、計8台のHDDを増設できることとなる。


自作のHDDステイ


別角度から


HDDスペーサ用のシリコンゴム


ステイにシリコンゴムを装着


HDDを一台ずつ取り付け


4台取り付け完了


さらに120mmファンを取り付ける


別角度から


まずは一つを取り付け


もう一つも取り付けて、最大8台増設可能に


<14-01-29>

1/16に注文したHDDステイが到着。2週間弱で納品された。


<14-01-16>

サーバの内部に設置する、自作のHDD用マウンタを設計。発注先はいつもの日本プレート精工。今回はそれなりの価格になりそうだし、数量も2つなので、ミスがないか、本当に設置可能か、入念な検討を重ねながら(と言っても2日くらい)設計を行う。そして、見積依頼。価格は@5400円。アルマイト仕上げをすると、+@500円とのこと。角の面取りは料金変わらず。勉強になるな・・。ということで、アルマイト仕上げありで、注文を行う。


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<14-01-14>

Sil3132については、前進。カードの挿し位置をPCIex1から、最下段のPCIex16スロットに挿したところ、正常にデバマネで認識するようになった。eSATA経由で外付けのHDDを繋げても正常に認識する。この手の相性とも言えるような症状、原因がはっきりとせず、釈然としないのだけど、結果オーライとしておこう。


サーバマネージャでのHDD一覧


HDD Sentinelで全HDDのSMART取得が可能


<14-01-13>

トラブル発生。増設ボードのSil3132とオンボードのASMedia1016が認識されてない。まず、3132のドライバを入れるが、変わらず。ASMediaのドライバをインストールすると、最終段でパスのエラー。でも、何故か3132が認識されるように。しかし、eSATAのハードディスクを繋げて再起動するとまた3132が認識しなくなってしまった。その後、ASMedia1016は、Windows 8.1以降はOS Nativeのドライバを使うのが推奨であることが判明。その場合、ADMediaはデバドラでは表示されないのが正解であるようだ。その証拠に、ASMediaのSATAポートに繋いだHDDも認識している。こちらは、問題無さそうだ。問題はSil3132の方だが、Webで調べると、3132はPCIe GEN1固定設定しないと認識しないことがあることが判明。しかし、MSIのマザーで、そのような設定はないようで難航。解決は先送りとなった。
最後に、無停電電源装置を接続して、制御アプリを導入。停電後、5分でシャットダウンする設定を施す。


CyberPowerのUPSパッケージ


開梱


750W品にしてはコンパクト


コンセント口は結構多い


標準添付ソフトでUPS管理


<14-01-12>

iStarのリムーバブルラックと、さらに不足していたケーブルを購入して、構築の最終段階に。iStarのラックは構造的に5インチ光学ドライブを三つ重ねたような形態をしており、Nineteenにバッチリ装着できた。こんなことなら、はじめからこっちを買っていれば良かった。外観も黒で、Nineteenに付けても違和感はない。続いてSATAケーブルを配線。裏配線を中心に行ったが、裏面はパスタ状態。表面も、SATAケーブルはボードから延びる為に、どうしても表配線をせざるを得ず、若干ごちゃごちゃになってしまう。Nineteen Hundredは、5インチベイがx3、3.5インチベイがx12、2.5インチベイがx2で、4-in-3ラックを使った場合で、3.5インチドライブは最大で16台装着できる。もう少しドライブを増設したかったので、元々使っていた3-in-2ラックか、以前買って死蔵していた裸族のマンションを中に入れようかと思っていたのだけど、うまく入らない。3-in-2は一台は入るけど、それではスペースが勿体ない。結局、後日専用のHDDステイを自作する事にすることにする。
パーツの組み込みが終わり、OSのブート。あらかじめOSはインストール済みなので、ここは簡単。しかし、HDDが一台オフラインになっていたり、SATA電源一系統が接触不良の為か電源が入らない、といった小トラブルで少しだけ苦慮する。
無事稼働するようになったところで、電力測定。
起動時MAX:268W
アイドル時:132W
十分、省電力と言える内容だ。


iStarのリムーバブルラック


開梱


リムーバブルドアを開く


背面には空冷ファン


ベイ単位の切れ目もある


HDDを挿入してみる


ぴったりケースに収まる


フロントを俯瞰


フロントパネルを装着する


リアパネル


リムーバブルラックに結線


残りのHDDも装着をはじめる


M1015からSASのケーブルが延びる


HDDを全て装着


底部は電源とHDDベイが2列


内部はほぼ完成


裏配線はぐちゃぐちゃ


HDDベイの裏側の結線


サイドパネルを閉じた状態。美しい


壮観なボディ


電源を入れると、リムーバブルベイLED点灯


設置場所に移動


仮置きの追加HDDも空きスペースに装着


稼働中


サーバを起動する


<14-01-11>

追加で買ってきたケーブル類も揃い、本格的にNineteen Hundredの組み上げを行う。先に購入していたHDD取り付け用のラックキット、LIAN LIのEX-36A2を組み込む。しかし、これがなかなかしっくりいかない。どうも、Nineteenの5インチベイのロック機構と、EX-36A2の構造がマッチしていない。どうもうまく固定できないので、別途iStar USAのBPN-DE340SS-BKという、リムーバブルタイプのHDDラックを購入する事にする。並行して、その他のHDDも取り付け。台数が多いので、結構手間が掛かる。


トップの大型ファン2基


底部の3.5インチベイLIAN-LIの4-in-3のHDDラック

前面ファンとHDD4基取り付け可能


4-in-3ラックを取り付け分


取り付けはちょっと不十分


追加購入した、SATA系のケーブル群


HDDを取り付けていく


フロントパネルのHDD郡


フロントパネルのバリが少し気になる


<14-01-10>

週末になり、ようやく念願のファイルサーバの最終セットアップに着手。まずは、週頭に届いたAntec Nineteen Hundredを開封。約10日の長旅で届いた外箱は結構ボロボロ。箱には大きな傷があり、底面のテーピングは剥がれかけている。中のケースに傷がないかが、一番気になっていたのだけど、大丈夫だった。まずは一安心。箱から取り出すと、意外とコンパクト。これは、以前購入検討していたObsidian 900Dに比べるとかなりのメリットだ。あと、蛍光グリーンのワンポイントが非常に鮮烈でいい。Eleven Hundredはペラペラの筐体が酷評されていたが、こいつはそれほどペラではない。十分及第点だ。外観で残念だったのは、フロントパネルのエッジに若干のバリがあったのと、サイドパネルの底面側のロックが甘くて、筐体をちょっと動かしたりすると、バタンと開いてしまう点。しかし、それ以外は然したる不満も無い。非常に満足度の高いケースだ。
この日は主に、旧ファイルサーバのパーツ取り外しと基本パーツの取り付けを重点的に行う。マザーボードと電源を取り付け、追加発注が必要やケーブル等の小物の選定も行う。


ちょっと傷ついている梱包パッケージ


10日間の長旅ご苦労様


ご開帳


ブラックボディに映える、グリーンのパンチング吸気口


格好良い・・・


リアパネル面


電源は2基搭載可能


トップにも2基のファンが搭載


フルタワーだが、比較的コンパクトな筐体


内部をご開帳開帳


底部の3.5インチベイ


トップの2基のファン


フロントの5インチベイと3.5インチベイ


底部の吸気口。フィルター付き


マザーボードを取り付け


拡張カードを取り付け


リアパネル面


電源を装着


電源は流用の850W


<14-01-06>

正月休みの到着を期待し、毎日トラッキングのステータスを参照していたのだが、アメリカ中部を何故かうろうろして、なかなか日本へ発送されず。1/4の土曜日の時点でも米国内のようで、翌週末当たりに到着か・・と諦めていたら、休み明けの月曜ににいきなり到着。嬉しいけど、月曜に到着しても何もできないんだよな・・。トラッキング履歴は以下の通り。あらためて見直すと、1/1まで米国で、1/3に日本到着。1/4に通関をクリアしたのかもしれない。



Tracking History


<13-12-26>

もう年末ギリギリになってきたが、相変わらずNineteen Hundredは国内で発表されない。正月に組むのはもう無理・・と諦めていたのだが、あらためて海外の通販サイトをcheck。amazonは海外発送NGで断念。eBayを見ると、以前は高額な出品しかなったのが、$200+シッッピング6000円くらいで出品がある。納期は12/31-1/9となっている。大分納期にムラがあり、しかも年末年始は通関止まりそうなので、正月休み着は厳しそうな気がするのだが、僅かな期待にすがってポチってしまった。余談だが、ポチってから明細をよく見ると、Import Chargesというのが2000円くらい追加されてて、結局トータルで3万を超えている。Nineteenの国内価格は全く分からないが、おそらく2-2.5万円くらい。確実に高く付く事になりそうだが、背に腹は代えられない。これで、到着前に国内で出荷されて、価格もグンと安かったら涙もんだな・・。
ところで、今回eBayの明細を見ると、Global Shipping Programというのが適用されている。これは、eBayが去年あたりから始めたサービスで、eBayの流通センターに出品者が一度商品を送ると、そこからワールドワイドへの発送はeBayが代行してくれるらしいのだ。Import Chargesが取られているのも、それが原因にもなっているのかもしれない。このサービス、どのくらいのスピード配送が可能かは未知数だが、僅かな望みにすがりたいところだ。


<13-12-05>

本国で、Nineteen Hundredが発表された。国内での発表はまだだが、エルミタージュ秋葉原ではUSのプレスリリースが紹介された。amazon.comでは通販も始まり、$200を切る価格となっているよう。思ったより安いな。年内に入手できるといいのだが・・。


<13-11-09>

追加セットアップ。DFS名前空間とDFSレプリケーションを役割と機能の追加からインストール。管理ツールからDFSの管理を起動する。名前空間サーバは自分自身にする。名前空間の名前は、"AV"とする。ドメインベースの名前空間を種類として選択。Windows Server 2008モードを有効にする。名前空間の作成が正常に終了する。 続いて、操作メニューから"新しいフォルダー"を選択。フォルダ名と、ターゲットとなる実フォルダをしていく。


<13-11-04>

ドメインを新規にセットアップしたので、File Serverも2012 R2で再セットアップ。今回は不要なIntel Smart ConnectはBIOSで無効にする。セットアップ後、不明なデバイスを消すために、Intel Management Engineをインストールし、その後手動で不明なNICにIntel 82579LMのドライバを当てる。
その後、再びディスクをオンライン化してマウントしていく。 ディスクのマウントが終わったところで、ドメインへの参加。前にもあったような気がするが、IPv6が有効だと、何故かドメイン参加できない。支障ないので、IPv6は切ってドメインへ参加。
続いて、ストレージの共有・セキュリティのアクセス権を設定。リモート接続を有効にして、ほぼセットアップが完了した。早く、ケースが発売にならないもんだろうか・・。


<13-11-02>

相変わらず、サーバケースのAntec Nineteen Hundredは発表されないのだけど、10日ほど前から、欧州のサイトで製品情報や価格情報が掲載されはじめた。それによると、出荷開始は11月一週から。ボディカラーにはREDとGREENがあり。11月の頭には、ANTECのサイトにも製品情報として正式に掲載された。しかし、国内では発表の兆しなし。まあ、年内には出るだろうから、焦らず、気長に待つ事にしよう。


<13-09-01>

キーボードとマウスがうまく認識されない。使っているKVMが相変わらずぷらっとホームの古い富士通製のもので、これがPS2仕様。USB-PS2コンバータを介すのだが、うまく動かない。別のコンバータを買ったり、PS2スプリッタを買ったりした物のダメ。ちなみに、PS2スプリッタは特定のノートPCとかでのみ使える物で、最近のマザーに多い、USB/KB共用PS2ポートで使える物ではないらしい。色々組み合わせを試したら、マウスをマザーの共用PS2ポートに、昔から手元にあるUSBコンバータをキーボードに繋ぐと、マウス、キーボード両方とも使用できるようになった。良かった。
続いて、DFSのセットアップ。役割と機能の追加ウイザードから、DFS名前空間を追加してインストールする。管理ツールにDFSの管理があるので、それを起動する。手順は以下。 ・新しい名前空間を選択 ・名前空間サーバーを選択。今回はドメインコントローラにする。 ・続いて、名前空間の名前を入力。今回は、"AVとする。 ちなみに、以前使っていたのと同じ名前にしたら、エラーで作成できなかった。先に古い名前空間を削除しなければならなかったようだ。調べると、ADユーザーとコンピュータの拡張機能からオブジェクトを削除できる、ということでやってみたがうまくいかなかった。面倒なので、名前を従来のものと変えることにした。 名前空間ができてからは、新しいフォルダーの追加で、名前とフォルダーターゲットを追加していけば良い。 その他、SMART管理アプリのHDD sentinelをインストール。


<13-08-17>

Windows Server 2012のセットアップは問題なく終了したと思われたが、一つ問題発生。マザーボードのオンボードLANを認識してくれない。デバイスマネージャで、認識されないデバイスとして表示される。MSIサイトにあるLANドライバを入れても、Intel純正のドライバを入れてもダメ。結局、手動でドライバの更新を選び、一覧からIntel 82579LMを選択して、無理矢理組み込み。Z77A-GD65に搭載されている組み込み用LANチップはスペック表を見ると、82579V。この82579Vは、Intelサイトで82579V/LMイーサネットPHYとして紹介されているので、おそらく同一で問題はないだろう。実際に、通信も行う事ができた。もう一つ不明なデバイスがあって、これは手がかりもなく困ったのだが、プロパティにある、"INT33A0"をキーワードに調べたら、Intel Smart Connectと判明。MSIのドライバを当てて不明なデバイスを全て消す事ができた。
こうしてようやく、サーバのセットアップは完了。しかし、Windows Server 2012になって結構使い勝手が変わっていて慣れるのに一苦労。まず、ディスク管理がかなり変わっている。繋げたHDDはそのままだとオフライン状態で認識されない。オンラインにしようとすると、データが消える事があるよ、と言った警告が出るので少し躊躇する。思い切ってオンライン化を実行すると、きちんとドライブとして認識され、ほっと一安心。ところで、2012からReFSという新しいファイルとシステムと、記憶域プールというストレージ管理システムが強化されている。今回は、これら新しい機能は使用は見送った。ReFSは興味をそそられるが、Winodws 7等では認識されないし、新しい物は少し時間を置いた方が良い、ということで、今回はNTFSを使っている。ただし、HDDは2TB越えがほとんどなので、今回からMBRを止めて全てGPTを採用している。


<13-08-16>

ファイルコピーをしつつ、古いHDDはcipherで初期化を行い、オークションで処分を行う。相変わらずだが、意外と高値で売れるのでびっくりしてしまう。一通りのファイルコピーが完了したので、取りあえず、ということで従来のPCケースに、新しいマザーやCPUを載せてセットアップを行う。メモリは8GB、ブートドライブはSamsung SSDの840だ。懸念された初回起動時のトラブルは無し。あっさりブートして拍子抜けした。Windows ServerのセットアップDVDを用いて、OSのインストールをはじめる。
OSのセットアップが完了したところで、ワットチェッカーで消費電力を測定。起動時のMAXが280W、アイドル時が110Wと出た。前のサーバは17台構成の時に起動時最大280W、アイドル時144Wだった。HDDが15台であることを勘案すると、起動時のMAXは消費電力が若干UPしていることになる。アイドル時は30W程度低くなっている。十分な低消費電力だとは思うが、今回CPUも低消費電力にして、グラボレスにしたので、起動時MAXはもう少し下がって欲しかった、というのが正直なところか。


MSIのIvy世代のマザーボード


パッケージの中身


PCIeのみでPCIスロットは存在しない


今回のブートドライブはSSD


CPUはIVYの省電力Core i3


マザーに装着


CPUクーラーは添付の純正品


マザーボードを俯瞰で


アイドル時の消費電力


起動高負荷時の消費電力


<13-08-10>

結局、現行ファイルサーバからHDDを抜き出し、hp MicroServerベースの別PCでファイルコピーを実行する事にした。マシン環境を変えると、コピー時に件のエラーは出ない。そこで、一気にファイルコピーを進める事にする。2TB一台のコピーで約6時間。お盆休み中は全力でファイルコピーを行う事にする。
ANTECのケースは相変わらずリリースされる気配がないので、コピーが終わったら、現行ファイルサーバのケースに、新しいマザーやHBA、HDDを載せて仮運用を行う事にする。


<13-08-06>

先週から、HDDのデータコピーをはじめたのだが、難航している。現行サーバの2TBのHDD2本目までは何もなく進んだのだが、3、4本目、すなわち新4TB HDDの2本目でコピー中にエラーが発生。IOデバイスエラーの0x8007045Dメッセージ。新HDDのSMARTを見ると、C7の転送エラーの生の値が増えている。この手のエラーは、ケーブルや、コネクタ接続不良が原因のケースが多い。今回、新HDDは現行ファイルサーバに装着してある裸族系のリームバブルベイにマウントしてあるので、接触不良かな・・と思い再度装着してコピーしたが、やはり途中で同じエラーが出る。リムーバブルベイが柔いのか・・と、eSATAポート+外付けeSATAケースという、全く別の系統に接続して試してみたが、やはりエラーが出る。ちなみに、エラーが発生するファイルは任意で、エラー後そのファイルを単独でファイルコピーすると正常に行えるので、読み出し元のHDDが死んでる訳も無さそう。当該HDDのSMARTも、特に異常はない。
その後、別の新しい4TB HDDで試してもダメ。ネットワーク越しで、別のPCの新HDDを装着してもダメ。コピー元の2TB HDDを変えてもダメ。何が悪いのか、さっぱり分からない・・。
ちなみにこのIOデバイスエラーそのものは、色々なきっかけで発生することがあるようで、原因特定は難しいようだ。ただ、別のPC内に4TB HDDを装着し、そのPC内の別HDDのファイルをコピーする分には問題は発生しない。やはり4TB HDDに異常があるのではなく、現行ファイルサーバの読み出し側もしくは、読み書きの組み合わせで発生している可能性が高い。こうなると、現行2TB HDDを取り外して、別PCでコピー作業を進めるか、新ファイルサーバの構築を待ってファイルコピーを行うか、どちらかにするしか手は無さそうだ。


<13-07-29>

HDDのデータ移行を始める。HDD配置計画を元に、データを順次コピーしていく。2TB一台のコピーに要する時間が約6時間。コピー元のHDDは20台以上あるので、一日一台だと20日以上、2台でも10日以上かかることになる。Nineteen Hundredの発売の声はいまだに聞こえてこないが、お盆休み前にはデータコピーだけは終わらせたいので、一日二台ペースで挑む事にする。


<13-07-28>

HDDの初期化作業が終わる。問題の出たHDDは一台も発生せず、一安心。CristalDiskMarkとHD Tuneで、ST4000DM000とVN000のパフォーマンスをチェック。性能的にはVNが少し良いようだが、全般に似たようなパフォーマンス。音も同じ傾向。稼働中は気になる音は皆無。ただ、ヘッドがアクセスする時に、少しだけチャリっと言うアクセス音が聞こえる。十分許容内ではあるけど。
続いて、HDDの配置計画を練る。ケース内への配置と、ナンバリング、使い回しHDDの割り当て等を入念に検討。これをベースに、新サーバ構築前に、HDDデータの移行作業を進める事にする。

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新サーバのHDD構成案




<13-07-20>

HDDの初期化作業が進む。Seagateの場合は、SeaToolsというCheckツールがあるので、これを使った、リードテストと、クイックではない通常フォーマットを行って行く。前者には5時間、後者には8時間くらいの時間を要する。平日は1日1台のフォーマットが精一杯だ。
作業の最中、Backup Serverに載せていたWesternのHDDが一台C5エラー発生。一年前にRMA交換で帰ってきたWD20EARX-00MMMB0なのだが、リファビッシュのラベルでは無かったので安心してたのだが、中身が再生品だったのだろうか?601時間という短命で逝ってしまった。中のファイルの退避作業を行うと、1ファイル、CRCエラーで読み出せない。dmmから落としたファイルなので重要性は低いのだが、以前に比べるとHDDのトラブルは確実に増えている。
今回導入する事になるSeagateのHDDは、最近は安定傾向にあるようだが、相変わらず突然認識しなくなる、というロック現象が起こり壊れる事があるようだ。Westernのような壊れかたなら被害は少ないが、ロックで逝かれると救済措置が無いので、かなり痛い。安全対策を少し見直した方が良いのかもしれない。


<13-07-14>

新サーバの新調分のHDDが揃ったので、まずはHDDのフォーマットから始める事にする。一台あたり8時間くらい掛かるので、かなりの大作業だ。
ちなみに今回買ったHDDは、一台のみ中国産で残りはタイ産、はじめにBUYMOREで買ったST4000DM000が、シネックスインフォテック扱いの2年保証。次にPCデポの通販で買った同じくST4000DM000がCFD販売扱いで、やはり2年保証。最後にツクモで買ったNAS向けのST4000VN000は、ケミックコーポレーション扱いで、3年保証。いずれにしても、シーゲートの国内正規品はRMAが国内拠点に送付すれば良いので、Western Digitalより安心だ。ちなみにシーゲートには他にShuttle8とという販売代理店もあるそうだが、そこの流通品は見た事がない。(というか、シーゲート製品を買うのがそもそも久しぶりなのだが・・)


12台のHDDパッケージを一同に

さて、交換前に、現状のファイルサーバのHDDの搭載状況を確認してみた。


ディスク管理の画面


HDD Sentinelの画面

22台のHDDが実装されていて、ブートアップ時の瞬間最大使用電力は349W。アイドル時は160W前後であった。構築当初は17台のPC搭載で、ブート時最大280W、アイドル時144Wということで、HDD一台あたりスピンアップ最大で15W、アイドル時3Wくらい増えていることになる。
一番初期から搭載していたHDDの延べ稼働時間は約245日。サーバの稼働中にエラーが出てRMAに出したHDDは3台。WD20EARS-00S8B1が2台とWD20EARX-00PASB0が1台。C5、C6、05のエラーで、いずれも比較的初期の段階で発見されたので、それほど大きな問題には発展しなかった。しかしながら、それまでの5-6年間、大量のHDDを使ったにも関わらずHDD不良に出くわす事がなかったのと比較すると、今回のサーバではトラブルが多かった事になる。これは巷のWestarn Digitalのトラブル事例の多さと一致している(言われているほど酷くないと思うが)。いずれにしても、ほとんど無傷で3年以上に渡ってファイルサーバを稼働していくことができたのは何よりであった。新しいサーバも、無事に長期間稼働して欲しいものだ。 


<13-07-13>

残り3台、4TBのHDDを買えばサーバ構築に必要なHDDは揃う事になるのだが、最後の3台はこれまでのST4000DM000ではなく、ちょっと高いけどNAS用のST4000VN000にすることにした。自分の持ってるデータの中で一番大切なのは、自分で撮影した●●な映像データのファイルなのだが、これを入れるにはHDDが3台必要となる。3重にバックアップは取っているのだが、それでも頑強なHDDに納めておいた方が無難ではある。ということで割高なNAS用ディスクを今回初めて購入。NAS用というとWD Redが有名だが、Redシリーズにはまだ4TBがないので必然的にSeagateに。これで今回新規に購入したHDDは全部で12台。全てSeagate製ということになる。前回まで暫くはWestern DigitalのHDDが続いていたが、今回は大きく変更になりSeagate一辺倒となったわけだ。Western Digitalというと、ここ最近Greenシリーズの品質低下が指摘されている。自分的には、ここ2年で3台のHDDをRMAで交換している。以前はなかった事だ。しかしながら、いずれも大きなデータ消失には至っておらず、未然に防げている。一方、Seagateは数年前のHDDロックの障害が有名で、ロックに陥ると、中のデータを救済できない、という最悪の状態になる。ここ1-2年はそのような大きな障害は起きていないようだが、Seagateの信頼が著しく低下したのは間違いない。今回、Westernの4TB低回転シリーズがなかなかリリースされないため、Seagateの選択を余儀なくされたが、この選択の結果が吉と出るか、凶と出るかは現時点では判らない。


プチプチだけの簡易梱包で、ケミック扱い品


正規品シール付きで、RMAは3年


<13-07-10>

前日、3台しか買えずに売り切れになったseagateの4TB HDDが、再び在庫復活。すかさず購入。今回も在庫目一杯の4台購入。これで9台の4TB HDDが手元に揃う事になる。そろそろ本当に、構築の準備が整ってきた事になる。あとはケース・・。本当に、ケースだけなんだよなぁ・・。


梱包のレベルは前回と同一。箱は適当な残り物


パッケージは変わらず、CFDの箱入り


中身も正規品シール付き


<13-07-09>

HDDの値段がなかなか下がらない。Q3にリリースと言われているWestern DigitalのWD40EZRXも今のところ市場投入される兆候は見られない。そんな中、偶然PC DEPOT通販でSeagateのST4000が16980円+10%分ポイントと、なかなか安い価格で販売されていたので、すかさず購入。10個くらい買ってもいいか・・と思ったのだが、在庫は3個しかなかったので、買えるだけ購入。これでHDDは5つ準備できた事になる。HDD構築時には、10台くらいのHDDは用意しておきたいな。今後も安い出物があったらチマチマ買いそろえていこう。これでケースさえ買う事ができたら、お盆にはサーバを組めそうなんだが・・。Nineteen Hundredはお盆前には無理そうかな・・。


梱包は、まあまあ。九十九には敵わない


CFD扱いの箱入り品


中のプチプチの充填率も良好


正規代理店シール付きの、タイ産


<13-07-06>

サーバ構築は、ケースの購入が遅々として進まず停滞している。しかし、今回もパーツの買い増し。今回はシステム領域を格納するSSDだ。以前から安いものがあったら・・と軽く狙っていたところ、SAMSUNGがニコル君キャンペーンを展開。TLCのSSDだが、3年保証があり、実質5980円と激安なので買ってみた。


Samsung 840 Series MZ-7TD120B/IT


ドスパラのニコル君


<13-06-15>

ケースは相変わらず、900Dか、8月に発売予定のNineteen Hundredかで悩んでいて、購入に至っていない。900DのHDDケージについては、発売元のリンクスに問い合わせしたら、数週間で入荷するかも、みたいな返事だった。もしケージを買う事ができたら勢いで900Dを買うかもしれないが、夏まで縺れ込むようなら、Nineteenの方がいいかもしれない。
それはそうと、この日はSeagateの4TB HDDを格安で2台getできた。円高基調に戻っているためなのか、あるいは仕入れ値そのものが落ちてきているのか、BUYMOREで限定数量で14980円で販売されていた。6台集まれば、組み始める事ができるのだが、一般的にはまだ17000円程度。ツクモの週末特価で16000円だが、これではちと高い。8月には何とか組み上げたいもんだな。


Seagate ST4000DM000


プチプチだけのパッケージで正規代理店シールも無し


しかし、シネックスインフォテック扱いの正規品だった


<13-06-08>

この日は900Dの発売日。ツクモかヨドバシあたりが通販で出したら買おうと思っていたのだが、強力な伏兵が出てきて思いとどまってしまった。それは、COMPUTEXで参考展示されたANTECのnineteen hundredだ。


ANTEC Nineteen Hundred

900Dよりは少しスケールは劣るが、オプションを付けない標準状態でのHDDの収容能力はANTECの方が高い。高さはANTECの方がありそうだが、幅と奥行きは短そうなのも良い。値段も35000円程度と安い。発売は8月予定らしく、それほど先でも無さそうだ。
そんなこんなで悩んでいたのだが、この日は秋葉に行く用があったので、実機展示のあるツクモパソコン館に立ち寄ってみた。以前、exで試作機はガラスケース越しに見てたので、それほどびっくり・・というのはなかったけど、それでもやはりデカイな。今回は中も触ったりできる。じっくり見てたら、店員が話しかけてきた。どうも、この人も相当のケース好きのようで、800Dを使っていて、900Dへの買い替えを検討しているという。900Dの拡張性を指南してもらいつつ10分ほど話し込む。
900Dにかなり傾いてはきたが、オプションのHDDケージが販売されていないので、今買ってもHDDは15台しか載らない。4TBのHDDもまだ高めだし、もう少し様子を見てみようか、と、この日は購入を見送る事にする。


Obsidian 900D

しかしながらこの900D、スペース面ではかなり余裕がある。カスタムでブラケットを作れば、上部のラジエータ格納部にもHDDを吊るす事ができそうだ。5インチベイ上部にもSSDくらいは置けるかも。他にもいくつか空きの空間があり、頑張れば、かなりの台数をぶちこめる。もう少しだけ、ケースをこの900Dか、ANTECにするかで悩んでみる事にする。


<13-05-25>

その後、一向にobsidian 900dがリリースされず、ファイルサーバの構築は頓挫。理由としては、輸送中にサイドパネルが割れる事故が続いて、梱包用段ボールを設計し直しているとか。そうこうしていたら、2chや価格.comに、米amazonに注文していた900dが発送されて、届いたとの書き込みが。そして、国内での価格情報も来た。52,800円!・・・。高い。4万円代にはなるとは思っていたが、5万超えとは・・。円安進んだからな・・。米amaで購入した場合、送料も込みにすると$466とかになるので日本円だとやはり5万に近くなる。ここまで来たら国内で買った方が良さそうだな。発売は6/8ということで、もうすぐだ。しかしながら相変わらずHDDの値下がりは進まず、Seagateの4TBは特価でも17000円をちょっと割るくらい。Westernが出ないと価格は下がらんな・・。


<13-03-24>

予定よりも早くサーバ用パーツの収集が進んでいる。今日は、満を持して、ヤフオクで落札したIBM M1015のファームウェアの書き換え。

オクで落としたM1015の新古品

MegaRAID 9211-8i相当にファームを変更する。俗に、この作業はIT Firmware化と呼ばれている。LSI CorpにおけるIT Firmwareとは、"HBAの接続性とパフォーマンスを最大化したもの"で、もう一種類IR Firmwareというのがあって、こっちは"RAID機能を提供するもの"とのこと。つまり、IT Firmware化するとHBAカードになるということ。自分的にはRAIDは管理やトラブル時の復旧が面倒なので使う気がないのだが、世間では何故、このHBA化が流行っているかというと、多くはzfsという次世代ファームウェアを使うのに適しているからのようだ。zfsはSUNが開発したもので、Solaris以外でもLINUX等でも使用できるとのこと。信頼性や拡張性等、非常に良さげだけど、LINUXをファイルサーバとして導入するのは自分のスキル的には不安が残る。今回も、Windowsベースでサーバを組み、単純に個別のHDDとしてストレージを管理する予定だ。
さて、肝心のIT Firmware化。ファーム書き換えはマザーを選ぶようで、失敗するとただのシリコン板化してしまう。書き換えの大まかな作業は、

1)DOSのUSBブートメモリを作成
2)そこに有志の作ったファーム書き換えツールをコピー
3)M1015のファームのクリア
4)MegaRAID用ファームの書き込み

以上となるのだが、4)で失敗する事が多いらしい。失敗した場合は、DOSではなくEFI Shellで行うとうまくいく場合もあるらしい。
作業は案の定難航。当初、ASUSのZ77ベースのメインマシンで作業を行おうと思ったが、そもそもDOSブートのUSBメモリから起動できない。しかたなく、サブマシンのINTELのH67マシンでやってみると、DOSブートはうまくいく。そこでH67マシンにM1015を挿し、手順3)のファームのクリアを行う。これはSuccess。

ファームウェアのクリアは成功

気を良くして4)を行うと、残念ながらERROR。

ファームウェアの書き込みはエラー

それでは回避策のEFI Shellしかないか・・とH67で試そうとするも、どうすればEFIブートできるか判らない。UEFIを有効にしても、EFIブートの項目等は出てこない。もしかしたら、このマザーでは出来ないのかも・・。
どうしようもなく、またASUSのZ77に戻り、そこでEFIブートを試す。

EFI Shellを起動

UEFI BIOS画面を起動し、ExitメニューからEFI Shellの入ったUSBメモリを指定すると、Shellのコマンドプロンプトに降りる事ができた。恐る恐る、そのコマンドプロンプトでファーム書き換えのコマンドをタイプすると・・うまくいった!良かった。


sas2flash.efi -o -f 2118it.bin -b mptsas2.rom



sas2flash.efi -o -sasadd 500605bxxxxxxxxx

一時はどうなることかと思ったが、何とかIT Firmware化に成功した。M1015はLSIベースのHBAカードとなった。これで、またファイルサーバ構築は一歩前進したことになった。次は、ケースの購入か・・。こちらはいずれにしても、900Dの発売を待つしか無い。


<13-03-23>

M1015が手に入ったので、ファイルサーバ構築のためのパーツ収集に火がついた。今年はINTEL Haswellプラットフォームがリリースされるが、その時期は夏だし、初値は高いだろう。円安動向も気になるので、ここらで値下がり気味のIvyマザーを買っておくのも悪くはない。ちなみに、M1015はPCIe2x8バスなのだが、これを二枚マザーに挿す必要が有る。当初、新ファイルサーバのマザーはmATXにしようと思っていたのだが、mATXだとx8のPCIeが二つある手頃なマザーボードが見つからない(多くはPCIex16が二本あっても片方はx4動作)。ATXにまで裾野を広げると、ミドルレンジ以上で結構候補が見つかる。どうせなら、INTEL NICを搭載したものが良い・・と選択を狭めていくと、ASUSとMSIが候補として残った。なんだ・・結局一年前にIvyが出た時に最終候補として残った二社じゃないか・・。そうして今の現有メインPCのマザーはASUS製となったのだ。同じものを買うのも芸はないので、結局MSIのマザーに絞り込む。Z77A-GD55と65が丁度良いのだが、下位モデルの55でも支障がないので、これにすることを心に決める。
そうして、土曜日に久々の秋葉詣。今回、マザーの他にCPUとメモリも買おうと検討。マザーとCPUはまだ円安の影響は少ないが、メモリはメーカーの減産効果も加わり、昨年後半の最安時と比べると実に倍くらいの値段に跳ね上がっている。今くらいが適正価格のような気もするが、比べるとちょっと損した気分になる。そんなこんなで、安いメモリはないかと思っていたら、Tweetsでユニットコム系のBUYMOREでDDR3-1600のTranscend 4Gx2が、限定特価で2980円との情報。一人1セット限りとのことだが、二回にわけて購入して16GB分getした。ELPIDAチップだし、これはこの時期としては結構お買い得かも。ちなみにこれがなかったら、SanMaxのELPIDAチップの同一仕様のものを、4780円で買うしか無かったところだ。
メモリが落ち着いたところで、いよいよマザーとCPU。あらかじめ、ツクモが安いという事であたりを付けていた。後は、セット割りがどれくらいあるかだ・・。が、意外なことに、ターゲットのMSIのGD55マザーが安くない。上位機種のGD65が特価で13,800円とかなのに、GD55は15,000円オーバーだ。完全に逆転現象。店員に交渉して、GD55もネット価格には合わせてくれることになったが、CPUとのセット割りはきかないとのこと。セット割りは1500なので、これではGD65を買ってもGD55との差は300円程度となってしまう。それではあまりに悲しいし・・ということで、結局上位機種のGD65を買う事になる。セットのCPUは、あまり高性能なものも要らないので、i3の一番安い3220にした。省電力だと3220Tという選択肢もあるが、割高な上、大して消費電力も違わないようなので無難な選択だろう。こうして、実際のサーバ構築は何時になるのか判らないのだけど、心臓部のパーツだけ購入する事に相成った。


MSI Z77A-GD65

余談だけど、ツクモexにはPCケースの購入候補として筆頭に上がっているコルセア900Dのサンプル品が展示されていた。寸法や外観は頭に叩き込んでいたつもりだけど、いざ実物を見ると、デカい・・。本当にこれを部屋に置けるのか?まあ、買う気満々ではあるのだけど、慎重に検討する必要がありそうだな。


ツクモexで展示中の900D


<13-03-17>

M1015の入手に失敗し、SATA用拡張ボードをどうするか色々情報収集。元々検討していたHighPointのDC7280が最有力なのだけど、Windows2012だと動かないとか、マザーとの相性がある、とかネガティブな情報も出てくる。

HighPoint DC728

そんな折にもう一つ候補に挙がったのが、HBA/RAIDカードとSASエクスパンダーの組み合わせ。SASと聞いただけで、高い・業務用というイメージが強くあまり関心もなかったのだが、調べてみると意外と安く構築できる。評価の高い、INTELのSASエクスパンダー・RES2V240でも3万円そこそこで買える。このRES2V240は、HBA/SASとSFF-8087ケーブルで繋ぐ。RES2V240からは、残り5つの8087ポートがあり、20台のSATA HDDを接続できる。SASエクスパンダーはSCSIのようにデイジーチェーン接続ができるため、さらに次のエクスパンダーにも繋ぐ事ができる。

INTEL RES2V240

安いHBAカードが手に入れば、ポート数は少なくてもエクスパンダーで拡張できるのだ。そうなると、HBAカードとして候補に挙がるのはやはりM1015。LSIの安い1ポートのSAS HBAカードでも、2万円以上するので、M1015は魅力的だ。M1015との組み合わせなら、DC7280と同じ金額で導入できる事になる。そうこうしていたら、ヤフオクでM1015の新古品が7000円で10個出品。これなら余裕で落札できる、と挑んだら、案の定7000円で2つ落札することができた。2個有れば16台のHDDを繋げる事ができる。SASエクスパンダーは不要、ということになる、ちょっと残念ではあるが、SASエクスパンダー導入よりはぐっとコストを抑える事ができたのだから、文句はない。


<12-02-26>

またまた懲りずにパーツを購入。2chの書き込みで見つけたSSF-8087-SATAケーブルの特価品。PC4Uという聞いた事のないサイトで、アスクのものと同等のケーブルが1/3の963円と破格なので3本購入。既にeBayで必要本数を入手しているのだが、下L字アングルが便利そうなので追加することにした。


SSF-8087-SATAケーブル


<13-02-21>

ファイルサーバ計画は頓挫気味なのだが、HBAカードに変わって今度はケースに注目するようになった。今使っているSuper18Kは、コンパクトな割に詰め込めば23台のHDDが入る拡張性が魅力なのだが、如何せん小さ過ぎて中がギチギチ。配線作業にも困難を来す。今回は多少大きくても余裕のあるケースにしよう・・と物色。実は、昨年の段階では、NZXTのWhisperかFractal DesignのDefine XLが最有力候補だったのだけど、残念ながら両機種ともディスコン。

NZXT Whisper



Fractal Design Define XL

15000円以下と安いのに、16-18台のHDDが入る拡張性があっただけに、悔やまれる。現行機種だと候補に挙がるのは、Rosewill BLACKHAWK-ULTRA、ENERMAX Fulmo-GT ECA1092AG-BL、coolermaster COSMOS II等。 COSMOS IIは流石にでか過ぎるし、価格も3万円超と高いので選定から外れる。天面がフラットでないのもマイナスだった。

coolermaster COSMOS II

BLACKHAWK-ULTRAは楽天のショップで14000円以下、と破格で売られていて俄然関心が高まる。普通に3-in-2ケース等を咬ました状態だと16台の格納が可能。さらに、内部にかなり空きがあるので、3-in-2のようなケースや、裸族のマンションを置けば、さらに10台くらい載せられる可能性がある。

Rosewill BLACKHAWK-ULTRA

他にも、コルセアが1月のCESで発表したObsidian 900Dという化け物のようなケースも気になる。ゴジラの相性の同ケースは、オプションベイを付ければ、21台のHDDを搭載できそうだ。価格は米国予約価格で$360。日本では4万以上しそうで、発売は今春とのこと。


Corsair Obsidian 900D

そんなこんなでBLACKHAWK-ULTRAに傾きつつ、裸族のマンションを物色していると、なんと既にディスコンであることが判明。残念・・と気を落としていると、2chで同製品がセンチュリーのアウトレットで販売されていることを知り、最後の一台をギリギリ入手。肝心のケース本体の方は決めかねる状態で、しばらく見送りとなった。


裸族のマンション二号棟(CRMS-SV5F)


<13-02-13>

10日ほどして、eBayで注文したM1015が到着。だが、、、なんか梱包が小さい。何かの間違いか?と箱を開けると、小さなチップみたいなのが入った静電防止袋が・・。な、なんだこれ?
明細が入っていたので確認すると、"New IBM M1015 ServeRAID M1000 Series Advanced Feature Key for RAID 5, 50"とある。Key? 何これ? と調べると、すぐに判明。こいつはRAIDカード本体ではなく、オプションのRAID5,50機能拡張用のキーだった。やられた・・。ということで、サーバ更新計画は早くも頓挫の方向に傾いていった・・。


RAID拡張キー


<13-02-05>

一昨年のタイ洪水の影響で、昨年はHDDの値段が高止まり。4TBのHDDも普及価格帯のものはリリースされず、当初予定されていたファイルサーバの更新は見送られた。今年は年始から円安が急激に進み、一旦は下がったHDDの価格も再び上昇基調。相変わらず4TBのHDDも上位モデルのみ。ということで、今のところ直近ではファイルサーバ導入の予定は立ってないのだが、今年の半ばにはWestern DigitalもついにWD Greenの4TBを出すだろうとい噂で必要な更新パーツは随時こま目に購入していこうという事になった。
真っ先に注目をしたのは、HBAカード。これまで、PCIのSATAカードを複数毎挿して凌いできたが、そろそろシンプルに、多ポートのHBAカードで構成したい。一番候補はHighPointのDC7280。一枚で32ポートという大盤振る舞い。価格も円安傾向で若干値上がりしているが4万円少々。SAMRTが見れないのでは・・と気にしていたが、conecoのレビューで問題ないことを確認。
HighPointの次に注目したのは、IBMのM1015というRAIDカード。HBAではなく、HDDを個別認識してくれないのだが、こいつはLSI CorpのMegaRAID 9240-8iの機能限定版OEMらしく、同カードのファームを適用してHBAとして利用できるとのこと。M1015は暫く前にヤフオクで安く叩き売られていたので、このような使い方が一部で流行ったようだ。LSI製品の方がHighPointよりドライバ等の出来がしっかりしており、評判も高い。しかし、最近はヤフオクへの出品も減り、入手が難しくなってきた。ヤフオクでなくても、eBayではあるのでは・・と探してみると、あるではないか、$50で新品が。ということで、すかさず2枚落札。ついでに、SFF-8087から4本のSATAに変換するケーブルも5本購入。日本で買うと一本3000円くらいするのだが、eBayなら600-800円くらい。安いな・・。


IBM M1015