AVシステム・2020

その20・Majik DSM/4の導入


<22-10-08>

久々にKAZOOが待機中・・

iPhoneを買い替えて以降だろうか?iPhoneのKAZOOがMAJIKに接続できない。ルームを待機中のまま、グルグル状態だ。




iPadは問題なく、Macも問題ない。iPhone版の新しいLINNアプリも問題ない。
MAJIKをアップデートしてみよう、と最新のFWを適用してみるが、変化はない。そうこうしているうちに、Mac版も接続できなくなってしまった・・。

過去にも同じような経験があるな・・と履歴を確認するが、原因がはっきりしない。その際はWindows版KAZOOは大丈夫だった・・とあるので、Windows版ストアアプリのKAZOOで試してみる。しかし、今回はWindows版も接続できない。

以前、複数のNICがある環境でも動作しない・・と見たような気がするので、ここで、Windows環境のサブ系統のNICを無効にしてみる。 すると、いきなり接続ができるようになり、アルバムジャケットアートが表示された!




やはり、LANが複数あるとダメなのか・・。ということでMac環境も見直す。バックアップ系のLANなどはなかったが、有線LANの他にWi-Fiも有効になっていたので、これを無効にしてみた。すると、MacのKAZOOも接続できるようになった!



最後はiPhone。これも複数LAN絡みなのか・・と、考えられる設定を探ってみる。まず、モバイル通信を無効にして、Wi-Fiだけにしてみる。しかし、ダメ。VPN接続もしていない。逆にWi-Fi接続をOFFにして、モバイル通信+VPNにしてみてが、これもダメ。
万策尽きて、改めて何か設定はないのか・・と探っていると、左上の三本線アイコンをタッチすると開く画面の左下に、歯車の設定アイコンがあることに気付いた。この設定を開き、タブを細かく確認していくと、謎のサブネットという設定があることに気がついた。
何だこれは?と設定を開くと、192.168.1.0(e0)と、192.0.0.6(ipsec4)と謎の設定があり、こちらが選択されていた!設定を(e0)の方に変えてみると・・・接続できた!ジャケットアートが表示された!






ようやく、KAZOOの接続できない問題の原因が判明した!
ちなみに、Mac版などにも同じ設定があった。ここで、適切なLANが選択されていれば、LANが複数系統あっても問題ないようだ。

iPhoneの(ipsec4)が何を示しているのか不明だが、接続はしていないがVPN設定はあるので、それが関連しているのだろう。
いずれにしても、原因が分かってよかった、よかった。


<21-05-20>

Majikをアップデート

Konfigを起動したら、Updateが来ていたので、適用してみる。







特に見かけ上の変化はないようだ。



<21-04-06>

しばらく、Kazooが使えなくて困る

3月になって多忙な日が続き、Majikで音楽を聞く機会も無くなっていた。ある日ふと再生しようとすると、Kazooで再生ができない。Waiting..のまま反応がないようだ。
サーバを再起動したり、Majik本体を再起動したりしたが変化はない。iPhoneもiPadもMacも同一だ。KonfigからKazooサーバにアクセスすると再生できるので、サーバやMajik本体の問題ではなく、Kazooアプリに問題がありそうだ。困り果てて5chに投稿すると、ウチも同じだ、とのレスが。IGMP snooping OFFで治る可能性が・・とのレスもあった。
自分のLAN環境を見直したが、メインハブのNetgearはIGMP snoopingはOFFになっている。LAN経路が複数あるとダメ、というのでWi-Fiを切ったり、逆にWi-Fiだけにしたりしてもダメ。万策尽きて、Windows版Kazooをインストールしてみたら、な、なんとあっさり再生できた!

Updateは来ないか・・と待っていると、丁度Mac/iOS版にUpdateが。更新してみるが、残念ながら変化なし・・。しかし、色々いじっていたら、アプリ上部のMain Roomの表記のところをクリックしたら、再生待機中の曲のアルバムアートが表示され、それをさらにクリックすると、Kazooサーバのツリー構造に画面が切り替わった。ここでアクセスすると、あっさりと再生が可能になった!
Updateの功労なのか、何か操作上のTipsだったのかは分からないが、再生できるようになって、良かった・・。



<21-02-07>

fre:acでハイレゾWAVをFLAC変換

FLACやハイレゾ音源の整理を行う中で、ハイレゾのWAVファイルの扱いに少々困る。
WAVファイルのタグ情報は、ほとんどの音声ライブラリソフトで認識できないのだ。実はこれまでは、WAVファイルにはタグ情報が埋め込めない、と思っていたのだが、そう言うわけではなく、WAVのタグを読み出せるソフトがないだけのようだ。
iTunesを筆頭に、KAZOOやTWONKY、MediaMonky!はWAVのタグ情報を満足に扱えない。一方で、foobar2000ではWAVのタグは認識できて、Asset UPnPも一部問題があるが基本的には扱えるとのこと。
いずれにしても、今回メインで使用するKAZOOでタグ情報が使えないのは痛い。
ということで、ハイレゾなWAVを可逆な状態でFLACに変換してライブラリ化することにした。

何のソフトを使おうか・・と物色して選んだのはフリーのfre:acというアプリ。以前も使ったことがあると思うのだが、久しぶりのインストール。





ハイレゾで購入した音源を変換して、問題なくハイレゾのFLACファイルを作成することができた。



<21-01-24>

MediaMonkey!とFLACリッピング

Majik DSM/4を導入して、改めてその使い勝手の良さを認識。以前、Sneaky導入時に開始して、途中でストップしていた手持ちCDのFLACでのリッピングを再開することにした。
リッピングは以前から一貫して、dBpowerampを使用しているのだが、タグの編集について不満を持っていた。リッピング済みの音声ファイルの編集はAppleのMusicアプリだと非常に楽なのだが、Windows環境だとMp3Tagsなどのタグ編集専用アプリを使用する必要があり、ライブラリ全体を俯瞰しながらタグ編集をすることができず不満を持っていた。



リッピングに使っているdBpoweramp


タグ編集に使っているMp3tag


ちょっと調べると、MedaMonky!というWindows用のアプリが、音楽再生からリッピング、ライブラリ管理、タグ編集まで一貫して行える統合ソフトであることを知る。
MediaMonky!は基本機能は無償で、オプション機能のみが有償となっている。自分的に必要な機能は基本機能に含まれている。インストーラでセットアップを行い、起動するとMusicアプリのようなUIで、使用感は悪くない。Apple Musicの操作感で、Windows環境下でもライブラリ管理を行えるようになり、まずまず満足だ。

















いざ再開すると、FLACでのリッピングは意外と時間がかかり、難儀する。dbPowerAmpのCDDBは、国内盤についてはAppleよりも大きくヒット率が落ち、手打ちで曲名登録が必要なCDが結構ある。結果的にdbPowerAmpでのリッピングでは平均でCD一枚あたり5分くらい掛かってしまう。これはもう、苦行と思って耐え忍ぶしかなさそうだ・・。



<21-01-02>

Space Optimisationを試す

Majik導入時から試してみたかった、Space Optimisationに挑戦してみることにした。
まずは、LINNのアカウントを登録する。

KAZOOを起動し、左上の三本線をクリック。
右下の設定アイコンをクリックして。
表示されたダイアログ上部の[LINN Account]を開く。








アカウントを登録し、Majikをaddで準備完了。

Konfigでスピーカーを登録する。

作業前にMajikのファームウェアをアップデート。

スピーカーの登録画面でELAZCを選ぶ。

自分のスピーカーは古すぎて無いので、Otherを選択。

左右のスピーカーともにUnknownなスピーカーで登録。

続いて、linn.co.ukのページで、右上の三本線から、[My Account] -> [Manage System]をクリックする。

[Account Details]で[Manage System]をクリック。

[Music System]を開く。

スピーカーがOtherになっている。

[SPACE] -> [Add an Optiomisation]を選択。

SPACE OPTIMISATIONを開始する。

Room Nameを登録。

ここからいよいよ、ルームの登録を行う。CADソフトの容量で、平面図に部屋を描いていく。


部屋の大枠を描く。

部屋の高さを設定。

壁の材質を登録。

梁もCADソフトのように描ける。

使い勝手はなかなか良い。

床の材質を登録。

天井の材質を登録。

窓や扉も追加できる。

扉の寸法を指定。

スピーカー設定を開始。

スピーカーの位置を指定。

視聴位置を指定。

温度、湿度を指定。

壁、床の吸収率を設定。

作成したデータを元に、演算開始。

演算には数十分かかる。

演算が完了した。

効果の程は良くわからないが、プラシーボ効果で何か良いように聞こえる。趣味のオーディオなんて、これで良いと思う。


<20-12-27>

オンライン登録

Konfigを起動するたびに、オンライン登録せいと五月蝿いので、登録することにした。










<20-12-13>

リモコンの電池挿入裏蓋が開けられない

放置していたリモコンを使おうと、電池を入れようとする。電池はボタン電池のCR2032だ。しかし、裏蓋が開かない・・。引っ掛かりの部分を指で押し下げて外す形式のようだが、この押し下げ部分が硬い・・。
指が痛くなるまでトライして何とか開くことができたが、もう少し何とかならないもんだろうか・・。




<20-12-06>

スピーカーケーブルを交換

先週届いたQEDのケーブルに交換すると共に、未接続だったHDMIケーブルも結線。









QEDケーブルは程よい太さで、バイワイアリングの4芯でも配線に困ることもない。バナナプラグもスピーカー本体にギリギリ干渉することなく挿入することができた。
メタルプラグだったら危なかったかもしれない。











一方のHDMI。あらかじめユニバーサルプレーヤーのラックから引き込んでいた光ODAケーブルに加え、PCから配線されている2本の光ODAケーブル、AppleTVからの配線も光ODAに変えて、Majikに繋ぎ込み。
REGZAのHDMI-IN2に、Majikの出力を接続する。



ちょっと困ったのは、TVとMajikを接続した影響で、TVの電源をONにすると、デフォルトのスピーカーがMajik側になってしまって、TV内蔵スピーカーから音が出ない。TV側の連動設定をOFFにして解消した。







余談だが、Kazooの操作感。なかなか良くて、ついつい音楽を聞いてしまう。
手持ちのFLACやDSDの音源を色々聞いてみたが、自然な音場で聴き疲れがない。
ソフトウェアも含めたトータルの完成度の高さはLINNならではのものだ。



<20-11-29>

Majik DSM/4 ソフトウェア周りをセットアップ

残りの物理配線、LANと電源ケーブルを接続する。電源ケーブルは、既存のOyaideのものを流用。背面のシーソーSWをON側にすると、Majikが起動する。前面下部のLEDインジゲータが虹色に穏やかに明滅したが、それ以上の変化は見られない。



物理配線は準備できたので、ソフトウェアのセットアップを始める。










まずは、Kazoo Server。仮想基盤上のメディアサーバにインストールを行う。ウイザードでインストールしたが、スタートメニューにもタスクバーにも、何もアプリが出てこない。タスクマネージャで見ると、exeが動いているので、動作はしているようだ。

Kazoo Server向けの分かり辛い日本語マニュアルを見ると、設定はKonfigで行う、と書かれている。ということで、Konfigもインストール。Konfigを起動すると、メディアサーバの一覧が表示される。Twonky、Asset UPnPと並んで、Kazooがある。










KAZOO Serverを選択し、+ボタンで音楽ファイルのあるフォルダを選択する。
今回、同じVM上のdsdとflacのフォルダを選択する。






KonfigでMajikの設定も確認する。
スピーカーの設定もあり、ELACから、310.2を探したが、古すぎて見当たらなかった。一番近いのはBS312か。Space Optimisationで最適化すると良いのだが、今はパスして、改めて行うことにする。










続いて、再生制御側だ。MacのApp Storeから、Linn Kazooをダウンロードしてインストール。起動すると、Kazoo Serverのメディアファイルにアクセスできた。












音楽ファイルを選択し、再生すると・・・出た!音が出た。Majik経由、ELACのスピーカーから音が出た!

穏やかな感じな音色で、NuForceのようなシャープな感じはないが、良い感じだ。少しエージングすれば音も良くなっていくだろう。

余談だが、QEDのスピーカーケーブルがこの日に到着した。予想よりも全然早かった。ケーブルの交換は後日行いたい。



<20-11-28>

Majik DSM/4 セットアップ開始

前日の金曜日に、MajikがLINN Japanから直送された。
土曜日の朝からセットアップを始める。
まずは開梱。梱包箱に入ったMajikは軽い。高級オーディオ機器としては異例の軽さだ。
箱は、開封注意のシールが貼ってあるが、一度開梱されて再テーピングされた跡がある。





中には、本体とパワーケーブル、リモコンに、LINN Japanで追加封入された5年保証の申込書と、日本語マニュアルが入っている。






本体外観はオーディオユニオンでも眺めていたので、特に違和感はない。軽いけど、それなりの高級感はある。






















早速、TV下のオーディオラックに設置する。既にアンプ、DAP、合計3台を撤去していたので、スペースはガラガラ。
まずはスピーカーケーブルを接続。ターミナルの保護プラグを、先に書いた木ネジで除去する方法で取り外し、既存のYラグのスピーカーケーブルを使用してMajikと結線する。




この日はここままでで、音出しは翌日以降とする。



<20-11-23>

Majik DSM/4 近日発送の連絡

オーディオユニオンから、週の半ばにもMajikが入荷するので、最短のLINN Japanからの直送で良いか、の確認メールが届いていた。 OKのメールを出したので、週末にはMajik DSM/4のセットアップに入れそうだ。事前にHDMIケーブルの配線をやっておいて良かった。QEDのスピーカーケーブルが遅れるが、既存ケーブルでも音出しはできるので問題はない。
ちなみにQEDのケーブルはBurn-inは終わって、11/20には出荷されている。



<20-11-22>

HDMIケーブルを配線







Majik DSM/4はまだ届いていないが、年末は仕事でバタバタしそうなので、ケーブル配線だけ先に行う。
AliExpressに注文したHDMIケーブルは届いているので、配線が面倒なこのケーブルだけ先に配線を行う。

ユニバーサルプレーヤを配置したAVラックから配線する必要があるのだが、ラックの背面に回れるだけラックを引き出すのは困難を極め、ちょっと引き出した状態で表側から何とか配線を行う。
残りの配線は、Majik DSM/4が届いてから行う予定だ。



<20-11-17>

metal barrelsが在庫切れな件

日曜日にFutureShopに発注したスピーカーケーブル。翌営業にショップ担当からメールが届いた。
それによると、メタルバレルがCOVID-19の影響で在庫がなく12月末になってしまう。性能は変わらない赤黒のプラスチックバレルでも良いかい?というものだった。



発注時に、XT25の方は選択肢がMetal Bananaとなっていたが、Anniversary XTの方はForte Bananaというものしか選べなかった。
Forteとは、強いとか、剣の腰を意味する言葉のようだが、勝手にこれがABSプラスチックのカバーだと思っていた。なので自分的には無問題だ。それに、何気にメタルの方が中華っぽくて、プラスチックの方が質実剛健なイメージがある。加えてほんの僅かだがプラスチックの方が柄の部分の径が細くて、スピーカーに挿す時の干渉が少ないように思える。

ということで問題ないよ、と返信を送った。後は普通郵便でどれくらい輸送に時間がかかるかだ。



<20-11-15>

QED Silver Anniversary XT Bi-Wire Speaker Cable - Custom Length £95.00 + Delivery £9.99 -Burn-in:96 hours -AIRLOC Forte Banana x2 - AIRLOC Forte Banana x4 -Length:2m

スピーカーケーブルは既設を流用予定と書いたが、実はその後も新規ケーブルの購入を検討していた。
当初、カナレやZOZOTONEの切り売りケーブルとプラグを購入して自作するか、音光堂にカスタム発注しようかと考えていたが、今ひとつ踏み切れずにいた。
そんな折に、5chで、FutureShop.co.ukという英国の通販サイトで、QEDのケーブルが安い、との書き込みを目にした。
QEDというメーカーは知らなかったが、調べると1973年創業の科学的根拠にもどづいた製品設計、生産技術を売りにするケーブル専業の英国メーカーとのこと。



高価なオカルト製品は作っておらず、以前から定評があるようで安心感はある。国内ではイースタンサウンドファクトリーという会社が代理店をやっているようだ。
ここのケーブルの特徴に、AIRLOCプラグというのがある。ケーブルとプラグを、専用のクリンプツールを使用して、冷間溶接システムでひとつの金属のように密閉するという。電気抵抗が低くなり、接触部分の酸化も防げるという。FutureShopでは、カスタムケーブルで、このAIRLOCの冷間溶接をしてくれる。ハンダや、ネジによる圧着固定と比べると不安定要素がなく、なかなか良さそうだ。

ここで一つ問題が発生する。ケーブル両端のプラグだ。アンプ側はバナナを使うとして、スピーカー側だ。今使っているELACのスピーカーのターミナルには、バナナ挿入口にプラスチックの栓が埋まっている。以前のケーブルは、そのためYラグを使用していたのだが、ターミナル全体に透明プラスチックのカバーが付いていて、使用できるYラグが限定される。幅広のYラグだとハマらないのだ。
Yラグ(海外ではSPADEと呼ぶらしい)で発注して、ターミナルにハマらなかったら相当に悲しい。そうなると、バナナプラグにするのが無難なのだが、そのためにはプラスチックの栓を抜き取る必要がある。

ということで、極細のラジオペンチを購入して栓の穴に挿して、ペンチを広げて抜き取ろうとしたが、うまくいかない。
ダメ元で、ELACの輸入元のユキムにメールで問い合わせしたら、翌日には返事が来た。
内容は、すごく原始的だが、ハッとさせられた。先端が木ネジ状のドライバーをねじ込んで、ワインの栓を開ける要領で抜き取る、というものだった。
生憎、先端が木ネジ状のドライバーが手元になく、最近はドライバセットにもそのようなものは含まれない傾向(以前のドライバセットでは確かによく見たが、使う機会がまずなく、消えていったのだろう・・)のようで、木ネジを直接栓にねじ込み、ラジオペンチでネジごと栓を引き抜く事にした。結果、あっさり引き抜きに成功した。

こうなれば、両端はバナナプラグで問題ない。FutureShopのサイトで、ケーブルをカスタム注文することにした。





ケーブルの選定で最後に悩み、Anniversary XTという昔からのエントリーモデルか、新商品のXT25かで悩んだが、一応前者の方が格上で、後者は銀メッキもないようなので、前者のAnniversary XTにした。アンプ側はバナナx2で、スピーカー側はバナナx4、バイワイヤリング用のケーブル構成だ。
オプションのBurn-in(エージングのようなもの)が無料で選べたので、MAXの96時間を選択。発送は時間を要しそうだったが、この価格の買い物に4-5000円の送料をかけるのも何なので、通常の郵便配送にした。ただ、精神衛生上の観点から、Tracking Optionだけは付けておいた。Majikの到着よりも遅れそうだが、年内には何とか届くだろう。気長に待つ事にしよう。



<20-11-08>

HDMI ODAケーブル到着







Aliexpressで頼んでいたODAのHDMIケーブルx3本が到着した。しっかりしたカラーパッケージで、シールで封印までされている。結構良さげな感じだ。

余談だが、オクで売却したオーディオ機器は、以下の値段で落札された。

IA-7Eは40,000円
Sneaky DSは75,800円
NA6005は35,000円

で、総額158,000円となったが、ここから手数料と送料が引かれるので、約14万円ということになる。
Sneakyが思いの外高く売れてびっくりした。やはり、LINN製品はその商品価値がなかなか下がらないのだな・・と再認識した。



<20-10-16>

現行機器の売却準備

Majik DSM/4は発注したので、現行機器はおいおい不要になる。Majikが来てから片付けるのも面倒なので、早めに取り外し、オクに出品することにした。








取り外し前に、最後の視聴。久しぶりに、MarantzのDAPで再生してみる。
IA7Eの音も含めて悪くない。粗削りだが、解像度は高い音だ。
しかし、DSDの再生では、たまに音の途切れがあった。LANの問題かDLANサーバの問題か、はたまたNA6005の性能の問題か、定かではないが、これはちょっといただけない。もう処分するのでどうでも良いが、使用中のシステムだったら気になる症状だ。

久々に数曲、現行システムで音楽を聴いたので、解体を始める。
IA7E、Sneaky DS、NA6005の3台が一つに集約されることになるのだ。かなりコンパクトにまとまるな。
取り外した機器は写真を撮り、その日のうちにオクに出品した。



<20-10-12>

HDMIケーブルを発注
Vention HDMI2.0ケーブル 1.5m 2,713円 x2@alliexpress
Vention HDMI2.0ケーブル 5m 3,667円 x2@alliexpress Discount -1,651
ジャパンマテリアル プレミアム ハイスピードHDMIケーブル 2m PHAM/PE02M 2,017円@amazon.co.jp

Majik DSM/4を発注したので、早くも周辺アクセサリーの物色を始める。
まず、HDMIケーブル。
今回のMajikには、HDMI2.0入力が4系統と、出力が1系統あり、ARCにも対応している。OPPOのユニバーサルプレーヤは、このHDMIで接続するとして、それ以外の機器も、繋げられるだけ繋げたい。TVに繋がっているHDMI機器は、Apple TV、Fire TV、PS4、PCが二台、AVアンプがある。
PCx2とApple TVはHDMIセレクターを介してTVに接続しているので、これらをMajikに繋げる方向で検討することにした。

接続に不足しているHDMIケーブルとしては、まずはOPPOとの接続のケーブル。これは5mは必要になる。HDMI2.0だと光ベースのAOCケーブルでないと厳しい長さだ。
その他は既設ケーブルの流用で何とかなりそうなのだが、できれば電気的にアイソレーションしたいな・・という欲求から、TVとの接続、Applte TVとの接続用に短めのAOCケーブルを用意することにした。PCx2台は既にAOCケーブルを使っている。
Aliexpressを物色して、比較的評判良さそうで安いケーブルにたどり着く。Ventionというメーカーのもので、な、なんと8K対応のHDMI2.1ケーブルもラインナップされている。しかし自分的には8Kは全く不要なので、価格の安いHDMI2.0仕様のケーブルを、5mx1本、1.5mx2本発注する。

それとは別に、HDMIプレミアムケーブルを物色していたら、日尼で定番のジャパンマテリアルの2mケーブルが特価で残1あったので、思わずポチってしまった。以前もそうだったのだが、日尼では時々このケーブルが一本だけぽつりと特価で販売されていることがある。




発注してからHDMI AOCケーブルについて調べると、今まで無頓着でいた事をあらためて知る事になる。AOCケーブルって光なので、電気的にアイソレーションされたものかと思っていたが、ほとんどのAOCケーブルはメタル線とのハイブリッド仕様のようだ。
これはAliのAOCケーブルの説明図版で気がついた。調べると、メインのTMDSという映像/音声のシリアル伝送は光で行うのだが、それ以外のDDCやCEC、HEC/ARC、5V電源などはメタル線で送受信されるようだ。



うーん、アイソレーションのためにMajikとの結線をAOCケーブルで固めたつもりだったが、これを見る限り意味はないのかもしれない・・。
ちなみにオール光のAOCケーブルもあるようだが、その場合は多分、受信側にも5V給電が必要なのだと思う。
なお、AOCケーブルというものは映像以外でもネットワークの世界でも使用されている。両端が光トランシーバでマルチモード光ファイバーで接続されているのがAOCケーブルで、メタルケーブルを用いたDACケーブルと区分されている。DACケーブルにはアクティブなものとパッシブルなものの二種類があるという。自宅で使っている10GのDACケーブルは、短いのでパッシブなんだと思う。勉強になるな・・。

もう一つ、ケーブルと言えばスピーカーケーブル。
これも今回新調しようと思い、しばらく前から物色していた。
高価なケーブルを使うのもバカらしいので、カナレ、モガミ、ベルデンあたりの汎用ケーブルを使い、音光堂あたりでコネクタ加工してもらおうかと検討を重ねていた。

バイワイアリングを考慮すると、カナレの4S6Gか4S8Gあたりの4芯なものに、Yラグとバナナプラグを付けるのが良さそうだ。その後、ZONOTONEもコストパフォーマンスが高く良いかな・・などと思っていたのだが、10年前のオーディオ機器リニューアルの際の記録を見たらハッとさせられた。
今、現行で使っているスピーカーケーブル、Yラグ、バナナプラグともに結構いい値段のものだったのだ。ケーブルは5,000円@1m、バナナは1式4,230円、Yラグは3,600円もしていた。しかも、現行アンプのIA7Eはバナナ接続ではない・・と何か誤った思い込みをしていたのだが、よくよく見ると、Majikと同じバナナ結線だった。とすると、スピーカーケーブルは現行流用でも全然問題ないということだ。

であれば敢えて中途半端な出費でスピーカーケーブルを新規に準備する必要はなく、既設流用でいける。無駄な投資をしなくて良かった。
電源ケーブル周りも既設流用で大丈夫そうなので、アクセサリー類でこれ以上の大きな出費は必要無さそうだ。



<20-10-11>

ついに、Majik DSM/4を発注!

翌日曜日。冷静になり、改めて店舗に試聴しに行くことにする。
当然、行き先はオーディオユニオン新宿店。Majik DSM/4の展示機があることはWebで確認済みだ。
この店舗には初めて行ったような気がする。
店内には客は誰もいない。二階に試聴ルームがあるようで上がると、確かにMajik DSM/4が置いてある。しかし、スピーカーなどは接続されていない。これでは試聴できないので、階下のスタッフに声を掛けて、試聴をお願いする。









ルーム奥にも常駐スタッフがいたようで、バトンタッチ。セッティングをしてもらう。
スピーカーはamphionという全く知らないメーカー(フィンランドのメーカーで、昨今は有名らしい)のもので、ペアで20万円弱程度のようだ。今使っているELAC 310と大体同じ価格レンジの製品だ。
Majikの外観も確認する。パッと見はSelektと大差ない感じだ。50万超えの製品かと言われると微妙だが、見てくれだけのゴールドムンドみたいなメーカーもあったし、何とも言えない。。 5分くらいして、セッティング完了。PCから操作して、よく知らない洋楽を試聴させてもらう。

正直、出てきた音は、普通・・。
スピーカーもそれほどグレードは高くないし、お世辞にも驚くような良い音とは言えない・・。
まあ、しかし、既にMajik購入モードだし、自分の部屋で自分のスピーカーと繋げてどうなるかは分からないので、もう後はLINNを信じるしかないかな・・。

ということで、10分で買うことを決意。
価格を確認するとメールと同じ15%OFF。念のためもう少し下がらないか確認すると、もう限界です、と即答。
まあ、価格的には十分だし、ここまで来たら買うしかないでしょう。

で、クレジット一括で購入。
久しぶりに店舗で、カードを渡してどこかに持ってかれて決済・・という、高級クラブの会計ような少し不安な状況に。Web通販ではセキュリティ対策とか凄く敏感なのに、こういう店舗って、自分でリーダーに通して暗証番号を打つこともなく決済するって、どうなんだろう? カード番号もセキュリティコードも全部コピーされているのではないか・・と心配になるが、まあ、老舗の店舗なので大丈夫だと信じるしかないだろう。

ということで、50万オーバーのオーディオ機器を購入。昨年Mac Proを100万ほどで購入したので感覚が鈍っているが、一昨年購入した4Kプロジェクターよりも高いので相当な金額だ。外観、質感的には全然チープな4kgの筐体に50万オーバー・・。これまでオーディオ機器にセットで100万くらいの投資はしてきたけど、単品で50万を超えたのが今回が初めてのような気がする・・。
納期は1.5ヶ月くらいとのことなので、慌てずにじっくり待つことにする。

余談だが、ここで店員さんと雑談。roonのことを聞いたが、店員的にはお勧めしない、とのこと。PCを常時使用し、負荷もかかるとのこと。まあ、ピュアオーディオ的な観点からはそうなのかもしれないな・・。ウチは常時稼働の仮想サーバがあるからPCリソース的には全然問題ないのだけど。
まあしかし、初めはLINN純正アプリで楽しんでみようかな・・。



<20-10-10>

Majik DSM/4の見積取得

週末土曜日、いよいよMajikの購入に一歩踏み込む。この日AM、台風の雨の中仕事だったのだが、帰りにMajikの試聴に新宿のオーディオユニオンに行こうか思案。しかし、雨の降りも激しいので断念して帰宅。代わりに、見積もりを取ることにした。
ターゲットはオーディオユニオン新宿店に加えて、Webで取り扱いを確認できたAVAC。
それまで、Web通販での価格も調査していたが、一番安いのがYahooショッピングのサウンドポートとタマガワオーディオ。594,000円をベースに、ポイントアップを加味して、実質536,480円となる。オーディオユニオンお茶の水の10%オフでは、クレカのポイントを加味しても541,777円。
正直、ユニオンかAVACで11%の値引きをしてくれるなら、Yahooショッピング最安より安いので、それで即決しようかと考えていた。AVACは電話での値引き交渉もできそうなので、帰宅後電話してみたが、この日は台風のせいなのか、ただいま電話受付はしていないメッセージが流れる。
仕方ないので、AVACとユニオン新宿店に、メールで価格問い合わせとした。 昼寝をして、2時間後くらいにメールの返信確認。期待していたAVACは、衝撃の600,000円。全然、値引率が低い・・。意気消沈して、ユニオン新宿店のメールもダメだろう・・と期待もせずに見ると・・驚きの、514,250円!な、なんと11%を大きく上まわる15%引きだ!これなら即決していい金額だ!

もうすっかり即購入モードとなってしまったが、ここは少し頭を冷やす意味も含め、一晩寝かせることにした。



<20-10-08>

Roonを知る

Majik DSM/4を検討する過程で、Roonという音楽再生ソリューションを知る。以前もAV Watchの記事で目にした覚えがあるが、あまり興味がわかずスルーしていたようだ。Majik DSM/4を購入した人のレビューで、使用アプリとして、このRoonを使用していた。



調べると、DLNA的な要素を持ちつつ、クラウド上に蓄えた楽曲DBを活用する統合型音楽再生ソフトウェアとのことだと知る。コアとコントロール、アウトプットに機能が分割され、RATTという独自のプロトコルで通信を行う。コアはサーバ機能とライブラリ機能、コントロールは再生コントロール、アウトプットはUSB DACやAirPlay対応機器などの出力を担う。提供されるソフトウェアとしては、全部入りのRoon、コア+アウトプットのRoon Server、スマホ向けアプリのRoon Remote、コアからの指示でオーディオ機器に音声出力するRoon Bridgeの4種類がある。 Roonはそのオーディオクオリティもさておき、高度なサウンドライブラリの分析に裏打ちされた、秀逸なユーザーエクスペリエンスの実現が高く評価されている。



RoonはLINNと同じイギリス発のプロダクトで、Tidalという日本では未だサービスインされていないハイレゾのストリーミングサービスの登場とともに、一気に普及をしていったそうだ。月額$19.99でCDクオリティもしくはMQAに対応したTidal Masterというハイレゾ音源を提供している。ROONは月額$9.99で、$699.99の永年ライセンスも存在する。この二つを組み合わせれば、月額3,000円程度で高音質な無数の音源を、最高のUIで自由に楽しむことはできる。しかし残念なのはTidalは国内では正攻法には利用できず、利用できたとしても洋楽中心の配信サービスであるため、自分の音楽の趣向的にはイマイチ合致していない。しかし、ネットワークオーディオの世界では、Roon + Tidalは旬なムーブメントなのは間違いない。



ところで、LINNはその伝送プロトコルにDLNAを発展させた独自のOpenHomeという規格を策定し、その名の通り規格をオープン化して自身の製品群に活用していった。一方のRoonはRATT、互換性はないまま経過したが、2018年のRoon 1.5で対応が果たされた。プロトコルはOpenHomeでもRATTでもなく、独自のSONG CASTという方式らしい。どちらが歩み寄ったのかは分からないが、LINNもRoonもお互いの存在を無視できなかったのだろう。

まあ、仕組み的なことは置いておいて、ネットワークオーディオのハードウェアの雄、LINNと、ソフトウェアソリューションのRoonがタッグを組んだことはセンセーショナルな出来事である。
せっかく、最新のLINN製品を導入するのであれば、ソフトウェアソリューションの雄であるRoonを導入しないのは画竜点睛を欠くというものではないだろうか。まあ、それは言い過ぎとしても、検討くらいはしてみようと思う。TidalのようなRoonで使える国内のストリーミングサービスがないのが残念ではあるのだが・・。



<20-10-07>

御茶ノ水オーディオユニオンへ行く

一昨年、LINNの新世代のDSMシリーズの先駆けとして、Selekt DSMがリリースされてから、ネットワークオーディオ環境をそろそろ更新したいな・・と思い始めていた。




現在は、プリメインアンプはNuForce IA-7E、DAPはマランツのNA6005、それにLINNのSneaky DSがある。NA6005とIA-7Eだけで事足りるのだが、Sneakyは使い勝手がよく気に入っているので手放せない。しかし、SneakyはDSD音源に対応していない、という最大の欠点がある。

件の、Select DSMリリースのあたりで、LINNもようやく重い腰を上げてDSD対応をはじめた。しかし、新製品とハイエンドラインだけ(実際には、旭化成のDACチップを搭載している機種ということだと思う)で、自分の使っているSneaky DSは当然蚊帳の外。

ということで、DSD対応もしていて、使い勝手の良い、オールインワンの製品が欲しいと思い始めていた。
しかし、Selekt DSMは高い。LINN製品ではミドルレンジ、という位置づけだが、アンプも内蔵した標準モデルで税別88万円、Katalyst DAC版だと110万円と、かなりの額になってしまう。これだけの投資だと、当然スピーカーも含めた全ての一新でないと勿体ない。しかし、現視聴環境は設置場所の制約から、現有するELACの小型スピーカーサイズを置くのが精一杯だ。スピーカー選定の楽しみがないのだとすると、全更新は控えた方が良いだろう。

そんなこんなで、LINN Selekt DSMの購入検討は遠い将来の夢としてお蔵入りとなっていた。
そんな中、今年の8月。LINNの中ではエントリークラスに属するMajikが、新型、DSM/4としてリニューアルされた。Selektのエッセンスを取り込んだ、新世代のオールインワンモデルだ。価格も、税別55万円と、Selektほどではない。これなら、スピーカーは現有ELACを流用し、アンプ、DAPを売却し、Majikに一本化する、という構想も現実的に思えてきた。



発売は秋口、ということでリリース情報や価格情報の掲載を待っていたが、なかなか進展がない。そんな中、銀座にあるサウンドクリエイトではデモ機が入荷し予約制の視聴会が始まったり、購入した人のブログ記事も出てくるようになった。生産数は少ないが、ボチボチ出荷を始めているようだ。
興味深かったのは、和歌山にあるオーディオ店、サラウンドラインモノリスの、YouTubeチャンネルに投稿された開封の儀の動画。この店はかなりLINN押しをしているようだ。
店員さんが、開封からセットアップ、音出しをするまでの30分くらいの映像をまとめている。 この動画、結構正直な感想も伝わってくる。開封して手にもって一言。『軽っ〜』という驚きの声が印象的。また、フロントの操作ボタンも、『なんかこれ取れちゃいそうだけど、リモコン使うからいいですか・・』と、本体なチープな部分を、正直なコメントで伝えてくる。これは参考になる。
5chでも、実機を見た人からは数万円のチャイナプレーヤーのようや外観。との厳しい評もあり、質感・高級感にはあまり期待しない方が良さそうだ。

だんだんと購入モードに傾倒していく中、実機をみたいな・・ということでオーディオ店訪問を画策。この日、10/7夕方、仕事で秋葉原に買い出しに行った帰りに、お茶の水にあるオーディオユニオン・ハイエンドオーディオ店に立ち寄ってみた。

店舗の3階がハイエンドオーディオの新品売り場。それほど広くなく、視聴ブースにはLINN製品はない。店員は電話中で、電話が終わったようなので聞いてみる。残念ながら、この店舗にはまだMajikの実機はないそうだ。しかし、Selektはあるという。外観はそれほど変わらない、というので、Selektをマジマジと眺めてみる。
音出しもお願いしたが、残念ながらセットアップされてないとのこと。
特長的なトップのボリュームノブと、底面の3点支持のインシュレータ以外は、確かに外見はMajikとほぼ同一のように思える。モノリスのYouTubeチャンネルで、取れそう・・と苦笑していたフロントのボタンも、多分同じもののようで、チャチかった。
しかし、外装は、それなりに高級感はある。ボリュームノブがないくらいの相違であれば、Majikでも十分満足できそうだ。
ただ、質量はSelektが約8kgでmajikは4kg。まったく同じ外形寸法で、質量が倍違う、ということは、シャーシの厚さも違いそうだ。この辺りはやはり、実機をみないとなんとも言えない感じだ。
ちなみに値段を聞くと、LINN製品は一律10% OFFとのこと。
当然、即決できる訳もなく、この日は、検討します。とだけ言って店を後にした。