AVシステム・2014

その14・ホームシアターの更新2014



5年半ぶりにホームシアターを更新。4K前の場つなぎとして、フルリニューアルではなく、一部だけの機器入れ替えを実施。


<14-08-20>

DolbyがAtmosについて発表を行う。対応コンテンツは、年内には出る見込みだが、どのタイトルになるかは非公表だった。しかしまあ、大作であることは間違いないだろう。3Dみたいに、Atmos収録コンテンツは別物で割高、なんてことがないと良いのだが・・。 いずれにしても、ONKYOが9月に対応ファームをリリースし、コンテンツが発売されれば、晴れてAtmosのタイトルを自宅で視聴できるようになるはずだ。楽しみ。


<14-08-16>

何か、サブウーハーの効果が薄いような気がして、配線を見直し。使っている47研の単線ケーブル用のRCAプラグはデリケートなのだ。とうことで、オーテクのサブウーハー用のオーディオケーブルを購入。接続してみた。その結果・・・別に変わらなかった・・。サブウーハーの効果の低いコンテンツしか視聴してなかったのか?もう少し調べてみよう。





<14-08-10>

前日の設定で、うまくいっていればそのまま画と音が出るはず。サラウンドの効果を試したいので、視聴の選んだタイトルはMAN OF STEEL。iRemoconで、最低限のボタンの学習のみ行う。Blu-rayディスクを入れ、再生スタート。画も音も出ない・・。
結線ラインを見直す。まず、アンプとプロジェクタの間に入っているヘッドマウントアダプタの、パススルーのLEDが消灯している。マニュアルを見て、ヘッドマウントのOSD設定からパススルーを有効にする。すると、画が出た。でも、余談だけど、TVに画が出ているときはプロジェクターには画が出ないよう。まあ、これは別にいいんだけど。
続いて音の確認。音声の割り当てがおかしいのか・・とか色々悩んだが、結果は何のことはない。VOLが低すぎただけだった。で、画も音も出たので、視聴。サラウンド効果も十分。画はもう何度も見ているけど、色のり良くて解像感も高い。悪く言うとTV的な画つくりのところもあるけど、これは調整でなんとかなるだろう。MAN OF STEEL自体も面白く、堪能することができた。











<14-08-09>

前週の残作業を行う。まず、プロジェクターの微調整。物理的な向きが少々ずれてて、台形歪みが生じていたので調整。フォーカスも再度取り直す。毎度思うが、電動フォーカスがないと厳しいな・・この作業。







続いて、結線修正とアンプの設定を行う。結線の変更は、OPPOのユニバーサルプレーヤからの同軸デジタル結線と、LDからの同軸デジタルの入力位置の変更。AVアンプの出力をTVに接続し、モニター出力と入力割り当ての変更を行う。モニター出力は、MAIN+SUBに。ゾーン設定は行わない。入力割り当ては、ボタン名称と実際の接続機器をなるべく近いものにする。また、音声入力が複数あるものについては、優先設定も行う。ボタン名称はカスタマイズも可能だが、リモコンや本体のシルク印刷されているのは変えようがないので、デフォルトのままにしておく。一通り設定が終わったので、本日はここまでとする。


<14-08-01>

いよいよ、ONKYOのAVアンプの設置とともに、ホームシアター改修の最終結線を行う。
まずは、Dolby Atmos用の天井スピーカー配線。スピーカー自体は、LINNに繋げていた天吊りのJBLのものをそのまま流用。47研の単線ケーブルを追加で這わせる。





ちなみに、Dolby Atmos対応ONKYOのAVアンプ・NR838のファームは9月リリース予定とのことで、現状天井スピーカを使うことはできない。しかし、事前に結線だけは終わらせておきたいので、ONKYOのサポートセンターにTELして、Atmos用スピーカの結線場所を確認する。想定外の質問だったようで、折電となったが、10分ほどで回答があった。Dolby社からの承認待ちでまだはっきりとした事は言えないが、多分、WIDE端子に繋いでもらうことになりそう。との事。不確かでも、調べてくれたことには大感謝。仮結線を行うことにする。
そしていよいよ、NR838本体の開梱。段ボールの大きさ、重さは元々使っていたDENON製と同じくらいか。
今回、配線用にHDMIケーブルも追加購入。















続けて、AVラックを引き出し、既設のDENON AVアンプを撤去。この作業がかなり大変。周辺のものを動かしたり、パスタ状のケーブルを整理したり、難航。なんとか、DENONアンプを引きずり出し、代わりにONKYO NR838を納める。



続けて配線作業を進める。ONKYO NR838がどんな信号にも対応するので、今回は配線をシンプルにして、使っていない機器や配線を撤去する方向に。また、プロジェクタへのHDMIとACパワーのケーブルが長さが1mくらい足らないので、全体にシフトして、タップや中継するHMDレシーバを挿入。これも結構骨を折る。

















全身筋肉痛になりながら、丸一日かけて何とか配線が完了。測定用スピーカーを取り出し、ONKYO NR838の初期セットアップを行う。懸念していたスピーカ配線も問題ないようで、各スピーカからリファレンス信号が発信される。疲れたので、各入力の設定は別日に行うことにする。









<14-07-28>

既にプロジェクタを購入済みで、3D信号に対応したAVアンプを買わなければならない状況に追い込まれていたのだが、決めかねて一ヶ月以上。当初、DENONのX4000が型落ちで値段も下がり最有力候補だった。



が、HDMI2.0に対応していないため、躊躇。また、海外では後継機のX4100Wのリーク情報も上がってきている。



X4100はDolby Atmos対応で、HDMI2.0にも対応。なかなか良さそうなのだが、最大のネックはHDCP2.2に対応していない点。今現在、4KのTVは持っていないし、HDCP2.2に対応した映像出力装置もCSチューナーくらいで、4K BDなどいつリリースされるのかさっぱり分からない状態。しかし、これから5年くらい使うかもしれないAVアンプ。できれば、これらキーフィーチャーは押さえておきたい。そもそも今使っているAVアンプだって、3D HDMIにさえ対応していれば、4Kが本格化する2-3年先まで使い続ける事もできたのだが、ちょっとした購入タイミングのずれで、使えなくなってしまっている。
そんなことを考えて検討していったら、HDMI2.0にもHDCP2.2にも対応し、9月のファームアップでAtmosへの対応も謳われているONKYOのAVアンプ、TX-NR838が最有力候補として浮かび上がってきた。



ONKYO製品は、以前はSeptor2001という高級スピーカーを使っていた事もあるし、AV機器についても最新機能を先取りし、e-Onkyoでハイレゾ音源にもいち早く着目した先見の明もあり、印象は悪くはない。でも、地味な側面もあり、いつも選択の決定打に欠けて、選考から漏れていた。ギブソンの外資も入っていて、以前はINTELからも出資を仰いだり、シーメンスと提携したり、中国系ファンドとパイオニアAV部門の買収を発表したり・・と昨今は真面目なメーカーというより、金・金・金の、色物企業の感も否めない。しかし今回は、消去法でこれしかない、という状況。
だが、購入を決意した当日になって、ネガティブな情報が一つ入ってきた。ONKYOのHDMI2.0は、YCbCr4:2:0対応で、4:4:4に対応していないのだ。DENON等の他メーカーの製品は、4:4:4に対応している。選定したチップの問題なのか?これは気になる。
という事で、4:4:4非対応で何が困るのか・・と調べてみると、意外と困る事はすくないことが判明。現状もDVDやBDは4:2:0で、4K時代になっても、圧縮率の関係でパッケージコンテンツで4:4:4が採用されることはまずないだろう、というのだ。つい最近はじまった、4K/H.265のChannel 4Kも、4:2:0だ。4:4:4を使う機会があるのは、PCの4K出力くらいだ。確かに、既にPCで4:4:4/60pの4Kの出力を利用してたりするわけだが、TVやプロジェクタに映し出すのか、と聞かれると、その可能性は少なそう。だとすれば、4:2:0のスペックでも十分、ということになる。
長くなったが、そんなこんなで結局ONKYOのNR838購入を決意し、アバック通販センターに電話。Web価格は85000円弱で、8万円を切らないかな・・と思っていたら、第一声で、79800円と言われてしまい、出ばなを挫かれてしまった。アバックから送られてきた、消費税増税分、3%値引きカードの話をしたら、さらに3%を引いてくれるとの事。悩む必要性はなくなり、その場で在庫確認。土曜日だったので週明けにメーカーに問い合わせるとのこと。週明け早々の電話で、メーカー在庫確保可能との事で、即決。すぐに入金したら、翌日には自宅に到着した。早いな・・。週末には、セットアップをしなければ・・。


<14-06-14>

前日にHW50ESが到着済みで、朝から設置作業をはじめる。まずは、既存のDLA-HD350を取り外し。それなりの重量があるので、足場を整理して、万全の体制で挑む。事故も無く取り外しが完了し、天吊り金具を外す。


HD350のランプ使用時間は469H



5年半活躍したHD350


続いて、HW50ESを開梱。点吊り金具のスパイダーが取り付けられるか確認。ネジはHD350と同じM5の径であることが確認できたが、深さは12mm程度で、それまで使っていた25mmでは確実に長過ぎる。近所のホームセンターが開店時間だったので、すぐに行ってM5-10mmと15mmのネジを購入。実際に取り付けてみると15mmでは長過ぎて、10mmがちょうど良かった。HW50ESは取り付け穴が3カ所なのでうまくスパイダーを付けられるか不安だったが、3点支持型でうまく固定する事ができた。そしていよいよ天井の受け側に取り付け。HW50ESは9.6kgでDLA-HD350の11kgより若干軽い。難なく取り付けも完了。慣れた事もあるかもしてないが、HD350より楽に行えた。

ヨドバシカメラから到着した梱包箱



梱包箱を開梱



< 箱から出し、HW50ESが姿を現す



側面には入力端子。レガシー端子も現存



底面には天吊り用ビス穴三つ



< 初代スパイダーで三点支持



天吊り作業は楽だった



天吊りされたHW50ES



落下防止ワイヤーも接続



5mの仮設用HDMIケーブル



5mにしては細め



レンズキャップと保護シートを剥がす



やや側面から



既設の電源とHDMIが届かない



3D用純正メガネ


そして夜になり、簡易設定。HW50ESはHD350と端子類が逆側面に出ていて、既設配線のケーブルが届かない。AVアンプの導入もまだなので、今回は簡易配信に留める。HDMIケーブルはセレクター経由で架空配線。一発目の視聴はやはり3Dにしたい。未視聴のコンテンツがあまりなく、"華麗なるギャッツビー"を見る事に。レンズシフト、ズーム、フォーカスと設定を済ませ、他はデフォルトのまま視聴。色乗りもよく、シャープで好印象。3Dでもクロストークはほとんど見られず、立体感も十分に得られる。やはり、ヘッドマウントやTVより全然良い。もっと早く導入すべきだった。眼鏡の負担も軽微で、140分の長編だが、最後まで楽な状態で視聴できる事ができた。この点も大きいな。ということで、主の目的だった3D映画の視聴については全く問題無し。画質面は、HD350も十分に綺麗だったので大きな感動はないが、十二分のクオリティだと思う。唯一の難点は、レンズカバーがキャップ式であること。レンズシフトやズーム・フォーカスが手動な点もマイナスなのだけど、これらは初回に設定してしまえば、あまりいじることもない。レンズキャップだけは面倒だな・・キャップ外したままにしてしまうかも。


<14-06-10>

仕事の合間にヨドバシakiba店に立ち寄り、支払いと発送の手続きを済ます。ついでに、3D眼鏡も購入。合わせても23万以下。茶首指定は金曜日にして、土曜日の朝から設置を行う事にする。余談だが、同時にAVアンプも買い替えようとも思ったのだが、先にも書いた60pやHDCP対応の件があり、今回は見送り、夏あたりまで待つ事にする。ちなみにDENON X4000は既に後継機のX4100のリーク情報が海外サイトでは掲載されている。4K 60pへの対応はされているようだが、HDCP2.2の記述はない。このあたり、実際の製品かでどのうおうになるか、気になるところだ。


<14-06-09>

ソニーのVPL-HW50ESを買う事にほぼ決まり、価格をwatchしていたら、10日ほど前にヨドバシ.comで215,000円までにまで値下がりしていたことを知る。AVACが現時点で228,000円。ヨドバシは10%ポイントが付くのでかなり安かった事になる。ヨドバシ.comで在庫のある店舗はないか、と探すと、akiba店が在庫僅少になっている。慌てて、店に電話すると一台だけ在庫有りとの返答。取り急ぎ、在庫を確保だけしてもらい、後日取りにいくことにする。


<14-06-01>

数年前からプロジェクターの入れ替えを検討していたが、なかなか踏み切れないでいた。3Dコンテンツがリリースされてから考えていたのだが、TVやヘッドマウントディスプレイで我慢をしていた。それでも、TVではサラウンドシステムが併用できず、ヘッドマウントだと長時間の装着が耐えられない・・と、限界を感じていた。ここまできたら4K導入も・・・とも考えたりもしたが、60万を超える価格と、本体の大きさ・重さに躊躇してしまう。



4K対応で100万切りのVW500ES


そんなこんなで、また今回も見送りか・・と思っていたのだけど、最新の価格情報を調べると、ソニーのエントリーモデルが20万円そこそこで買えるので、場つなぎ的に買うのもいいかな・・と思い、急に検討モードに突入。候補は、ソニーの新製品、HW55ES、HW35ES、そして一年前の型落ちのHW50ES。35ESのみ、オートアイリスがない。それ以外は、3機種に大きな違いは無い。プリセットの数が違うとか、若干のソフトの差異程度。価格は、55が30万弱。35と50が22万前後。55は高いのと、オートアイリスがないのは辛いので、必然的に50の購入に絞りこまれる。月末のAVACの大商談会まで、検討モードのまま待つ事にする。



発売されたばかりのHW55ES




新発売ながら22万円前後のHW35ES




型落ちだが機能・性能では劣らないHW50ES


また、プロジェクターを買い替えるとなると、必然的にAVアンプも買い替えが必要となる。今持っているDENONの3808は、3D信号を通さないからだ。調べると、同じDENONのX4000という機種が人気ナンバーワンで、性能・音質も良さそう。3808よりもエントリーよりではあるが、これで十分だろう。ちょっと気になるのは、4Kへの対応。今回プロジェクターの4K導入は見送ったが、TVは今後4Kが値崩れを起こしそうだし、4K-BDとかが出てきてもおかしくない。できれば、AVアンプは対応製品を買っておいた方が良さそうだ。X4000も一応4Kパススルー対応はしているようだが、30pまでの対応のようで、60pやHDCP2.2への対応は無理そう。実用的には、当面必要は無さそうだが、悩ましいところだ。