AVシステム・2008

その12・3D機器の導入



2011年は自分的には3D元年。ということで、一気に3D-AV機器を導入。


<11-11-12>

ついに、今年の3D映像機器導入の最終段階とも言える、ヘッドマウントディスプレイが到着。有機ELのパネルを使った期待の製品だ。 早速、実機のインプレッション。まず、HMDをかけた時の感動。眼前にスクリーンが広がる感じが本当に得られびっくり。眼前に浮かび上がる感じで、サイバーだ。
問題は、装着面。眼鏡の上からのためもありなかなか難しく、初めは苦労した。おでこで押さえて良く見える位置を探し、バンドで固定・・というコツを把握したら、比較的うまく付けられるようになった。それでも、自分は左右の視力差もあり、右眼の外側がちょっとぼけた感じになり、ベストポジションにもっていくのがなかなか難しい。また、2時間も映画を見ていると、おでこや耳が痛くなってくる。まだまだ装着にコツがあるのかもしれないので、何とも言えないが、長時間視聴は少し厳しいかも。

画質は良好。フルHDではない、720の画素だが、粗さは全く感じない。有機ELの発色性も良好。売り文句の視聴距離20mの映画館の750インチスクリーン・・に見えない事もないが、近くで見る60型の液晶テレビみたいにも見える。3D感は、今回見た映画(パイレーツオブカリビアン4)のせいか、過度な奥行き感は感じなかった。このあたりは他のコンテンツでも検証をしてみたい。2Dを見るのでも十分真価を発揮するのは良い感じだが、装着が面倒で、一度付けるとそうそう外せない。手軽さがあれば、より良いのだが・・。ゲームなんかも試してみたいもんだ。
音声は5.1chのバーチャルサラウンドというが、普通のステレオ程度にしか聞こえなかった。ヘッドホンが取り外し式だと良かったのだが・・。
という事で、少々手厳しいファーストインプレッションとなったが、もう少し使い込んで検証してみたい。



SONY HMZ-T1

---その後の使用感---

実は、その後ヘッドマウントディスプレイはほとんど使われていない。世間では評判は良いようだが、自分には、長時間視聴がとにかく辛い。1時間を経過したあたりから、おでこや耳が痛くなる。特に、耳は耐えられなくなってくる。これは、眼鏡を掛けている事にも起因しているのかもしれないが、映画を見るのが非常に苦痛になる。さらに言うと、見るコンテンツもあまりない。パイレートオブカリビアンの後に入手したのは、ラプンツェルと、この製品の購入特典でもらったハリポタだけ。普通の映画はプロジェクタで見た方が楽だし、臨場感あるし、全然良い。という事で、なかなかこの製品の出番がないのだ。
余談だが、ソニーの3Dハンディカムで撮影したオリジナルの3D映像をこれで見たら、なかなか良い感じだった。長時間でない、さくっと視聴する用途には最適だ。まあ、奇麗だし、面白い商品だし、所有欲も湧いてくるので後悔とかは全くないけど、世間では未だに品薄状態のようで、あれだけ入手に熱を入れたのは何だったのだろう・・と考えてしまう。



<11-09-18>

3Dの再生・編集環境は日進月歩で整ってきているのだが、PCでのMVCファイルの再生はStereoscopic Playerくらいでしか行えず、ストレスを感じていた。Stereoscopic PlayerではMVCを扱う事ができるが、HDMI1.4出力でSONYのBRAVIAにフレームパッキングで表示することはできないのでイマイチ・・。そんな理由で、Stereoscopicをレジストできずにいたのだが、そうこうしていたら、PowerDVD11が、MVCファイルの再生に正式に対応した。3グレードあるうちの、上位2バージョンが3D対応している。丁度、Vectorで20%引きのキャンペーンを打っている事もあり、折角だから最上位のUltra版を購入した。

このPowerDVD11は、HDMI1.4によるフレームパッキング出力も可能なので、対応したグラフィックボードも購入する事にした。RADEONだと、最新の6000シリーズはHDMI1.4対応だという事が判った。ゲームとかするわけではないし、電力食いも嫌なので、ミドルでも下のランクの、RADEON6670のGDDR5-1Gのものを買うことにした。Sapphire、HIS、ASUSあたりで悩んでいたのだが、秋葉に出向き、結局店頭で一番安かったSapphireのものを購入。

Sapphire RADEON HD 6670

MVCファイルの再生は簡単で、特に設定する箇所もない。再生ウインドウの下部に、3Dアイコンがあるので、これをクリックすると3D表示に切り替わる。RADEONからの3D出力をBRAVIA側も感知してきちんと切り替わってくれる。再生時に、HDMI1.4出力時はシングルディスプレイ環境を推奨する、という警告がでるが、デュアルディスプレイでも問題なく表示される。ただ、Aeroは強制的にOFFになってしまう。ちなみに、非3Dディスプレイではアナグリフで表示される。

基本接続には問題無さそうなので、配線周りのセットアップに進む。配線の関係でTVとRADEONの間に既存のPLANEX製のHDMIセレクターを挿入したら、正常に表示できなくなった。スペックを調べると、PLANEX製はHDMI1.4には非対応。パッシブに近いセレクターなので影響ないかと思っていたが、意外。調べると、BUFFALOのものが1.4対応で評判も良さそうなので、早速購入。交換したところ、セレクターを介しても問題なく3D視聴ができるようになった。

BUFFALO HDMIセレクタ BSAK301

さらに調べていると、実はSandyBridgeはネイティブでHDMI1.4に対応していることが判明。試しに、SandyベースのサブPCにもPowerDVD11を入れてみたところ、何事もなかったように3Dの再生が行えた。
これでは折角買ったRADEONが悲しいので、RADEONの特長であるトリプルヘッド出力を活かし、DVI、HDMI、DisplayPortの3画面同時出力環境を構築してみる。この環境でも、HDMI接続のBRAVIAに3D映像を表示することは可能だった。素晴らしい。

と言うことで、PowerDVD11のMVC対応により、PCでの3D再生環境もほぼ完成した。PC環境に関して強いて欲を言えば、あとは手ごろなHDMI1.4出力対応の裸眼3Dディスプレイが出てくれたら、欲しいくらいか・・。



<11-08-14>

TD10で撮影した3D映像を、Vegasで編集してアナグリフ形式で書き出し。EDIUSでモザイク入れして720pにトランスコード。という制作作業を行う。忘れないように、自分用備忘メモ。

■Vegas Movie Studio
・AVCHD(1920x1080/60i)のプリセットを開く。
・プロジェクトメニュー⇒プロパティ⇒ビデオタブのステレオスコピック3Dモードから、アナグリフ方式を選ぶ。
・オプションメニュー⇒ユーザー設定⇒プレビューデバイスタブのステレオスコピック3Dモードから、アナグリフ方式を選ぶ。
・ビンクリップ(プロジェクトメディア)にMTSファイルを追加する。
・ビンクリップをタイムラインに追加。
・編集メニューから分割を選ぶ。
・不要な部分を削除する。
・プロジェクトメニュー⇒レンダリングを選択
・出力形式で、Sony AVC/MVC 1920x1080-60iを選択

■EDIUS Neo
・OHCI 1920 FULL-HDのプロジェクトを開く
・BINクリップにM2TSファイルを追加。
・タイムラインに追加。
・編集メニュー⇒カットポイントの追加で分割。
・Effectタブから、ビデオフィルタの矩形フィルタをビデオトラックにドラッグする。
・Informationタブの矩形フィルタをダブルクリック。
・ムービングフィルタのタブを選び、内側⇒モザイクを選択、ムービングパスにチェックを入れ、モザイク領域を選び、追加する。
・ファイルメニュー⇒書き出し⇒ファイルに出力を選択。
・H.264/AVCで、変換処理を有効にするをチェックして、720-59.94pを選択。

★音量調整
・トラックVAの左端の▽を選ぶ。
・同じくトラックVA下のVOLを選び、ポイントをクリックで追加していく。



<11-07-10>

赤青の、アナグリフ方式のメガネが欲しくて、stereoeyeというサイトで、以下の三種類を購入。

SG004A 赤青メガネ・フィルム製 手持ち式 80円
SG005A 赤青メガネ・フィルム製 耳かけ式 120円
SG002C 赤青メガネ・紙製 耳かけ式 120円

これで、Vegasで作成したアナグリフのムービーを視聴できる。


3種類のアナグリフ方式メガネ


<11-07-03>

ソニーの3Dハンディカムが生成する、MVCのファイルをオーサリングできる、ソニーのノンリニア編集ソフトの廉価版を購入。Vegas Movie Studio HD Premium 11だ。USのソニークリエイティブから購入だが、ソフトは日本語版。日本語のメールサポートも受けられるという。


Vegas Movie Studio HD Premium 11


<11-05-17>

3Dハンディカムから、ワンタッチディスクで3D-BDへのダビングが可能になった、ソニーのBDレコーダーを購入。それまで使っていたX95は、OPPOの導入もあり、お役御免に。このAT700は、当然3D-BDの再生にも対応しているので、手元に3D-BD再生可能なプレーヤーが、一気に3台になったことになる。



SONY BDZ-AT700


<11-05-14>

ついに、3Dハンディカムを購入。今年の3D環境整備は、このハンディカムのためと言っても過言ではない。自分でフルHD、フルフレームの3Dビデオが撮影できるんだから、凄い時代になったもんだ。


SONY ハンディカム HDR-TD10


<11-05-10>

3D BDにも対応した話題のユニバーサルプレーヤー、OPPOのBDP-95を購入。丁度在庫切れだったみたいで、到着はGW明けとなってしまった。とにかく起動が早く、レスポンスが良い。画質も良好で、SACDやDVDオーディオも再生できる。Webに転がっているスーパーディスクというファーム書き換えのCDを使うと、DVDのみだがリージョンオールにもなる。それでいて、輸入送料入れても10万円切る価格。素晴らしいね。


oppodigital BDP-95


<11-04-29>

oppoのユニバーサルプレーヤーを発注したので、GW中に設置環境を整備する。不要になったデノンのユニバーサルプレーヤーとSACDプレーヤーを取り外し、AVラックの配線をし直す。余談だが、今回買ったソニーの3D BRAVIAはS端子が撤廃されていた。これまでのビデオ周りの配線が、Sベースになっていたので、コンポジットビデオの接続も追加するように変更した。


ED-Betaビデオデッキ

PanaのS-VHSとVictorのセレクター

PioneerのHD-LDプレーヤー


DENONのAVアンプ

TEACのタップ

ソニーのBDレコーダー


<11-02-05>

TV、メガネ、プレーヤーに3D-BDと、3D視聴に必要なハード&ソフトが一式揃ったので、コンテンツを再生する。ソフトは、BRAVIA購入特典に、別途購入したDEEP SEA等3本が入った3D BDパック。SONYの3D BRAVIAは視聴位置の制限が厳しく、ちょっと斜めになるとクロストークが発生したりする。メガネが意外と重く、ワイヤレスヘッドホンも付けると、圧迫感が強くてフラフラしてくる。


SONY TDG-BR100


<11-02-04>

BRAVIA用の、3Dメガネを購入。値段が下がるのを待っていたのだけど、高値安定状態なので、諦めて通販で入手した。


BRAVIA購入特典の3D BD


<11-02-02>

3D BDの再生環境を構築するために、今更ながらPS3を購入。流石にPS3は起動時間もメニューの動きもキビキビしていて、小気味良い。ネットワーク機能も充実しており、メディアセンター的な使い方も十分に可能。


SONY PS3 CECH-2500A


<11-01-29>

3Dハンディカムが発表され、今年はビデオカメラを中心とした、3Dビデオ視聴環境を整える事にした。ハンディカムは4月発売なので、まずはTVから購入する事に。エコポイントが終わる直前は、TVの値段が値上がりしそうなので、ちょい前にヤマダ電機で購入した。40型だが、薄型で淵も狭いので、それまで使っていた37型のREGZAと比べて、それほど大きくなったという印象はない。


SONY 3D BRAVIA KDL-40HX800